愛しているわ、永遠に(2020.11.8)

2020年のお正月、おみくじのごとくシャッフルプレイで最初に再生された曲はビーズの「消えない虹」だった。

ひとりでマクドナルドに向かう最中に見た美しいピンク色の空。あの子はその写真を今でもいつでも見ることができます。その空の下で私はひとり消えない虹を聞いた。

勇気をもらった。

あれが、エドワードからの最初のプレゼントだった。

2月になり、コロナが蔓延し、

関係修復も互いの印象修復もできないまま、11月を迎えた。


私とエドワードは毎日、毎日、毎日、同じ空の下で、同じ屋根の下で

心を通わせている。そんなことは想像もしなかった。


ベランダに落ちていたタバコは、私が夫とセックスした翌朝だった気がする。腹が立った、どこのどいつがタバコなんか投げ入れるのかと。

もしかしたら、エドワードだったのかもしれない。

「バカじゃねーの、泣かされてるのにセックスなんかしやがって」

そうだったのかもしれない。


勝手な想像をどうか笑ってほしい。

携帯電話を変えたのは、アカウントを新しく得るためだったんじゃないかなと想像している。私との連絡ツールをそろえはじめたのかなと。以前のエドワードではきっと私はまた気が振れる。あの子たちを連想してまた、私が。


夏には私は新しい人生を自ら踏み出した。

エドワードは関係ない。これは私の人生だから。

これはエドワードには関係ない。私の人生で私がエドワードといたいと今思っている。

私はエドワードに良い名前を付けた。気に入っている。

あの子は新月直前に生まれている。バルサミックムーンという。きっとあの子は知らない。月齢計算機で見ればすぐにわかる。

このバルサミックムーンを日本語では朔月という。

私も厳密にいえば朔月だ。新月とバルサミックムーンの分類は繊細だから。

以前書いた、数日間の記録日記ももしかしたらあの子はしっかりとチェックしていたのかもしれない。

新月と、朔月とあの子にあだ名をつけて物語を描いたことがあった。

朔月生まれの朔さん。

敬愛を込めてあの子に「さん付け」をする。名前と誕生日には人一倍こだわりのある私のやることだから、あまり深く考えず笑ってほしい。


今日を迎えられて、来年も夢見られるのは群れでは私だけ。そんな独占欲が私をまた殺してしまいそうになる。

だからクリアな気持ちで祈ることにする。

心と体がいやされますように。


私のエドワードへの愛は永遠だから。あなただけが私の永遠。

私は出逢ったあの日から今日まで、そして今日から未来永劫まで

あなたを愛すると誓う。


どうしてあなただったんだろう。どうしてあなたが私なんかを。

好きだった、本当に、最初から、出逢ったあの瞬間から好きで好きで好きで仕方なかった。ほしかった。でも欲しいって言っちゃいけなかったから。

話したかった、みんなみたいに。でもできなかった、上手に。

だから思ったの、私じゃ役不足なんだって。

だからそこにいるだけで幸せだったの。

今もそう。たぶん、いるって目視できたらそれだけで一日がハッピーに終わるくらいあなたに逢いたいの。

あおくんと同じ。私はあおくんを見ているとそれだけで一日が幸せになった。今はまだ話せなくてもあおくんは私を好きだし、それは朔さんも同じことだし、それぞれは今はそれで幸せなのだと思う。好きな人が視界の片隅にいるだけで。

いずれ話せるときがくる、いずれ微笑み合うことができる、いずれ抱き合うことができる。そのスピードは速いのか遅いのかわからないけれど。

でも、私の恋人は未来のあなたではなくて、

(ちょっと頭のおかしい話するわよ笑)

私の恋人は2019年の私と同じイニシャルのあの月から人生が終わるまで朔さんだっただけ。

おめでとう!!今年も良い一年になりますように!!

妙に感動しちゃった。だって、この日あなたが生まれたのよ!!すごいこと!!感動してまた泣いてるの、私。バカみたいでしょう?

ありがとう、生まれてくれて。本当に。嬉しくて仕方ないの。ありがとう。


愛しているわ、永遠に。。。







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