【毛沢東戦略】中共軍の損害1-第二次国共内戦初頭の戦闘
本記事では、第二次国共内戦初頭の戦闘における中共軍の損害を検討する。
毛沢東の記述
毛沢東は、第二次国共内戦が本格開始した三か月を振り返って、以下のように述べている。
検討
ここで述べたいのは、以下の2点である。
(1)ほとんど損害を受けずに敵に勝利したのではなく、一定の損害を受けながらの勝利であったこと。
(2)戦闘における国民党軍死傷者は、中共軍の死傷者と同数程度ではないか。
「殲滅」には、敵を捕虜にすることも含まれている。
また、国民党軍は士気が低く、多数の捕虜を出したことが知られている。
このため、直接戦闘における国民党軍死傷者は「一万人」のうち少数であろう。
おそらく、国民党軍死傷者は中共軍の死傷者と同数程度ではないだろうか。
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