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お江戸旅日記4

19:45 地下鉄銀座線田原町駅を出て、予約しておいた国際通り沿いのホテルに向かう。
チェックインして4階の部屋へ。
荷物を置きすぐに外出。

私が6年前まで西浅草でやっていた店の常連達が集まる餃子バーへと急いだ。
約束の20:00ぴったりに到着。
テーブルを3つ繋げた席に当時と変わらぬ顔が並ぶのを確認する。
全部で10人集まってくれていた。

生ビールを注文し土産を渡すと早速、口の悪いひとりから文句を言われた。
「一人ひとつづつ買って来いよ」
4種類ある土産の包みを開けて、みんなで分けてくれという私の要望に対しての文句だ。
「おまえこれだけ持って来るにも紙袋いっぱいだったのに、一人一つづつなんて持って歩けるか」
言い返したらみんなで笑った。

西浅草でやっていた店で知り合って結婚したふたりは子供も出来て随分と大人しくなったが、それ以外のメンバーは変わらず当時のままで同じように軽口を叩き合いながら酒を呑んだ。

22:00 子持ちの2組がそろそろ帰るというので、みんなで店を出ることにした。
子持ちの2組を除いた7人で次の店に向かった。
案内されてついていった場所は通称「ゲイビル」と呼ばれていた建物だった。
そのビル全体が様々なタイプのゲイの店が入った建物だったので、一瞬、焦った。
今はワンフロアだけ、ノンケの店が入っているとのことだった。
エレベーターを降り店のドアを開けると、30代くらいの美人ママが迎えてくれた。
バーとラウンジの間くらいのその店には、やはり男性客だけが何人かいた。
みんな顔なじみらしく、お互いに挨拶を交わしていた。
私もママや他の常連客に紹介され、店中のみんなでワイワイと呑んだ。
気付くと1:30 長いこと喋った。
皆、次の日仕事だということで解散した。

私はホテルの部屋に戻りシャワーを浴びた。
コンビニで買った缶のハイボールを呑んで寝た。

3日目、9:00に起きて9:40にはチェックアウトした。
東京駅から乗る高速バスの出発時刻は11:00。
充分間に合うはずだった。

東京駅には10:15に到着していた。
腹が減ったのでうどん屋に入り食事をした。
10:45 バス亭に向かった。
ない、ない、静岡行きの便がない。
焦って案内所で確認する。
ここはJRのバス乗り場なのでそのバスの乗り場は地下からですよと教えられる。
地下に降りバス乗り場を探す。
案内があり、それに従い探す。
途中で案内が無くなりわからなくなる。
探してまわって同じ場所を一周する。
エスカレーターの反対側に案内板を見つける、
エスカレーターでもう1階降りるようだ。
ようやくバス乗り場が見える。

11:05 遅かった。
バスはもう出発したあとだった。

新幹線に乗る。
そのまま今の仕事場へ向かう。
仕込みをして客を迎える。
疲れた。



お江戸旅日記おわり


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