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ASTROからの手紙

※ASTROを知らずに書いています。
間違った情報や、違う解釈があるかもしれません。
不快にさせる気は全くありません。

明日六時に起きないといけなくて、
私はまだお風呂にも入っていないのに、
ああこれはもう今絶対に書かなくちゃいけないと思って、今焦ってパソコンに向かっている。

毎日毎日真っ暗な感情が私を襲ってくる。
ついさっきまでその中にいたのに、
スマートフォンから流れてきた曲が私の時間を止めた。

ASTROのCircles。

嘘だと思われるかもしれないけど、
この曲が流れてきたときに、
なんだか本当にあったかい気持ちになって、
胸が締め付けられるような、
花弁を含んだ風が自分の周りを包み込むような。
こんな気持ちになったことはなかったから、
本当に驚いて曲名とアーティストを焦って確認した。

本当に知らなかった曲。
本当に初めて聞いた曲。
歌詞も全く理解できない、
なのに心に訴えかけてくる。

胸が締め付けられるような気持ちになって、
でも誰かを慈しむような、
本当にこの気持ちは大事なんだって、
知らない誰かが教えてくれる。

ASTROと聞けばAROHAはもちろん、
CARATも皆分かると思う。
あのことがあってからは休止してたはず。
その前にこんな曲を出してたんだ。
知らなかった、いつの曲なんだろう。

2024年 2月 23日。

ああ。前を向いた彼らが歌った曲なんだ。
歌詞はまだ調べてない。でもそうなんだ。
前を向くよって、忘れないよ、ありがとうって、
歌詞もわからない曲から感じたって言っても
信じてもらえないのかもしれない。
でも、そうなんだって思った。

歌は歌であって、それに乗せる感情は、
ドラマとかで俳優さんとかが乗せるようなものだと思ってた。
私はCARATだけど、SEVENTEENの曲でも初めて聞いただけで、こんな気持ちになったことはない。
CARATだからこそ、元々知りすぎていた上で聞いたからそう思わなかっただけかもしれない。
Dingoの飲み会でウジが話した後に皆で歌ったSEVENTEENのCircles、
仁川のライブでDKとスングァンが涙を流したYawn、
CARATRANDでウォヌを初め、皆が涙したCircles、
彼と約束したウジのWhat kind of future。
その他も曲に心を動かされた瞬間は本当に沢山あったけど、背景を知った上で、動かされた部分だってあったと思う。

でもこの曲に乗せられた感情は、「本物」だった。
上記したSEVENTEENの曲たちが偽物だとかそういう話じゃない。誤解なく説明するのは本当に難しいけど、そうじゃない。
歌詞や音とは別に乗せられたなにかがある。
焼き増しされたり、曲として独り立ちしたわけじゃない、そこには透明な彼らの想いがあった。
たった一つの曲にこんな感情にさせられたことはない。
人生で一度もない。
声からそれを感じたなんて、以前の私に言っても絶対に信じない。
言葉がなくても伝わるものがあるんだと、
本当の意味で私は生まれて初めて身をもって知ったのかもしれない。

ここまで一気に書ききってやっと歌詞を調べた。
公式のMVから日本語を書こうと思う。

そよ風が吹いてくる 春が来るのを知らせる時
I'm hoping hoping  That's you come and hug me
暗かったトンネルの先 明るい光が僕を呼ぶ時は
I'm hoping hoping  That's you calling calling
回り回って僕たちはついに
いつか出会うことを知っているから
痛みを下ろしておいて明日へJumpin-in
これからは笑いながら過ごすよForever

一緒に過ごした毎日 やってくる明日
We're going in Circles We're going in Circles
これから毎日 また書かれる明日 
また終わらない始まりへ We're going in Circles
冬が過ぎて(It's natural) 春が来るように
We're going in Circles Circles It's universal
太陽を過ぎて(It's natural) 月が来るように
We're going in Circles Circles It's universal

