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言葉や文章の表現の豊かさを感じてみる

文学を読んでいると自分の言葉を

アウトプットをするたびに自分の言葉選び、イメージの切り取り方など不満を残すことがほとんどである。
これだけ日常的に利用しているものも、発しているものが違うだけでこんなにも印象が違うものなのか。

作家という職業は、物語を編み言葉だけで表現する仕事である。
過剰でもなく不足でもなく、難解すぎず平坦すぎず。

血と汗の結晶をこんなに安価で味わえるとはなんと恵まれたことか。

そこまで到達する覚悟はないが、憧れもなくはないのかな。
世界中に溢れる文学作品を死ぬまでにどれだけ読めるかは分からない。

読書とは第一に“読んでいる精神の駆動そのもの”のことであって情報の蓄積や検索ではない。ということをたまに素晴らしい本を読むと思い出させられる。

保坂和志の『言葉の外へ』


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