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繰り返される犯罪の可能性を調査でシャットアウト

10月に、元住吉会系暴力団関係者で関東の有名な半グレ団体の創設者の1人が強盗傷害容疑(実行役は別人。本人は指示をしたと見られている)で逮捕されました。
その逮捕者は、2000年に組織窃盗事件で13年服役し出所。
その後、更生プログラムに取り組み、寄付で集めた本を全国の受刑者に差し入れる活動を始めた人物です。
また、元受刑者に住まいと就労先の紹介も行う等の支援活動も行っており、再出発を望む多くの人たちの手助けをしていました。
人から感謝され頼られた人物の様にも見えますが、実は、2年前にも飲食店から、現金を脅し取ろうとした疑いで逮捕されています。
この人物の支援団体事務局のHPには「日本の再犯率は48%にも上ります」との記述があり、本人もまた、その数字の中にいたようです。
当社の企業の与信調査、採用調査報告でも重犯者が見つかる例は、年に何件か見かけます。
上記は、人から感謝されても、悪の道から抜ける事ができなかった典型的な例と言えます。
しっかりと更生した方も存在する事は確かですが、再犯率を考えれば、関りを持たない様にする事、あるいはよく把握して関わることが重要に思えます。
その為にも、取引等を始める前、採用を決定する前には先ず、調査で白黒を見極める事が大切です。
前述の逮捕者については、深く反省して罪を償い、妻や、その逮捕者を信じた者の為に、正しい志を持ってほしい、と思います。

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