民兵装備の変遷2ー「ほこ」「先込め銃」

ここでは、民兵組織である「労農暴動隊」(井岡山時代)・「抗日自衛軍」(日中戦争期)が、「ほこ」「先込め銃」で武装していた可能性を指摘する。



井岡山時代ー「労農暴動隊」

井岡山時代、中共には「労農暴動隊」と呼ばれる組織があった。
この時代における「民兵」に相当する組織だと思われる。

彼らは、「ほこ」「先込め銃」で武装していた。

任務は反逆者の弾圧軍への協力である。
原始的な装備しか保有しておらず、戦闘は主目的ではないと思われる。


日中戦争期の「抗日自衛軍」も同様の装備か

なお、日中戦争期に同様の任務を目的とした組織に、「抗日自衛軍」があった(以下の記事を参照)。
「抗日自衛軍」の任務は、地方の警備(漢奸の弾圧と情報の保秘)と堅壁清野の実行である。

上記の記事(「中共の軍事組織2ー井岡山の時期」)にて、軍事組織の目的によって、武器装備が決まっている可能性を指摘した。
「抗日自衛軍」は、「労農暴動隊」と同様の任務を目的としているため、装備は同じく「ほこ」「先込め銃」である可能性が高い。


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