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A24制作、話題のホラー!どんな映画かわからな過ぎて楽しみ!!「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」見た

Talk to Me / 2023年
鑑賞:2024.1.1、記事公開:2024.1.21
監督:ダニー・フィリッポ、ウマイケル・フィリッポウ 脚本:ビル・ハインツマン、ダニー・フィリッポウ

 ホラーは劇場に限る。元旦割引もあるし家人も見たいという事で鑑賞。
 A24絡みのホラー、アメリカでは結構入ってる。という情報以外は何も無し。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 映画はホラーの新しい流れを感じた。
 それはホラーの魅力である負の要素の中でも「居心地の悪さ」みたいなモノにフォーカスしているところ。ヘレディタリーは最後の解放をより強める為の居心地悪さだったと認識してる。あれはあれは新鮮に感じて大変良かった。それが今作では、その居心地の悪さそのものを味わうところまでやり切ってて大変良かった。ホラー感+新感覚。なんか新しい流れに乗ってる気がする。こういう因果関係や原因と結果があやふやなモノが英語圏から出てきたことも面白い。最近日本のホラーをハリウッドがm参照しているという話も聞くので、ちょっと前からの流れかも。
 せっかくホラーだし新しい表現への挑戦はやはり胸が躍る。

 お話はシンプルで、降霊術一本素材でここまでやり切るのは正直凄い。家人曰く、降霊をドラックに当て嵌めても成立する。となるほどな意見。そう言われるとそうにし思えなくなる。
 ある事をきっかけに心が弱くなっている時に、ちょっとした無理がきっかけでどんどん取り返しのつかない事態にまで追い込まれてしまう感じは、そういう環境と隣合わせの地域であればかなりリアルなんじゃ無いだろうか。アメリカで人気という理由もそういう身近さ部分かもしれない。

 キャストはティーンモノで、皆んなそれっぽくて良かった。特に主演の女の子が美しい。なかなか辛い境遇に追い込まれるけど、やはり苦しんでいる美女は良い。

 監督も撮影もオーストラリアっぽく戸惑うところは幾つかあった。家庭環境や人間関係の距離感にがつかめず、各キャラクターの立ち位置や関係性が掴みずらい。ただ、内容を左右するほどでは無いので、適時スルーしてみてた。
 お話は無理にならざる得ないだろう展開を巧み転がす。何があってもミアを不幸にどん底に突き落としてやるぜ!というガッツが伝わってくる。
 ちなみに画面がなんか暗い。良くは無いけどその辺にも新進気鋭表現者のやってやるぜ感が見て取れて嬉しい。そしてそれをよしとするA24の信頼感。

 読後感(鑑賞後感?)はイッツフォローズやヘレディタリーに似てるけど、ちょっと新鮮。そんな感じ。

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