The Hives -  A.K.A. I-D-I-O-T

僕はロックが好きなんですが、２０代の頃は速いやつを中心に聴いてました。

2000年代の初頭に、ロックンロール・リバイバル、と呼ばれる世界のバンドブームみたいなのがありまして

まあ、そこでは３つのバンドが席巻していたんですが、その中の一つが

The Hives（ザ・ハイヴス）

（残り２バンドは、The StrokesとThe White Stripes）

もちろん、どのバンドも好きですが、1番しっくりくるのがThe Hivesなのでした。

理由は

曲が速いから

やっぱ速いのはいいね。なぜならすぐに終わるから。

当時、こういう価値観でバンドを選定していたものだから、ウチには速いレコードやCDが所狭しと棚を埋め尽くしておりました。

ただ、人間というのは不思議なもので、そうやって、速いのばかり聴いていると、耳が慣れてきます。

そうなると、速い、と、感じていたのが、次第に速く聴こえなくなり、しまいには、遅い、と感じるようになります。

速すぎて逆に遅く見える現象、みたいなもんですね。

そんなこんなで、延々と速さを掘り下げ、速さのインフレは続いていきました。

時は流れ３０代・・・

ある日、ラーメン屋で麺をすすっているときに流れていた曲を聴いて驚愕。

Belle and Sebastian - The Rollercoaster Ride

なんだこの曲は！なんて速さだ！速すぎて聴き取れない！！

速さを求めすぎた結果、一般には遅いテンポの曲が、超絶高速に聴こえるカラダになってしまいました。（まあ、ローラーコースター、って曲名ですし）

みなさまも、速さを求めるのは程々がよろしいかと・・・

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