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巨大な生物が暴れるなら観るしかない。それだけ。ただそれだけ。「ゴジラxコング 新たなる帝国」見た!

Godzilla x Kong: The New Empire / 2024年
鑑賞:2024.5.1、記事公開:2024.5.2
監督:アダム・ウィンガード 脚本:トニー・マクナマラ 原作:アラスター・グレイ

レジェンダリーゴジラは全て劇場済。+前日にvsを予習。キング〜以前は(ゴジラvsコング、キング〜、と上映するたびに見直してるので)見直さなかった。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

期待以上のわちゃわちゃ感

映画は何じゃそりゃと思うわないシーンが極めて少なくてよかった。
ちゃんと見ると損をすると思うので、一生懸命みない方が楽しい。
見たいと思った絵はたっぷり堪能できた。
他の映画では見れないカットが大量にあってそれだけで幸せ。

今回は街破壊シーンも多いし、その時に人間目線の見上げるカットはちゃんと入ってて良かった。
「折れた巨ザルの歯が落ちて自動車がペシャンコ」みたいなのが無いと、本当にCGの出来みたいなのを眺めるだけになっちゃう。
最後地上に戻るところは何でわざわざと思ったけど、眩しい太陽を見るところで、そうか!と納得。何が“そうか!”はわかんないけどいいカットだった。
ゴジコング以外の変な生き物も予想よりたくさん出てきて嬉しい。

そういやCGなんだよな

コングの毛の一本一本まで表現されてる!と思わなくなってるところが凄いし、よく考えると目眩がしてくる。こんなCG表現が当たり前になってしまった。ジュラシックパークからもう30年か。

少年の好きな野蛮な感じがイイ

今作の一番良かったのは野蛮な匂いがしたところ。恐怖で奴隷を使役して、痛みで野獣を操るとか、70年代の少年漫画的な野蛮さがあってよかった。
最近はグローバリズム・ポリコレの世界になってきて表に出せないものが、人間ではないものの姿を纏って滲み出てきた感じ。
押さえつけると反動があるよね。と思うし、人間の持っている動物的要素なんじゃないかなとも思う。人権や平等を否定するわけではないけど。

すっかりお馴染になってた面白さ

冒頭コングが現れるだけで嬉しくなるのはなんだろう。不思議だ。
今回はタッグマッチのような要素もちらっとあって新鮮。

前作あたりから、怪獣映画というよりはキャラクターものっぽい感じになってきたかも。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」がモナーク主体のケレン味たっぷりな怪獣映画だったから、違う方向で勝負してきたのかな。
シリーズを重ねてきて、独自の世界が出来上がってきた感じはある。何よりコングのキャラクターがいい。喧嘩は強いけど、他はのんびり。みたいな。

ゴジラとコングを書かなきゃいけないし、人間側と故郷への郷愁を同期させたり、モスラも出したかったりと結構せわしないので人間パートはもうちょっと少なくてもいいような。
ひょっとしてこれでも削ったのかな?
ということで役者さんは大変そうだった。
陰謀論に夢中なあの人は今見ると「ブレット・トレイン」のトーマス大好きレモンさん!そうだったんだ。

もう次作が待ち遠しい

そろそろモナーク本体に戻って、宇宙人と宇宙怪獣とかこないかな。それだとマーベルになっちゃうかな。あえて新し目でビオランテとか、自然の復讐系でヘドラ+温暖化怪獣とか。「戦艦大和vsゴジラ」とかは日本でやるだろうから、オリジナルとかそろそろやるのかな。

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