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バンブルビー主演!まさかの女の子とタックで新機軸が楽しみな「バンブルビー」見た

Bumblebee / 2018年
鑑賞:2019.04.01、記事公開:2023.11.22
監督:トラヴィス・ナイト、脚本:クリスティーナ・ホドソン

 なんやかやとトランスフォーマーの続編だし、予告編が楽しそうで良かったのでIMAX鑑賞。

 映画的にはお話もキャラクターもシンプルで普通だけど、どれも高クオリティ。
トランスフォーマー的にちゃんと車や乗り物がロボットなって、シリーズ後半のストレスが発散できて良かった。液体変形よりはガチャガチャとパーツが噛み合う様をみる喜びが再び。トランスフォーマーのトランスフォーマーらしさがどうゆうものか知らないけれど、世界を救わなくても楽しいということがわかった。
 初めはロボットも少なそうだし物足りないかなと思ったけど、その分登場キャラが目立ってて満足。

 主役の女の子は魅力的だった。ジョン・シナのジョン・シナ圧も面白い。

 昨今の女性の立場を尊重する風潮を反映して、監督は男性だけど、脚本クレジットは2名とも女性。クリスティーナ・ホドソンさんはマーゴット・ロビーの「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」にも参加。女子向けの作りで見てて面白いものを作れるのは凄い才能。女性が見て楽しかったのかどうかは知りたいところ。
 男性の中で女性の立場を主張するというよりは、女の子が女の子の人生を生きている。その様が魅力的ならお話の主人公としてOKで、そこには男女とかはあんまり関係なくイキイキとしたキャラクターがいる。そんな作品を提示できているように見えた。
 ソフィア・コッポラはかなり女性的感性が特化している作家に思います。グレタ・ガーウィグさんは女性目線から人物の世界観を広く提案できているように見える。女性作家たちの才能がいよいよ自由に大空を舞い始めたような空気を感じます。
 ぜひ今後とも自分の表現を楽しんでいただきたい。

 あんまり比べるものでも無いけどマーケティングとしては女性に向けて作られている「オーシャンズ8」は、メットガラなど素材は女性向けだけどどこか男性が提供する「女の人ってこうゆうの喜ぶんでしょ」という目線から離れられて無い気がする。(「オーシャンズ8」は面白かったし役者もキャラクターも良かった。)


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