時間は無情にもあっという間に過ぎてしまう
僕たちが準備できていなくても いつも寄り添っていたから
当たり前に思っていた過去にのめり込む 無能にも
もう笑わなきゃ 笑わなきゃ(Right)
でも全部分かっていても辛いんだ(You know)
堂々とまた会えるその日を誓う
高い空を見上げながらため息をついたらたまに受け止めてくれ

永遠に止まると思っていた
時間は過ぎていくことを知っているから
全て下ろしておいて 明日へ Jumpin-in
もう笑顔で過ごせるように Forever

一緒に過ごす毎日 やってくる明日
We're going in Circles We're going in Circles
これから毎日 また書かれる明日
また終わらない始まりへ We're going in Circles
冬が過ぎて(It's natural) 春が来るように
We're going in Circles Circles It's universal
太陽を過ぎて(It's natural) 月が来るように
We're going in Circles Circles It's universal

初めて出会ったその日が鮮明
ぎこちない表情の上に現れたときめき
一つの目標しかなかった
あんなに青かったあの時へ たまにはGo back

僕が辛いときはもう一度支えてほしい
You'll come back to me
それで Everything's alright Oh-

また会う時話してあげる
We're going in Circles We're going in Circles
もっと美しくしてあげる(Baby baby yeah)
絶対に壊れない友情で We're going in Circles
冬が過ぎて(It's natural) 春が来るように
We're going in Circles Circles It's universal
太陽を過ぎて(It's natural) 月が来るように
We're going in Circles Circles It's universal

We're going in Circles

彼が出てこないことが印象に残るMVだった。
私はASTROを彼以外一人も知らない。
だからなおさらそう思ったと思う。

彼らは悩んだと思う。
彼をこのMVで見せるか否か。
でも前を向くことを選んだんだと思った。
彼はそのMVにいないんじゃない。
確かに自分たちの中にいるんだと、
そう言っているような気がした。

私は暗い気持ちになった時、いつも、
「終わりのないトンネルを歩いているみたいだ」
という表現を使っている。

スングァンのDandelionについて書いたときは、
雪解けを迎えた春の暖かい気持ちに昇華したんだ、
と表現した。

彼らは、ASTROは、スングァンは、彼のことを、
暖かい春だと思っているんだね。
トンネルの先には必ず光があるんだ。
辛いことがたくさんあっても、笑わなきゃ。
でも前に進むだけが正解じゃない。
たまには振り返ってもいいんだよって。
間違ったことなんかない。
当たり前に日々は過ぎていくけど、辛いことも、
確かにそこにあるんだって。
彼への手紙かと思い読み始めた歌詞は、
彼ら自身への手紙、そしてAROHAへの手紙だった。

私は彼らのことをよく知らないけど、
AROHAはこの手紙でどれだけ救われたんだろう。
何も知らない私ですら、
今心がこんなに温かくなってるのに。
悲しむこともまちがいじゃない、
振り返ることも間違いじゃない。
過去になってしまった彼は、未来で待ってるんだって、
いつか会えるって、必ず会えると信じているんだよって、僕たちは前に進むんだって。
未来で必ず会える彼に胸を張って会えるように。

スングァンのDandelionの時にも思った。
彼らだけの思い出や、彼への思いがあると思う。
それをファンに伝えてくれなくてもいいと思う。
彼らの中でずっと大事にしまっておきたいと思ってもおかしくはない。
でも彼らは手紙をこの世界に向けて出してくれた。
それがどんなに勇気のいることだったか。
それを出すまでにどれだけ辛かっただろう。

こんなに生きていてもまだ知らないことがある。
こうやって希望が、光が、広がっていくんだと思った。
たった一曲、偶然出会ったこの曲に、
確かに私の心が救われたんだよって、
この手紙が私の心を軽くしたって、どうか伝えたい。

安らかに眠れますように。
あなたの周りは愛で溢れているんだね。
聞いた時感じた暖かい風はあなただったんだ。
私にも教えてくれてありがとう。

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