コワーキングスペースで学んだ10のこと
こんにちは。ユーイチロー(U1)です。
昨今、世間ではコロナウィルスの話題で持ちきり状態で、その影響で今後の企業の働き方の変化に注目が集まってきております。
そんな中、今回はボクが大学3年生の夏休み明けから大学卒業まで運営に携わらせて頂いた、コワーキングスペース「co-ba hiroshima」の経験から得た学びを皆さんにご紹介したいと思います。
↓co-ba hiroshimaについてはこちら↓
その前に、そもそもコワーキングという言葉自体がまだまだ馴染みのないものだと思うので、基本的な用語の説明をお伝えしたいと思います。
↓詳しいことを知りたい方はこちら↓
◉はじめに
今回の学びは特に誰(WHO)に、
どんなこと(HOW)をお伝えしたいかを先にまとめておきます。
今回は、ヒト編、思考編、スキル編の
3つの側面での学びをお伝えしたいと思います。
◉ヒト編
1.コミュニティは生き物である
つくづくコワーキングスペースで働いてみて、
この考えに至ることが多いです。
そもそも「ヒト」がいて成り立つビジネスであり、コワーキングスペースによってもそのコミュニティごとの色があります。
また、コワーキングコミュニティはヒトの出入りが活発という点も特徴としてあると思います。
そういった要素や特徴を諸々引っくるめて、
生きている物であり、日々の変化や成長が感じれる物です。
2.多種多様な職種の会員さんと交われる
コワーキングスペースの特徴のひとつでもありますが、多種多様な業界、働き方の方に出会えることはすごく多いです。
例えば、ボクが働いていたコワーキングでは、
約70名弱の会員さんが在籍し、
デザイナー、建築家、webライター、webマーケター、動画編集、弁理士、税理士、プログラマー、システム開発、美容矯正士、ARアーティスト、地方創生・観光PR、営業・販売代行 などなど...
また、来訪者や見学でいらっしゃる方々もいるのでその都度、名刺交換させていただいていたので様々な領域の方とお話しさせてもらいました。
これだけを見ても、広い領域の会員さんに出会えるのはコワーキングならではないかと思います。
3.会員さん同士のつなげ、相乗効果を生ませる
コミュニティ運営を行う上で、そのコミュニティに集う会員さん同士をつなぎ合わせるという役割がコミュニティ運営者には必要になります。
その中で、新しい会員さんを既存会員さんにご紹介するときに、
お互いのつなぎ役になるため会員さんの情報を理解し、伝える必要性があります。
そのため、会員さんとの日頃のおしゃべりや、会員さんが入会される面談に同席し情報をインプットしたことから会員さんの人柄ややっているお仕事内容を自分の中でストックしておきます。
そして、新しい会員さんの入会のタイミングで、既存会員さんをご紹介し、
お互いで今後一緒にできるお仕事の話や現状会員さんの悩みや課題を引き出し、コミュニケーションの種を作ることで円滑な関係を築く糸口を作ります。
日頃から会員さんの変化や仕事の動きにアンテナを立てておく必要があります。
4.会員さん同士の交わるきっかけを作る
コミュニティ運営をする上で、大切になっていく考えの一つに
そのコミュニティに所属意識を高めるという点が挙げられます。
居心地が良いと感じてもらうためには、そこに集う会員さんのことをどれだけ知っていて、どれだけ信頼しているかなどが重要になります。
会員さん同士の交わるきっかけ少ないのが現実です。
そこでボクが働いていたコワーキングでは、いくつか交わるきっかけのイベントを開催していました。
例えば、月曜の朝にコーヒーを飲みながら普段のビジネスの話、プライベートの話をその会で集ったメンバーで話すイベントや、金曜の夜にお酒片手に交流するイベントなどを開催していました。
また、会員さん限定の交流会を奇数月に1回開催し、新規で入られた会員さんから既存の会員さんまでで鍋を一緒に作りながら交流するイベントも開催していました。
こういった活動により、会員さん同士がフランクに関われる場所を作り、
新たなビジネスのきっかけ作りをすることで、コミュニティ全体を加速する要因にもなります。
◉思考編
5.多種多様な業界や働き方を知る
先程、ヒト編で挙げた「多種多様な職種の方と交われる」という点にも紐つきますが、コワーキングスペースには様々な業種、働き方をされている会員さんと交わります。
