見出し画像

【毛沢東戦略】中共軍の侵攻作戦4ー第二次国共内戦における反攻

毛沢東「解放戦争第二年目の戦略方針」(1947年9月1日)では、中共軍に反攻に転ずることを指示している。
「主力をもって外線に進出し、戦争を国民党地域」にもちこむ(187項)のだという。

「解放戦争第二年目の戦略方針」は侵攻作戦について毛沢東が言及した珍しい論文だと思われるため、注目すべきである。

なかでも注目したいのは、「国民党地域に新たな根拠地をつくる」(187項)ように指示している点だ。
また、「勝利をおさめる鍵」として、「大衆獲得の政策をだんこ実行して、広範な大衆に利益をえさせ、かれらをわが軍の側に立たせることである」(188項)と述べている。
つまり、適切な統治体制の確立を重視したのだろう

参考文献

毛沢東「解放戦争第二年目の戦略方針」1947年9月1日
(『毛沢東選集 第四巻』外文出版社、1968年)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?