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「ごめんなさい」なんて言わせない。


私は、昔から虚弱体質でした。

すぐにお腹が痛くなったり
すぐに過呼吸になったり

日常的に胸の痛みがあったり
まだ幼い子どもの頃から肩こりや腰痛に悩まされたり

中学生になるまで夜尿症が治らなかったり
小さな頃から睡眠障害があって
時には夜中にパジャマのままお外に行ってしまったり

高校生でクローン病という難病になってしまったり

一番遊びたい盛りの時に病室で泣きながら花火の音を聞いていたり

いつも目眩がするし、いつも貧血だったし
自分でも「どうして?」って思うくらい

朝も昼も夜も、毎日毎日
ずっと身体が辛くて
すると、だんだんと心も辛くなって
そうしたらまた身体が辛くなって
また心も……
その繰り返し。

せっかく楽しみにしていたお友達との時間も
体調不良で行けなくなって、

「自己管理ができていない」と言われてしまったり
そのうち誰にも誘ってもらえなくなったり

今思い出しても胸がキュッと痛むくらい
その時は苦しくて

「私はダメな子だ」って
いつも自分で自分自身を切り刻んで生きていました。

それから色々と奇跡みたいな出来事を積み重ねて
たくさんの人々に支えられ、守られ

今は大きく体調を崩すこともなく日々を重ねています☺️

そんな中で、私が心に誓ったこと
心から、魂から。
自分が「こういう人間で在りたい」と思ったのは

病気の苦しみを知っている自分だからこそ
せめて、私だけは
体調不良でごめんなさいって言わせない。
私は、そんな人間で在りたい。って。

強く思いました。

例えば、誰かと会う約束した時は
その子の予定がなんらかの理由によって崩れてしまっても
自分一人でも楽しめる別プランを作っておいたり

会ってる最中にその子が体調不良になってしまった時は
昔、自分がかけられて傷ついた言葉や態度は避けて
昔、自分がかけられて嬉しかった、安心した言葉と態度で接したり。

人間という生き物は、ほとんどの情報を視覚に頼っている。

例えば、目の前にいる人が五体満足であったとしても
その内側にある見えない領域
例えば、内臓に疾患を抱えていることだって大いにあるし
もっと見えない領域の心(精神)がひどく疲弊している場合もある。

女性特有の月経だって、見えない場所(子宮)からの出血だからこそわからない痛みや苦しみもある。
もし、月経が子宮からの出血ではなくて、
例えば、目の前の女性が頭のてっぺんから血を垂れ流していたら
誰だって「大丈夫?大変!とにかく休んで!」ってなるでしょう?

例え、目の前の人がニコニコ笑っていても
例え、目の前の人が五体満足(に見える)でも

それって結局は視覚からの情報なのであって、
その奥にある人それぞれの事情だったり、置かれた環境っていうのは
視覚だけでは見つけられない領域にあるって思う。

それを、私は幼い頃から考えるキッカケと時間に恵まれていたからこそ
昔、辛かった自分に安心感を与えてくれたあの人のように
今度は自分がなるんだ。そう在り続けるんだと魂に誓いました。

もちろん、自己管理の大切さは身をもって知りました。
そして、それがとっても難しいんだってことも。

けれど、この部分に関しては
せめて自分だけでも
安心感を与えられる自分でいたい。

体調不良で「ごめんなさい」って思わないで欲しい。
病気になってしまって「ごめんなさい」なんて思わないで欲しい。

元気なあなたも
弱気なあなたも

活動的なあなたも
活動できない時のあなたも

そんなあなただからこそ完璧で

「ごめんなさい」という言葉より
「ありがとう」って言えるような

環境を、与えて差し上げたいんだ。
こんな与えるなんて言い方は、少し偉そうだけど…

せめて私の近くにいるあなたに
安心感という癒しを贈りたいのです。

もしもあなたが誰かに怒られてしまっても
もしもあなたが自分自身を怒ってしまっても

私だけは「ごめんね」なんて言わせないし

そういう人が、意外と近場にいるんだってことに
あなたが気づいてくれたらいいなぁって思います😊

ここまで読んでくださってありがとうございました💖

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