ヘヴィトリップ

昨日のアーカイブです。

動画の中で話すのが難しいとは言ったが、決して悪い映画ではない。

むしろ面白い。

『メタルバンドあるある』がとても多く、一般の人よりは経験者の方が楽しめるのは事実。


この映画でとても好感が持てるのは、メタルをやっている人がバカな奴らとして描いていないことだ。

普段は世の中のためにしっかり働き、週末に仲間と集まり演奏をする真面目でいい子。

これは実際そのとおりで、一生懸命メタルをやっている人は性格にクセがある人は多いが悪い人はほとんどいない。

ロードオブカオスに出てくるような人は基本いないと思っていい。

ヘヴィメタルとジャズは、部屋にこもって一生懸命練習しないと演奏できない。

毎日毎日繰り返し同じフレーズやスケールを繰り返し弾き続ける。

破天荒な振る舞いをしている余裕はない。


映画の中で酷い暴言を浴びせるのはメタルをバカにしている奴らという描き方もリアルで良かった。

昔はヤンチャ(この言葉大嫌いです)していた人はヘヴィメタルを絶対やっていない。

真剣にヘヴィメタルをやっている人は必ずバカにされた経験をしているもの。

何も悪いことをしていないのに難儀な話である。


アラブ系の人達をテロリストと間違うシーンはよく問題にならなかったなぁと思う。

ノルウェー軍と戦ったり、バイキングが無理やり出たりドタバタも多いが、フィンランド人の生活や人々の側面を観れる良い映画でした。


ふだん穏やかな人こそ内に秘めた爆発力をもっているもの。

明日、誰がスーパーヒーローになるなんて誰も分からないよ。





サポートいただければツインテールの活動がより円滑に動きます! それはつまりジャパニーズヘヴィメタルが動くということだ!