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ベストバイ2023

2023年は少しずつ日常が戻っている事を感謝しながらも沢山の事を経験した年だった。
働き方や価値観、時間の過ごし方など年々変化する。ミニマリズムとシンプルで美しいものが好きという感性は未だに変わらずに大切にしていることの一つである。

今年も何かを取り入れては、手放している。
自分の手に収めらるものは限られているし、一つ一つ納得し、心が満たされるものだけを置いていたい。

そんな今年のベストバイ。
自身の変化も感じながら、今年も書いていくことにする。

部屋編

1.Louis Poulsen / AJ floor
下方に向かって、明るい光を放つフロアライト。シェードの角度を上下することで、光の向きを自由に調節できる。とにかく線と円で成り立つこのフォルムのシンプルさが気に入っている。デザイナーはアルネ・ヤコブセン。1957年にコペンハーゲンのラディソンコレクションのためにAJランプをデザインしたと言われてる。シンプルでいて、普遍的な美しさがある。
ライトはHueを使い、音声でONOFFできるようにしてる。そして明るさの調節ができるようにすることでより便利になる。ベットサイドに取り入れる事で睡眠前の読書が捗るようになった。

シンプルでいて完成されている形

2.Montana Free
北欧・デンマークデザインの巨匠の一人、ヤコブ・ワグナーによってデザインされた、使い方を限定せず様々なサイズで使用できるストレージシステム。とにかくシンプルで気に入るシェルフを探す一年だった。どれだけ物を少なくしても書類と本は増える一方。
半年に一度、本の整理や書類の整理を行うようにしている。
壁いっぱいの本棚を憧れれはあれども、シェルフにも余白がある方が心地よい。バランスを考えながら空間を埋めている。家で仕事をする時に格段に便利になった。

シンプルなデザイン、それでいて自由に組み立てられる

3.Vitra / Allstar
ホームオフィス用に椅子を書い直した。シンプルでいて使いやすい。高性能でいて、あまり存在感が出過ぎない。そこにたどり着いたのがオールスター。この曲線に美しさが気に入っている。カラーはオールブラックをオーダー。コンスタンチン・グルチッチがデザイン。オールスターのやりすぎていない感がとても気に入っている。丸みを帯びた親しみやすいフォルムがお気に入りのポイント。ホームオフィスに最適です。

フォルムが可愛い

ガジェット編

1. iMac 24インチ シルバー iMac 4.5K Retinaディスプレイモデル
5年ぶりにiMacを買い直した。これについては説明不要かと思うが、動作がサクサクと動くようになって心から快適である。なんで今まで買い替えなかったのだろうか。3~5年位一度は買い替えないと地味に時間のロスが積もる。

色はシルバー 今までのMacと比べ物にならないぐらい軽い

余談だが、ガジェットは他に新しく買い直すものがなかった一年だった。


日常編

1.木村硝子 / ギャルソン 10ozワイン
ナチュラルワインを飲みにいくと高確率で出てくるのが木村硝子のピッコロ。それも素敵だが、もう少しだけ拘りたくて、選んだのが同じ木村硝子のギャルソン。日本の職人によるハンドメイドグラス。極薄というほどでもなく、しかしマシンメイドとは異なる佇まいと適度な細やかさ。とても、ちょうど良い具合です。

ワイングラスは手に馴染むものが良い

2.saturnia tivoli チボリ オーバルプレート

シンプルなお皿だからこそ気に入ったものを選び抜きたかった

どうやら本場イタリアのオーセンティックな、トラットリアで見られるのがこのサタルニアシリーズらしい。シンプルなんだけど、幅広いリムの立ち上がりがプレートに程よい深さを持たせ、何を盛り付けても様になる。ぽってりした厚み、独特な白磁の白色、適度な重さはこれこそ普遍的な美しさの一つ。
器が持つ力は大きい。私はアヒルストアで使われてる事で知り、たどり着いた。何を乗せても気持ち良くなる。不思議なお皿。

3.Milton Thermosteel Duo Deluxe, 500ml
シンプルでいて機能性が申し分なく、それでいてスタイリッシュなサーモボトル。
ようやく見つけた。お気に入りです。

