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#本棚をさらし合おう~本棚整理は心の整理~

本棚ってさぁ

「プレイリストをさらし合おう」に続いて「本棚をさらし合おう」という企画への参加です。あきらとさん、素敵な企画有難うございます。

本棚をさらすのって若干、自分を知られることへの抵抗もありつつ、
でもこんな本読んできたよ&読んでるよってだれかと話したい欲求も私はあります。

本棚って面白い、と思います。
例えば漫画のコミックって“フツー”は左から1巻、2巻と並べていくものだと思っていたのですが、右から並べる人もいるようです。
それをこだわりと呼ぶか、個性や価値観と呼ぶか、
とにかく並べ方やレイアウトという観点から見ても十人十色でオモシロい。
この前ちょうど、大学院のゼミで指導教員に本棚インタビュー的なことをしました(笑)
訊いてみるとやっぱり右上は~~のコーナー、左下は~のコーナー、
とか、先生なりに並べ方があるみたいでした。

私は、割と敷地の広い書店でのアルバイトをしていたことがあるのですが、
書店って世界の縮図みたいだなと、よく感じていました。
ネットだと比較的、自分の関心のある本しか視界に目に入ってこないのに対して、リアル書店を歩き回ると「え、こんな領域あんの?」とか思うことあります。
問い合わせを受けるサービスカウンターで働いていたので、
お客さんから取り寄せ希望の本のタイトルを言われては、
「へー、そういう資格あるんだ初めて聞いたわ」とかってこともありました。
いかに自分の知らない世界が社会にはあるのか、を知れるのがリアル書店の良さの一つ、かなと個人的には思います。

とか言いつつ最近はネットで買うことが多いです。
今はどんな本が売れてるんでしょうか。

書店に対して、家の中で自分がつくる本棚は、
自分の世界の縮図、でしょうか。
過去と現在の自分の関心を映し出したもの、とも言えるかも。もしかしたら未来も?

そんなこんなで、私はケッコー“本棚”というものがスキです。

あと、1年に2回くらい突然断捨離を始める習性があるので、
一度読んだ本や昔買った本でも、要らないと思ったらブックオフに売ります。
逆に言うと今の本棚に生き残っているのは、何らかの想いがあって残しているものなんだろうなと思います。
どんな想いで買ったか(売らなかったか)とか全部は覚えてないけれど。
時代に依らず大切なことが書いてある、と自分で思えるものはなかなか売れない。

前置きが長くなりましたが、さらしていきます。

ところどころ海賊がいますがお気になさらずに。

本棚①(メイン本棚)

メインの本棚の全体像。よくさわります。
一番下の段には、ワンピースと進撃の巨人。
ワンピースは23巻から飛んでるけどね(一回全部売っちゃった)

学業の真っ最中なので、一番使う上段は心理学・臨床心理学の本です。
読んでないやつ、途中のやつ、たくさんあります。
ざっくり、<心理学基礎→ロジャーズ→アドラー・ユング・河合隼雄→自己意識・フォーカシング→青年期心理→心理療法・カウンセリング>みたいな流れです。
学術書が中心ですが、一般向けでよく売れている本もあります。(嫌われる勇気・やっぱりそれでいい・幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけないetc.)

【一冊だけpickup】
『嫌われる勇気』は人間関係に新たな気づきを与える一冊で、哲学的でもあり、何度も面白く読めます。

ここは精神医学。多分10年前くらいに『境界性パーソナリティ障害』を買ったときが心理に関心を持った原点です。

【一冊だけpickup】
『ツレがうつになりまして』は堺雅人・宮崎あおい主演の映画を観た後に買いました。ゆるくて、やさしいマンガエッセイ。

尊敬する作家たち。ディスプレイしておきたいものをこちらに。
『ある男』は読んでる途中、『死にがいを求めて生きているの』はまだ開いてないです。
なかなか長編小説を読み始めるタイミングがつかめない今日この頃です。

【一冊だけpickup】
又吉さんの『夜を乗り越える』はバイブルです。
世界は白と黒の二色じゃなくてグラデーションである、という箇所が好きです。

本棚②

この本棚はほとんど放置しています。というかこの企画に合わせて久しぶりにちょっと整理しました。

奥、新書。
「学ぶ」とか「読む」とか、「悩む」に関する新書を結構買ってました。
新書のサイズってなんか可愛くないですか(?)

【一冊だけpickup】
齋藤孝さんの『読書力』は、本を読むようになった当初に読んだ思い出の一冊です。影響受けてると思います。

奥、文庫。
小説やエッセイ。
『十角館の殺人』と『火車』は、19歳くらいのときにバイト先の店長に薦められて読んだ2冊。どっちも確かに面白かったので大切に保管してあります。特に『十角館の殺人』は衝撃受けた。
ミステリー好きでまだ読んでない人いたら是非。
ビートたけしの『僕は馬鹿になった』は詩集です。
『壇蜜日記』なんで買ったんだろう(笑)でもこれおもろいよ。


本棚③

本棚③もほとんど放置です。
汚いので全体像はパス。

ドラえもんのコミックは小学生の頃買い揃えていたのですが、
いつ全部売っちゃったんだろう。
ドラえもん全巻また買う余裕はないので、『ドラえもんプラス』全6巻を買って置いといた。
案外ブラックなジョークがあって大人になってから読んでも面白いです。
ドラゴンボールもワンピースもNARUTOも、マンガは何もかも一回全部売っちゃった。高校卒業後くらいのときに。もったいない。
少年ジャンプ連載中の『呪術廻戦』おもしろいですよ。5巻以降読まなきゃ。
あと最近周りからよく薦められるのは『鬼滅の刃』ですね。アニメから入るか迷ってます。

ここは...左の方は学部時代に勉学やレポートのために買ったものがあったり、
真ん中には芸人の本があったり、
右の方はベストセラーになった本ばかりですね。
貰い物もあります。

【一冊だけpick up】
『大人の流儀』での伊集院静さんの「人はそれぞれ事情を抱えながら、平然と生きている」という一文が記憶に残っています。

ビジネス書も大分売りましたが、
このくらいだけ残してあります。
ほとんど読み直すことないけれど。

【一冊だけpickup】
『失礼な敬語』は接客業の勉強として読みましたが、言葉の使い方を考え直すのに良い本でした。
例えば、「させていただきます」の使い方とかはこれ読んでから意識するようになりました。

おわり

本を多く買う人にとって、
本棚を振り返る・整理するというのは、
そのまま人生を振り返る・こころを整理するということにも繋がりそうだな、と改めて思いました。

読まずに並べてあるだけの本も結構あるけど、
その時々で「知りたい」とか「面白そう」とか、心が動いたから手に入れたのだと思うし、
私はそのことを大切にしたい。真面目か。

もしこの本棚が燃えてしまったとして、
一冊だけ助けられるとしたらどれかなぁ。

急に極端な質問を自分に投げかけてみるやつ。

うーん。
....。

どうするんだろうね。
絶版でもう手に入らない本?
それとも誰かに貰った本?
著者にサインを貰った本?
付箋を貼ったり書き込んだりした本?

やっぱアナログなモノって、いいですな。

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