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お揃いを着る


Peas in a Pod

夫と私は、似た者夫婦のようです。もとは赤の他人ですが、「ごきょうだいですか?」と言われることがあります。私は、他人に間違われることも多く、夫に「あなたって全く特徴のない顔よね」と言われます。最もよく見ている人にそう言われるほど平凡です。

平凡で特徴がないことを生かして、他人のふりをして、何かもの凄いことをしようと画策していますが、未だ何もできていません。でも、何も「もの凄いこと」をしなくても良いです。

普段の服装

服のことで毎度ゴチャゴチャ悩みたくはないので、普段は、

  • 白無地又は青と白の襟付きシャツ

  • 紺またはグレーの無地ニット

  • 紺、黒またはグレーの無地パンツ

パーツは、どの3個を組み合わせてもおかしくないようにしてあります。服を選ぶのに1分かかりません。オシャレは二の次以下で、合理性と快適さを追求しました。

これだと、絵に描いたような日本のサラリーマンの服装です。「サイズが合えば、男性が着てもおかしくないと思います」と夫に言ったら「わしにあなたの服を着ろってこと⁈」と言われたのですが、そういう意味ではありません。夫は、服に無頓着なので、私が買います。若いころは「あの先生、奥さんに服を選んでもらってるんですって」と笑っていましたが、全く笑い事ではありません。

お手本

数年前に、bonさんとponさんのご夫婦がネット上で人気沸騰しました。お手本にしたいですが、このようにステキにお揃いで決めるのは簡単ではないと思います。でも、日頃、服を買うUやMは、男性用と女性用でほぼ同じ色と形の服が結構あります。夫の服を買うときに、自分の手持ちの服と似たものを選べばお揃いにできます。そこまでお金のかかる大事業ではありませんし、顔が似ている夫が、似たような服を着てもおかしくないはずです。

お揃いで外出

コルネリス・ド・フォス《夫婦の肖像》17世紀
Nivaagaard美術館

我々の服装は、特徴もなく、服をほめて頂くなどは、まずありません。完全なペアルックは恥ずかしいので、襟の形やボタンの有無など、相似形にならないようにして、緩いお揃いで出かけると、「お揃いだね!」「かわいいですね」「真似したい!」と言って頂くようになりました。当初、夫は消極的でしたが、最近は「お揃いで行こか」と言います。単独ではおもしろくもおかしくもなくても、揃えると、ちょっとおもしろくなります。bonさん、ponさん、Uさん、Mさんに感謝です。



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