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【Focused on the PL】#1 ブライトンを追い続けたくなる魅力とは。

こんにちは。ヨシキです。ご来訪下さりありがとうございます。このアカウントでは欧州サッカー(プレミアリーグ)を中心に、サッカーの魅力を伝える文章を書いています。

今回のテーマは新企画【Focused on the PL】。プレミアリーグのあらゆるチーム・選手について触れていく企画です。

第一弾は今注目のブライトン。今プレミアで勢いのあるチームのご紹介です。


熱気に包まれるアメックス・スタジアム

イングランド南東部、イースト・サセックスをホームタウンとする、正式名称ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC

英国を代表する港町に拠点を構えるクラブは、17-18シーズンのプレミアリーグ昇格以降、クラブとして着実な成長を遂げています。

国内の強豪とも渡り合えるほどに力をつけたチームを応援しようと、週末はホームスタジアムである『アメックス・スタジアム』は熱気に包まれています。

観ていて面白いサッカー

このチーム最大の魅力は、前任のグレアム・ポッターが構築した基盤と、それをアップデートしている現任のロベルト・デ・ゼルビが展開するポゼッションサッカーです。

最終ラインから丁寧にボールを動かしながら、相手陣形にスペースと歪みを生み出し、突破に強い両翼の背後に良い形でボールを送る。ビルドアップにおいてはショートパスが基本ですが、背後を狙う際はロングレンジのボールも多用します。

さらに目を見張るのはスタイルの徹底。相手が格上であろうと、決してそのスタイルは曲げずに戦います。徹底して磨き上げたスタイルが結果に現れ昨季はクラブ史上最高順位の6位でフィニッシュ。

今季も開幕から6節を終えて3位に位置し、高いポゼッション率やシュート数(枠内シュート数)、ビッグチャンス数などの攻撃スタッツにおいても上位に名を連ねています。さらに得点数においてはマンチェスター・シティやリヴァプールを抑え、見事リーグトップを誇っています。

移籍市場における立ち回り

移籍市場における立ち回りは秀逸で、プレミア一番の"買い物上手"なクラブです。

連れてきた無名の若手をトッププレイヤーへと成長させ、高値が付くタイミングで売却。得た資金でまた新たな選手を獲得というサイクルを形成。チーム力の向上とネームブランディングにも成功しています。

その確固たる例が20-21冬に500万ユーロで獲得したモイセス・カイセド。在籍わずか2年半でスター選手にまで登り詰めた彼は、今夏に1億3000万ユーロの移籍金を残しチェルシーへ移籍。また、半年前の移籍市場(22-23冬)ではアーセナル移籍が秒読み段階となるものの、シーズン途中の移籍であることや、代役の確保が難しいことからクラブ側が放出を拒否。まさに"機を見るに敏"。時と場合を間違えない、フロントの判断力が素晴らしいです。

下記画像は、近年ブライトンが放出してきた主力選手たちの一覧です。毎年のように主力選手を売却し続けながら、16位(20-21)→9位(21-22)→6位(22-23)※1 と成績を伸ばし続けているのですから、なんと恐ろしいクラブなのでしょうか。
※1 23-24シーズンは6節を終え、3位に位置付けています。

2021-22夏以降、ブライトンが放出した主力選手たち

注目選手

#5 ルイス・ダンク

アカデミーで育ち、強烈なリーダーシップで最終ラインからチームを引っ張るCB。攻撃では正確なパスとフィードで好機を演出。個人的に一番観てほしい選手です。

#13 パスカル・グロス

本職は中盤ですが様々なポジションで活躍し、セットプレーのキッカーを務めるMF。チャンスメイクだけでなく、自ら得点を奪う能力にも長けていて、本当に何でも出来る選手です。

おわりに

三笘選手が所属するチームということで、いまや日本ではお馴染みのチームになりましたが、今回はその他にも注目してほしい要素が沢山あるので、上手く伝えられればと思い書かせていただきました。

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