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【毛沢東戦略】数的優位と兵力集中4ー第二次国共内戦の初戦

毛沢東は、第二次国共内戦が本格開始した三か月を振り返って、以下のように述べている。

優勢な兵力を集中して敵を各個に撃破する、これはこの三か月間に敵軍二十五コ旅団を殲滅したさいにとられた唯一の正しい作戦方法である。
われわれは敵の六倍、五倍、四倍の兵力、すくなくとも敵の三倍の兵力を集中しなければならず、そうしてはじめて敵を効果的に殲滅することができるのである。

毛沢東「三か月の総括」1946年10月1日
(『毛沢東選集 第四巻』外文出版社、1968年、146-147項)

内戦本格化の初戦において、兵力集中と各個撃破が勝因であったようである。
また、ここでも極端な兵力優勢(少なくとも三倍)を主張している点に注目したい。


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