みなさま、お久しぶりです。2021年も3月半ばになり、ようやく何か書いてみようかな～という気持ちがでてきた（ズボラすぎる・・・）ので、この気持ちが萎えないうちに、まずは一本投稿してみることにします。

さて、今回のシリーズ、すでに１４話まで綴った「インド滞在記（2004年～2005年）」にインクルードすることにしましたが、舞台はインドではなく、みんな大好き”タイランド”です。2005年2月2日～3月5日にかけて、インドを脱出しタイをぷらぷらしてきた記録をまとめていきます。

まずは（素直な読者諸氏ならば）「なんでタイに行ってきたの？」と気にしてくれるはずです。理由は、悪名高きインドビザにありました。１年間のインド滞在は当初より予定していたのですが、就労ビザを取るには手間がかかりすぎるし、そもそも休学中とはいえ学生だし、「観光ビザでなんとかしよう」という魂胆でインドの地へ乗り込んでいました。ただ、ご存知かどうかわかりませんが、当時の観光ビザ最長有効期間は「ビザが発給されてから180日間」、つまり約半年です。そして、インド国内で観光ビザを延長をすることは、いまもむかしも不可能（東京インド領事館サイトでも極めてドライなQ＆A記載あり - 下図参照）。

インド入りする前にも、この点は把握のうえ考慮しており、「ま、ゴアからもアクセスが悪くない、お隣のスリランカにでもいって更新すればいっか」くらいで考えていたのですが、みなさん覚えていますでしょうか？

そうです、「スマトラ島沖大地震」が2004年12月26日に発生したのです。当日、私はゴアにいたのですが、そこでも揺れはあったし、小ぶりとはいえ津波も起きていました。スリランカは・・・壊滅的な被害でした。スリランカ政府は国家非常事態宣言を発令。そんなところへ行ったところで、外国人用のインドビザ更新なんかやってくれるわけありませんし、そもそも旅行者など受入れられる状態ではありませんでした。と、いうわけで、「日本に一時帰国するか？？」という選択肢も考えてはみたものの、最近のように安い飛行機がバンバン飛んでいるような地域ではありませんでしたし、日本ですらインドビザを取得するには時間と手間がかかることが見えていたので、なんとか近隣国に抜けてインド観光ビザの再取得（＝更新）を無駄なく行えないかと探っていたのでした。さて、どこがいいのだろう～～～

ネパール・・・２月は死ねる寒さ。防寒着まったくもってきていない。
パキスタン・・・なんだかインドとの間でもめているような。
ブータン・・・秘境すぎてお金かかりすぎる。
バングラデシュ・・・領事館の対応含めて未知数すぎる。
タイ・・・ちょっと遠いが観光しやすいしインドビザ取得情報も発見！

ということで、ムンバイ発ダッカ経由バンコク着発のビーマン・バングラデッシュ航空（安い！）で、インドビザ更新のためタイへ旅立つこととなったのでした。

いまとなっちゃ何回も訪れてきた愛すべきタイ王国も、そのときは初めての体験でした。約１か月間の青い旅を、当時のメモをたよりに次回より綴ってまいります。「読んでやってもいいぞ」「私も当時そこにいたわ」なんて方がいらっしゃいましたら、ぜひ "♡（スキ）" や "コメント" をいただけると嬉しいです～。今回も、なんとか最後まで書ききるモチベーションを、オラに分けてくれ！でございます。