もう１５年も前の事、セラピストの試験の帰り、紀伊國屋書店に寄った時です。

とても美しいカードに目が留まりました。

ソニアショケットさんのオラクルカード。

その少し前に本は読んでいて、それが同じ著者の方とは全く気づかずに購入しました。

ソニアさんのカードは人間的なメッセージで日本人でも分かり易く、

その頃、仕事や人間関係で辛かった時にとても勇気づけられたカードでした。

アスク・ユア・ガイドオラクルタロット、

このカードは、もう手元にはありません。

あの時の思いは卒業したからです。

この頃から、私の人生は違う方向に流れていくのですが、

神秘的な、ものや人を自ら求めるようにもなっていました。

それまでの私は、眉間に皺を寄せ、精神も身体もボロボロ、相変わらず悶々と生きていました。

同時期、ドリーバーチューさんの本も読んでいましたが、バーチューさんのオラクルは華やかな天使や妖精など、現実味が感じず目に止まりませんでした。

しかし、子供が幼稚園から帰ってくると、天使グッズを置き、一日の出来事や感じた事を子供達が話す、天使のお話会と題しお茶会を開いてましたから、

天使は嫌いではなかったと思います。

今では子供たちから。

「あの当時は変な世界に引き込もうとしていたよね？！」

と言われますが、当時の子供達は結構楽しんでいて、逆にお茶会を誘ってもくれるようにもなりました。

子供が成長すると、その後多忙な日常で、天使の事など忘れてましたが、

何故かその頃に、人から紹介してもらう占い師さんやヒーラーさんは天使を意識させる人達ばかりでした。

ある時は天使の辞書をくださる方がいたり、

ある時は

「貴方はイエス様が十字架にかけられた時見てたんですよ」

と言ってきたり、

またある時は、

「貴方にはベッタリ人のエネルギーがついてます。
過去は天使界にいたので、貴方はなんでも受け入れてしまい易いのです。
人も食べ物もなんでも好き嫌いをはっきりして下さい。
太陽を毎日浴び、塩にラベンダーとレモングラスを入れお風呂に入れて身体を浄化して下さい」

と言われ、

天使？これがお花畑と言われる所以？

と失礼ながらちょっと思いましたが( ´艸｀)

しかしこの当時、施術の仕事三昧で自分を浄化する暇もなく、自分の意志はないがしろにしてしまいがちな人間でした。

集団やガチャガチャした人間関係も苦手で、自分は動物か植物だったかも、

人間のエゴの世界から逃げたく、出家しようか、クリスチャンになりたい、と思ったこともありました。

しかしそんな事は不可能、人間に生まれた以上、私はエゴだらけの人間、修行しなければ〜と感じていて、

そのエゴだらけの人間である事さえ嫌で、自分の事も嫌っていましたから、自分をつくった神様も好きではありませんでした。

好き嫌いをはっきりさせる。

嫌いなものは嫌いでいいんだ、

何故何十年も生きてて、この事を自分に許さなかったのでしょう。

とにかく境界線というものが分からずに翻弄されたままだったので、自分の軸が全くありませんでした。

かと言って、天使だった記憶はありません。

しかし、人間の肉体を持った魂は宇宙から来た人達ばかり、人から聞いたり調べたりしていくうち、満更じゃないかもしれないと思うようになりました。

私たちは神様や天使、アセテッドマスターの存在などを上に持ち上げ易い為、存在を無視する傾向があると思います。

本来人間には神様の遺伝子が入っていて、もともとは高次元の存在の魂。

そして、人間でなかった時もあり、いろんな世界に存在していた魂であるということらしいですし、

それは優劣でも何でもない、役割に過ぎないということで、それを人間的な観念で捉えるから、おかしくなるのは当然です。

人間社会は三角ピラミッドの支配構造の世界ですから、上とか下とかそんな風に考えてしまいがちなのでしょう。

それからずっと後になり、アセンテッドマスターのオラクルカードを目にし、また欲しくなり、その頃からオラクルカードを学んでみようと、ドリーバーチューさんの生徒さんだった先生から学び、バーチューさんのカードを揃え始めました。

ある時、バーチューさんのユニコーンのカードを先生から見せられ、どうしても欲しくなり、その場で購入しました。

それから暫くし、天使や肉眼では見えない存在が見えるヒーラーさんから、

「アトランティスでユニコーンと関わってた事もあるんだよ」

と言われ、何故私がアトランティスやユニコーンに興味があるのを知っているんだろう？

と思いました。

以前お会いした方が、私とアトランティス文明で一緒だったという人が2人いましたので、これも満更ではないのかも、と。

何がきっかけかは分からず、ふっと降りてくる好奇心に暫くはまりますが、わたしを納得させる為に、天使やガイドは何かを仕掛けてくるのか？　　と思ったりします。

本当は常に彼方の存在は何かを発信してるのに、こちらが気づかないだけなのですね。

その後も自分のルーツを知っていく事となるのですが、

小さい頃から、人間はどこから来たのだろう？
自分はなぜ生まれたのだろう？
何故人間をやって行かなくちゃならないんだろう？
人間好きになれないのは何故なんだろう？

など、謎を知りたくて仕方なかったからなので、

だから応えて教えてくれ、願いが叶ってきたというわけです。

話だけでは納得できない場合は、体験を通さなければ分からなかったり、

あれはこういう事だったんだ！と後から気づきを得たりもあります。

自分のルーツを確かめるのは楽しいし感動します。

そして自分というものは本当に素晴らしい存在だという事を思い出せば、深く愛せるようになっていくのだと感じます。

もっともっと自分が大好きになれるよう、ますます追求したくなります✨✨