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京都ライター塾 アドバンスコース 第3期 4回目(全6回)

インタビュー記事を読むと、インタビュイー(インタビューを受ける人)の考えや思いを知ることで励まされたり、新しい発見に出会えます。

私も誰かの励みになるような、インタビュー記事を書きたいと思い、企画を立てることからはじめて、記事を作成してみましたが、すっごいボリューム…。

聞いたからには、失礼のないように全部入れなくちゃ…と思ってる傍ら、添削では「インタビュイーの印象がよろしくない」というコメントをいただいて、元も子もなし。

インタビュー記事は、ライターの総力戦なのでは?と思うくらい、やり応えのある課題でした。


アドバンスコースの概要

「京都ライター塾アドバンスコース」は、「書く」をメインに行う講座です。基礎を学ぶのではなく、基礎の一段上を学び、実践的な課題で即活用するため「知っただけ」では終わりません。

講座は、月1回×6か月で全6回、受講時間は各1時間30分。すべての回で課題と添削があります。各回の講座内容はこちらです。

※過去の講座はクリックすると、受講レポートに遷移します。

1.人の心を動かす文章とは?型を使って書く
2.読者を知り、企画を立てる 
3.企画を立てて、原稿を書く
4.人物インタビュー原稿のフィードバック ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪今回はここ
5.ゲスト講師
6.レポート記事フィードバック

私は実践的な課題として、企画書の作成やインタビュー記事の作成、エッセイの執筆が出来ることに魅力を感じて受講を決意しました。

第4回目の講座内容

今回の講座を受講するまでに出た課題は「インタビュー記事を作成する」

インタビュイー(話し手・質問を受ける人)は、当講座の講師である江角さんです。
どんなインタビュー記事にするのか企画書と質問リストを事前に作成し、江角さんに提出し、約束の日を迎えました。

インタビューが終わった後は文字起こし、記事の作成・修正……なんとか形にして提出。

基本的な文体の修正や、気になる表現については作った時の意図や苦悩を各自に確認しながらフィードバックしてくださいました。
私の記事へのフィードバック内容
他の方のフィードバックを聞いていると、自分の記事に当てはまることも多く、次第に緊張が高まりました……。私がいただいたフィードバックの主な内容はこちらです。

・口語は文語にする
・話した言葉をそのまま文字にすると、印象がきつくなるポイントがある。
 相手の印象が悪くならないように言い換える
・記事のゴールを明確に書く
・まとめ部分が、タイトルにかかる部分なので具体的に書く

特に2つ目のポイントの「話した言葉をそのまま文字にすると~」は、自分でも違和感があったものの、どこまで調整していいのかがわからなかったため、フィードバックをいただけて安心と納得しました。

元の状態では、江角さんがかなり気の強いキャラになってしまったので申し訳なかったです……

驚いたこと、感じたこと

伝えたいことを伝えるためにインタビュイーの力を借りる

記事を作成していて「伝えたかったことは、これだっけ?」「インタビュイーの話をまとめてるだけになっていないか」と何度か振り返ることがありました。

お時間をいただいたし、私自身にとっても為になることもたくさんあったので、話していただいたことを全部入れたくなりますが、江角さんが仰ってたことで踏ん切りがつきました。

「伝えたいことをインタビュイーに言ってもらう」

私の想いや考えを私から伝えるだけではなく、インタビュイーの力を借りることで、より説得力や深みが出ます。読者が知りたいこと、読者に伝えたいことを伝えることが目的なので、ここではインタビュイーに気を遣わず、情報を取捨選択することの大切さに気づきました。

読み手への配慮を忘れない

1回目の講座から教わってることですが、これは気を遣わないとむずかしい……!

ましてや「インタビュー」という、ある意味インタビュイー・インタビュアー2人の世界を記事にしているので、置き去り現象が発生しやすいのです。

読み手はインタビュイーを知っているとも限らないし、インタビューの雰囲気で感じ取れることも、読み手にはわかりません。
そのため、話の流れ、質問や回答が、伝えたいことに繋がるように補足しながら繋げていく必要があると感じました。

読み手を招き入れるための補足をしてもよい(むしろする)ことを確認できてよかったです。

文語9割、口語はポイント使い

話し言葉をそのまま文章にすると、印象が大きく変わる……ということに、執筆をしている時には気づきませんでした。

添削いただいた一文は「好きなことに文句を言わせない」
江角さんからは「だいぶ勝ち気な印象に見える」とのコメントをいただきました。他に「品がなく見える」というコメントをいただいた一文もあります。

私の文章で、江角さんの印象が変わってしまったことや、ご本人に思わせてしまったことが、申し訳なく思いました。

インタビュイーが、どんな人なのか、読み手は文章を通して知るということを意識して、第三者として読み直す練習をしたいと思いました。

加えて文語と口語をバランスよく使うことで、インタビュイーのキャラクターが際立つことも教えていただきました。

まとめ

失礼のないように!と記事を作成したものの、気づかぬところで失礼なことをしでかしてました。

そして、そのことに自身では気づかなったことが恐ろしいです。受講してよかった…と思いました。

また、インタビュー記事の裏側を見たような気持ちでもあります。
話していたことをそのままにすると、印象が変わる、話が繋がらない、わかりにくい、これらの箇所を、どこまで補足修正していいのかを知ることができたからです。

そして、この講座が課題の内容だけでなく、取り組み方も実践的であることを改めて体感しました。

前回の講座で教わった「企画の立て方」を今回の課題で早速実践。
且つ「インタビュー記事の書き方」は恐らく、事前の講座内では触れないまま、記事作成まで行いました。

教えていただいてから書くよりも、見よう見まねで書いて、添削をいただくことで、いい意味で恐れなく書くことができました。きっと現場やOJTでもこのようなやり方なんだろうなーという想像もできました。

それに、書き方を知っても、やる機会がなければ、宝の持ち腐れになります。

すぐに使える、使う講座を受講出来て本当によかったです
(まだ終わりじゃないけど)

次の課題

いよいよ「気持ち」を重点的に書く「エッセイ」をやります。
どんな気持ちを書くのか、から考える、むずかしくもワクワクする課題です。

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