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(これもぜひ読んでほしい)「 水曜日は、綿糸語り。 No.14 」

片ポケです。

前回の記事

※今回は前回(No.13)の続きです。


水曜日は、綿糸語り。

前回の記事が書いた人としては、
まぁまぁの満足感のあるものでした。

たくさんのジージャンが手元にある、
私ならではの記事だと思います。

今回は前回の続き的な内容なので、
前回を読んでいない方は読んで見てください。

先週の記事を書いてから、
結構なアクセス数となり、色んな人に読んでもらえているのだな、
と感心しました。

相変わらず♡(スキ)は少ないけど。。笑っ
アクセス数だけ見てるので、♡の数は気にしていないのですが、
アカウントなくても♡は押せるので、
良かったら押してみてください。。

前回の記事からちょいと思い直しているところもあります。

パサつきはするけど、
結構時間がかかる、
もしくは、
条件がある。

のではないかと思ったんですね。
根拠と呼べるものは無いけど(すみません。)

私のヴィンテージはほつれはあっても、パサついてはいない。
腐食によって糸が切れているなら、パサついていないかもしれない。
摩擦によって糸が切れているなら、パサつくのかもしれない。
洗濯も含め、いっぱい摩擦を受けるとパサつくのかもしれない。

どうしてもヴィンテージが1着だけだとサンプル数が足りないですよね。
模造品は今70ぐらいはあるのですが。
(あ、558も入れたらヴィンテージ2着か。)

そんな中であの記事を書いてから、
他者のヴィンテージの実物を見ることは出来てないので、
足踏みになっちゃってますが、
積極的にヴィンテージを観察していきたいですね。

何で国産の綿糸はあんなにパサパサしてるのか。

鶏むね肉のような感じ。

(ジューシィな鶏むね肉もありますよ。美味しいですよね。)

パサつくまでの時間をもう少し長くしてみては???
国産の綿糸はおおよそ
どのブランドも同じメーカーのものを使っていると聞いたことがありますし、
私の所有するものもほぼ同じ質感なので、おそらくそうなのだろうと思います。

数ウォッシュ程度でパサパサは早足ではないか。

ちなみに米綿糸を使っているブランドもありますが、私の中ではかなり良いです。


(糸の)エイジングは遅めですが、しなやかさとツヤ感がヴィンテージに近い、
と感じております。

エイジングが遅いのは、
実際ヴィンテージの綿糸もエイジングが遅い説もありますが、
ヴィンテージをデッドやミントから穿いてみないと分からないんじゃないでしょうか。

ヴィンテージの綿糸もエイジングが遅いのが事実だとすれば、
当時ジージャンを穿いていれば、生地はそれなりのスピードで色落ちし、
糸はまぁまぁ色濃い状態となったであろうと思います。

そして、あとから追いかけるように糸が退色する。

それが時代を超えて、生地も色も落ち着いた風合いになる、なのかな。

ということでですね、
何が言いたいかというと、

模造品の歴史が長すぎるため、
"何が本物っぽいか"が分かりづらくなってる。


筆者もそうですが、
様々な模造品を試して、本物っぽい、本物っぽくないを見てきて、

"本物っぽくないけど雰囲気が良い"

ジージャンにはたくさん出会ってきました。

みなさんもそうだと思います。

"雰囲気が良い" = ”本物っぽい”
ではない。


良く聞くのですが、
「○○は一番ヴィンテージLEVI’Sに近い。」
「○○をたくさん洗うとヴィンテージっぽい雰囲気になる。」
とか。

みなさん、穿き込んで雰囲気が良くなると
それがヴィンテージっぽい、と思っているのではないでしょうか???

何となく、
雰囲気の良いデニムをヴィンテージっぽい、
老舗だからヴィンテージっぽい、
岡山産だからヴィンテージっぽい、
みんな穿いてるからヴィンテージっぽい、
と言っているのではないでしょうか。

いやいや、そうではない。


もちろん、自分が穿いた"雰囲気の良いデニム"を愛すべきだ。

だが、それは、
本物っぽいかどうかとは別です。

愛着のあるデニムに多少補正がかかって
"ヴィンテージのようだ"と興奮する気持ちも分かります。
そして、そこのがお気に入りになるのも分かります。
(もちろん、私もそういうやつですよ。)

ですが、
冷静になって考えてみましょう。

何を求めるかは人それぞれ。
現状で満足も、もちろんいい事です。
(私も本物っぽくないけど、雰囲気の良いジージャンで満足もしています。それはそれ。)

ですが、本物っぽさを求めることは、
絶対に業界にとって良い事だと思うので、
本物っぽさとはどんなものなのか、
考えて発信していきませんか。

具体的に。
より具体的に。


今日はこれまで。






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