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築40年の物件で古家の復元師に「ポータブル電源を活用する家具」を使ってもらった話

ちょっと時代に早すぎるんじゃないか?

オリジナル商品を作る時。
常にそんな言葉が頭をよぎる。

ガジェットや便利なアプリが出ればついつい手を出してしまう自分だけど、どんな新しいものにも「受け入れられるタイミング」があると思っている。
リモートワーク関連のアイテムだって、コロナがなければこんなに早く世の中に受け入れられることはなかったし、スマートフォンの普及がなければモバイルバッテリーの必要性を感じる人は今よりもっと少なかったかもしれない。

ましてや先日自分が、福井県の越前箪笥の職人さんと発表したのは「ポータブル電源を入れられる家具」だ。
ポータブル電源って何?という人も多いだろうし、更にそれを入れるための家具だなんて、本当に受け入れられるのだろうか…… そんな不安がなかったかといえば嘘になる。

でも、そんな不安をよそに、ポータブル電源を暮らしに活かす家具「qb(キューブ)」は、2023年2月20日現在で目標金額の337%を獲得。
1点ずつの価格が高い家具であるため、クラウドファンディングに特有の初日に爆発的に売れる!みたいな展開を見せることなく、ゆっくりと着実に広がりを見せている。

そんな新しい家具「qb(キューブ)」を更にたくさんの人に知っていただくために、今回は古家の復元師として活動をされていて、インスタグラムでも5万人を超えるフォロワー数を持つ吉祥庵の古田さんに、実際に使っていただいてみた。
今回は、お願いすることになった経緯を含めて、古田さんの使い方をご紹介させて頂ければと思う。

築40年の古い戸建と電源確保の問題

そもそも古田さんにqb(キューブ)を使ってみてほしいと思ったのは、こちらのnoteの投稿を拝見したのがきっかけだった。

築40年の古い戸建に住みながら、自分の手で素敵な環境にしていく古田さんも悩んでいたのが「電源確保」の問題。

もともと寝室だった場所をリビングルームとして使われていることもあって、そこにはコンセントが一つもなかったとのことで、延長ケーブルをたくさん這わしたり、様々なアプローチを行った古田さんがたどり着いたのが、正にポータブル電源の活用だった。
電気工事を行わなくても、照明を付けるだけであればポータブル電源一つでかなりの日数電力ももつ。
アウトドアでの活用では、どこまで電力を一度に供給できるかに目が行きがちなポータブル電源を、敢えて電力消費の多くかからない照明という分野で、日常的に役立てるという手法が、qb(キューブ)の開発を行ってきた自分にもすごく腹落ちした。

また、古田さんのお家はフォロワー数に納得がいくオシャレさ。
かつDIYの方法まで共有されていて、非常に見ていて勉強になった。
正に今後、築年数の古い空き家をどう活用していくのかという課題を抱える日本において、古田さんの行っている暮らしはとても最先端なものに思える。

この人がqb(キューブ)を使うな、どんな風になるのか……
そんな想いがおさえきれなくなり、古田さんにご連絡をさせていただいた。

古田さんの使うqb(キューブ)

古田さんには、qb(キューブ)を自由に使っていただいた。
ポータブル電源もいまお持ちのものを使っていただき、様々な場面での活用方法を写真としてお撮りいただいた。

まずはノートパソコン用に電源供給もできる可動型デスクとして。
床の暮らしをしている日本人としては、このように床に座ってノートパソコンを使うこともあるというのを改めて認識させられた。
もちろんキャスターで好きな場所に移動させられて、ノートパソコンへの給電もバッチリなので、簡易デスクとしての使い方の可能性も感じられた。

そしてこちらは、古田さんが押し入れを書斎にしたかっこいいスペースでのqb(キューブ)。

スマートフォンへの充電はもちろん、置物を置いたり、飲み物を置いておいたりと行った使い方もできる。
当初は背面の排熱対策として生まれたルーバー部分も、古田さんの押し入れの襖の活用した間仕切りの雰囲気とマッチして、調和しているのが想定外でとてもおもしろく感じられた。

そして古田さんのもともとのポータブル電源活用案である照明の設置もこの通り。
コンセントがないことに、誰も気づかないのではないかと思えるくらい自然に、qb(キューブ)は家具として馴染んでいるのが確認できた。

そして更には「屋外」
ベランダのウッドデッキの上に置かれたユニット畳とともに飛び出した外のスペースでも、qb(キューブ)は問題なく電源を供給することができる。
古田さんはここでも、qb(キューブ)の天板を外してお盆のように活用するという技を見せてくれている。さらには天板の外れたqb(キューブ)の上にはレコードプレーヤーが置かれ、もちろん電源はqb(キューブ)内部のポータブル電源から出力という応用技の嵐。
使い手の想像力によって、qb(キューブ)には開発者が考えていなかった可能性がまだまだ開かれるということを知ることができた。

そして何より一番驚かされたのは「トイレ」での活用の可能性だったりする。
温水や便座を温める機能については恐らく電気供給量の問題で難しいかもしれないが、実はこの頃流行りの「タンクレス」のトイレは、タンクがないためにスッキリとした見た目になる一方で、停電時に水が流せないという問題も発生する。
もちろん各トイレメーカーも停電対策は考えているため、手動で水を流したり乾電池を使用することで最低限の使用が出来るものはあるけれども、非常時にはポータブル電源がトイレで役に立つというケースも考えられる。
そんな時にはキャスターで移動できるqb(キューブ)が役に立つというケースも十分に考えられる。

「少し未来」をあえて作って提案する訳

古田さんに使っていただいたおかげで、築年数の古い家でどうやってqb(キューブ)を活用できるかを実際に目にすることができ、感謝しか無い。

ポータブル電源が活用されている暮らしは、少し未来のものと感じられるかもしれない。
それは、冒頭でもご紹介したとおり、企画開発に携わった私もそう感じている部分がある。

でも、災害や空き家問題は決して待ってはくれない。
災害による停電は予測が効かず、空き家による築年数の古い物件の活用については今も進行している。
そんな問題に苦しんでから解決手段ができるのでは遅いのだと思っている。
そしてできれば苦しむ前に、前向きな選択肢を提示したくてqb(キューブ)を作った。

Makuakeでのプロジェクト期間も残りわずかですが、ぜひ共感頂けましたら応援頂ければと思います。

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