特に、当時のボクの様に社会のことを全然知らない学生にとっては、「知識」と「経験」の宝庫です。
社会では、日々色々な情報が飛び交っており、情報を鵜呑みにしてしまった故に、現実とギャップが生まれることは多々あります。
そういった中で、実際に社会でバリバリ働いている社会人の話や、自分の知らない業界の構造を聞くだけで、自分の今まで見ていた視点や世界が一気に広がります。
自分のイメージしていた考えとリアルな考えのギャップの差が大きすぎないことで、様々なことを想定し行動できるという点で個人的にもすごく学ばさせてもらいました。
6.専門領域のスペシャリストを頼る
自分の知らない領域のことは自分で調べてみるのも良いですが、その分野の専門の会員さんを頼ってみましょう。
度々ですが、コワーキングの良さは多種多様な職種の人が集うという点です。強みやスキルを持った人が多くいるので、その領域の会員さんに相談や質問してみると意外と自分で深く考えていたことをシンプルに解決したり、ヒントになることが多いのでどんどんコミュニケーション取りましょう。
7.良い意味で不自由さを残しておく
運営者目線の話になりますが、すべてを自由で豊かにしすぎるのは良くないです。
例えば、会議室の予約や決済方法などをスマホひとつで予約から決済できる仕組みやサービスは世の中には様々ありますが、全てを効率化させてしまうとただその場所は「場所貸し」という価値だけになってしまいます。
デジタルで全て変えるのも必要ですが、アナログチックな部分を残すことで生まれるコミュニケーションや行動がコミュニティを運営するで必要です。
あくまで、コワーキングはコミュニケーションやコミュニティということは軸にしている環境なので、多少会員さんや関わる人から批判や意見があっても、この考え方は貫きましょう。
補足として、意見を言うヒトに耳を傾けることは常にしましょう。
あくまで意見を言う方には、この場所をより良くしたいと言う思いでおっしゃる方もいるので受け入れる心構えは必要です。
◉スキル編
8.美化整備を徹底する
毎日様々な会員さんが集う場所です。初歩的なことですが、
美化整備はコワーキングをする上でとても重要になっております。
共同のスペースを会員同士でシェアする上で、美化整備は必要最低限であり、会員さんが快適に働ける環境を作るのも運営者にとって必要です。
特にデスクの掃除と、廊下や床の清掃は徹底的に行いましょう。
毎日汚れやすく、皆が使う場所です。
9.名刺交換や挨拶などのビジネスマナーを知る
ボク自身学生中に名刺交換するタイミングは並の学生よりかは多かったのです。だからこそ、社会人としての最低限のビジネスマナーや振る舞いは日頃から意識しました。
あくまで、初めて来店する方、会員さん含め、全ての方が一社会人としてみられることが多く、学生だからと許されるわけではないです。
言動や行動に責任を持ってコミュニティで活動しましょう。
社会に出るでないに関わらず、必要最低限無ことなので特に学生の方はこういったタイミングで学んでみましょう。
↓ビジネスマナーについて↓
10.瞬時に機転を効かせた対応を取る
コワーキングスペースだけに言えることではないですが、常に「場」の雰囲気や様子にアンテナを張っておく必要はあります。
会員さんの困った様子や何か聞きたい感じの様子などは突際に判断して、自分から歩み寄ることで解決することができます。
また、イベントやMTGでも事前準備をいくらしても、急なアクシデントや予期していない事態はよくあります。
そんなん時ほど、冷静に運営メンバーの意図や様子を伺い、アシストする嗅覚は身に付けれる絶好の環境です。
◉まとめ
今回このnoteを綴って、多くの同世代や後輩の学生たちにもコワーキングスペースに是非足を運んで、その環境下で様々なことを学び、実際にビジネスというものに触れてもらいたと思っています。
ちなみに、今月から新しくco-ba hiroshimaでの学生向けの取り組みが始まりました。
益々、「広島」という場所が「学生」の力でオモシロくなることを願っています。
↓活動の詳細はこちら↓
◉最後に
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