【手放しから学ぶ】金の価値
身軽に生きるため、手放したものの記録をつけます。
手に入れる時より、手放す時の方がエネルギーを要するのは、人間には執着心があるから。
この執着心を和らげるために、それをネタにして、学びの機会にしてみようと思います。
手放し=学び。
8/2 ピアス
金属アレルギー持ちだから、ゴールドフィルド(GF)のサージカルステンレスのもの購入してみたけど、着けたらやっぱり被れてしまった。
モザンビークガーネットの色味は好きだ。けど、ピアスの穴がじゅくじゅくしてきて、痒くなって、皮が剥けて、痛くなるから、着けられないのが悲しい。
高い買い物ではなかったから、捨ててもいいのかもしれない。
けど、使えるものを捨てることに抵抗がある。
なので、フリマアプリに出品したら、ようやく売れた。
買い値は¥850。売れ値は¥777。
ここから手数料と送料がかかり、商売だったら¥234マイナス。
数字にしてしまうと損失は大したことない。
けど、出品に伴う写真撮影と商品説明、売れなかった時の100円単位の値下げ、梱包、発送、評価など、
この千円にも満たない物にかけてる時間を、私の時間単価で計算すると、更にマイナスだ。
売れない期間にモヤモヤしている時間も含めると、無駄な意識、膨大なエネルギーが失われた。
そう考えると、いっそ捨ててしまった方がプラスだという理屈は一理ある。
ただ捨てるせよ、売るにせよ、目の前から物を消し、減らしたという意味での目的は達成できるが、
その過程で肝心な気持ちの整理というものが、できていないと、手放しの効果は存分に活かせない気がする。
こうやって手放す過程に伴う気持ちを文字に起こす作業をしてみると、
その物を手に入れる時にどんな期待があって、実際に使ってみてどんな不具合があって、手放すためにどんな苦労があって、手放した後にどんな開放感が得られたかという一連の感情を振り返ることができる。
すると、なるほど、この経済的にも、時間的にも、精神的にもマイナスであったとしか思えなかった買い物から、感じ、学べることもあったということに気づく。
私の場合、ゴールドフィルドや、サージカルステンレスでも金属アレルギー反応を起こすから次回からは金だけにしよう、という学びを得られた。
その後、18金のピアスを3倍の値段で購入したら、アレルギー反応を起こさなかった。
安いGFのサージカルステンレスが合わないことを経験していたから、3倍の値段の金のピアスを買えたし、金の価値を実感することができたのだった。
これで、やっと「ありがとう」という言葉を添えて、手放せる気がする。
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