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お香の魅力

プロデュース部の上島です。
最近、急にお香にハマった話をします。
毎日家に帰ったときに人間のニオイ(加齢臭)が漂うのが嫌で、アロマキャンドルを焚いたり、玄関に芳香剤を置いたりしてましたが、どれもしっくり来ず、アロマ難民になっていました。

そこでふと、本当になんの脈絡もなくなんか急に「お香とかどうだろう?」と思いつきまして、SNSで「お香 おしゃれ」などと適当に検索してたどり着いたのが「薫玉堂 2016」

これまでお香の世界を全く知らず、大変お恥ずかしいのですが、なんとこの薫玉堂さんは安土桃山時代の文禄三年(1594年)京都西本願寺前にて薬種商として創業した「日本最古の御香調進所」とのこと。
その薫玉堂が現代風にリブランディングしたのがこちらの「薫玉堂 2016」。お香だけでなくスキンケアなども出されていて、たしかにどれもおしゃれです。ナイスなリブランディングですね。

しかしとにかく香りの種類が多すぎて、素人はどれを買ったらいいのか全くわからない。そんなあなたには、いくつかの香りがアセンブリされた「試香」の購入をおすすめします。
「試香 朱・藍」の2種類があります。
このスターターセットにはお香を立てる「香立」も付属しているので、すぐにデッキを組んでプレイすることができます。

灰が落ちるので「香皿」も必要なのですが、これは普通のお皿でもなんでも大丈夫です。ただ、思ったより広範囲に灰が落ちるので、お皿の大きさとして直径10cm程度は必要です。
私はというと家にあったセリアのステンレス皿がとてもマッチしたので、
別途香皿は購入せず、こちらをそのまま使っています。
香立、香皿もおしゃれなものがたくさんありますので、自分の好みのギアを揃えるのも楽しいですね。

チュートリアルを一通りプレイした結果、どの香りもとても上品でよかったのですが、特に気に入った「北野の紅梅」「祇園の舞妓」を最初のお香に選びました。

朝起きて、ストレッチをしながらまず1本。
寝る前に、ホットワインを飲みながら1本。
1日がお香にはじまり、そしてお香で終わる。

え、なんかめちゃくちゃ丁寧な暮らしできてませんか?

お香の良かったポイントを3つ上げました。

①扱い・片付けが楽
ほぼすべてが無駄なく灰になり、捨てるだけなので片付けが楽です。
火を扱いますが炎は出ず、ほとんど煙なのでその点も安全。
アルマキャンドルはどうしても燃え残りが生じてしまい、炊いてる最中にもちょっと振動があるとこぼれてしまったりして危なかったので、(キャンドルを倒してラグにこぼしたときは悲惨でした)
この点はお香がとても便利です。

②灰がエモい
灰がお皿に燃え尽きて落ちていく様子がとてもエモくていいです。
毎回違った形の燃え尽き方になるので、「今日はどんな死に顔を見せてくれるのかな?」と、ゴミを見るのが楽しみになるという、なんとも言えない不思議な趣があります。

③香りが残る
アルマキャンドルや芳香剤と比べて、だいぶ長くしっとりと香りが残ります。1本あたりは30分程度で燃え尽きますが、朝炊いたお香の香りが夜まで持ちます。玄関のドアを開けた瞬間にふんわりと厳かな香りがするのがとても気分がいいです。少なくとも人間臭(加齢臭)はしなくなりました。

弊社で「なんかおじいちゃんのニオイがする」と思ったら多分私です。
すみません、自分、お香やってますので。

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