このシルバーの色味がとても気に入っている


食べ物編

1.PATRICK ROGER
旨みの粒が口の中ではじけ飛んだ。圧倒的な余韻。そして感動。

間違いなくベストバイチョコ
チョコの世界、すごく奥が深い

2.ナチュラルワイン
今年も沢山のナチュラルワインを飲んだ。
ワインは楽しい。まだまだ沢山の感動を与えてくれる。
日本全国ナチュラルワインが美味しいお店を是非教えてください。

美しい液体が身体にじんわりと馴染んていくようなワインと出会えた時、それはもの凄く良い時間となる。

特にグートオッガウのワインが好き


ステーショナリー編

1. LEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム1917)  B5 monthly planner with Notebook2024

毎年買い直している。スケジュール帳+メモ帳。
情報の整理、アイデア収集、ジャーナリング。どれだけテクノロジーが発展してデジタルな管理が便利になっても手書きの文化は無くならないし、必要な行為。色々使ったけどB5のサイズが一番しっくりくるし、私の定番品となった。

手帳はシンプルで良い 毎日使うものだからこそよりそう思う


2. パイロット 水性ボールペン Vコーン 青  10セット

圧倒的に描きやすい。これぞお気に入りの消耗品。
メモを取るときはネイビーの色を使う。

このペンで描いてる時が、一番アイディアが生まれる気がする

ホテル

1.DDD
素晴らしくシンプル。無駄なものがない空間というのは本当に気持ちが良い。このルームがとても理想的。定期的に行っては、身を引き締めたいと思います。

細部にも美しさがある
ホテルのつくりは部屋の参考になる
ただただシンプル。それが心地よい

2.箱根本箱

ずっと憧れてた。箱根本箱に宿泊しました。

壁一面の本棚って永遠の憧れですよね
ルーシーマルゴーのワインがたくさん
キッチンツアーもさせてもらった
コース料理はとても繊細かつ大胆な味わいのものばかり

本を選んで、ゆっくり時間を過ごす。お昼寝したり、本を読んだり、ディナーを食べたり。本当は二泊ぐらいで来た方がもっと良い時間を過ごせたかもしれない。興味のある本、無い本も含めたくさんの知見に触れられるとても良い時間がだった。どうしても本に注目いきがちだが、箱根本箱はレストランも素晴らしい。ローカルガストロノミーを標榜する自然派イタリアン。
産者の想いが詰まった力のある食材をふんだんに使ってくれるコース料理は食に対して考えるきっかけにもなった。知るは楽しいし、美味しいの始まりなのかもしれない。


番外編

1.AMBIENT KYOTO  坂本龍一+高谷史郎 async - immersion 2023

悲しいニュースが多い一年だった。しかし、世界は終わらないし。作品は残り続ける。そんな中。どうしてもいきたかった。AMBIENT KYOTO。
印刷工場跡の巨大空間にスピーカー台数29台+Sub6台という音の圧力が包み込む。美しい映像と音楽が永遠に続いていく。お気に入りの場所を探しては包み込まれていく。時間が許される限り、ずっとここにいたい。

圧倒的なインスタレーション


2.The Original展  / 21_21 DESIGN SIGHT

デザインにおいて、後世に多大な影響を与えたプロダクトを紹介する展覧会。家具や食器、テキスタイル、玩具など、日用品を中心に約150点が展示される企画展。 デザインは生活を楽しく、豊かにし、思考や行動の可能性を広げてくれるものであるということをひつひつを感じられて物凄く高揚。

一つ一つのプロダクトに本質的な造形美や機能美などが溢れてて時を得ても残り続けるデザインばかりこれが本当に素晴らしい展示だった。ここには時の洗礼を受けて普遍的な美しさを持つ物しかない。

Artek ゴールデンベルが欲しくなってしまった 



終わりに
今年も無事に書くことができた(?)

日々興味あるものは変化していく。
そして時間の過ごし方の密度を考えることが多い一年となった。限りなくシンプルな生活を心掛けてる。

プロダクト、企画展、食事、音楽。
来年はどんなモノと出会うだろうか。たくさん、心が揺れ動くようなものに出会いたい。そして、変わらず自分の感性に正直に素敵なプロダクトや体験を追い求めたい。

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