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2024年は「パーソナル・トランスフォーメーション」元年?

社会をより良く変えようとしている人の自己変容をサポートしたい

政治、経済、金融、企業、宗教、芸能、・・・社会あらゆる側面で闇や膿が噴出している中で、社会を変える(Social Change)ことへの関心や従事する企業・活動も活発化している昨今。

そんな中で、社会を変えようとする人たちは、自分個人のウェルビーイングを犠牲にしがちというレポートがあります。

「チェンジメーカーは、問題解決に没頭するあまり自分を犠牲にしがちだ。
しかし近年、彼らの内面のウェルビーイングは、より効果的な社会の変化を生み出すことが明らかになりつつある。」

スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー

SDGsの次はウェルビーイング。そこに立ちはだかる壁

「SDGsの次は、ウェルビーイング」というロビイング活動があり、政府から大企業まで社会全体としてのウェルビーイングの認知や啓蒙活動は着実に進んでいます。

一般社団法人ウェルビーイングデザイン プレスリリースより

一方でまだまだ、「人を甘やかしダメにするに違いない」「そんなものは弱い人間がすることだ」などという、パフォーマンス至上主義とウェルビーイング至上主義 の二項対立的な認識も根深く、うまく統合的なあり方が提示できていないという現状認識があります。

これは、ソーシャルセクター(社会起業家・活動家)に限ったことではなく、ビジネスセクター(大企業やスタートアップ業界)もそうだし、ウェルビーイング業界においてすら、普遍的な課題だと身を以て実感しています。

みんなどこかでウェルビーイングな社会を目指しているのに、「その理想社会に自分が(将来含まれるかもしれないが今は)含まれていない」というジレンマを解消したい。

また、これまでの古い社会構造の中、あるいは過去の人生経験の中で形成された古い認知や古いアイデンティティに気づかずに囚われていることで、ウェルビーイングもウェルドゥーイングも本来のポテンシャルが発揮できていないという課題も多くの人に当てはまると感じています。

HPLでは、今後ますます、この世の中をもっとよくしたいと思って自ら社会に変化をもたらすべく行動している全ての人:ベンチャー/スタートアップ経営者、社会起業家、JTC(日本の大手企業)の次世代経営幹部/新規事業担当者、投資家、ソーシャルな活動をしてる方、フリーランス、クリエイター、プラクティショナー、アーティスト、主夫/主婦、学生、etc・・・へ、自己変容(Personal Transformation)の体験を提供していきたいと思っています。

これまでの世界認識が変わり、心身の状態が変わり、人生が変わるような体験と人生の習慣化のサポートを通じて、皆さんの意識と活動がさらに進化・飛躍して社会変革が促進されるよう、邁進していければと思います。

そのような観点から、社会(外部)へのベクトルにおいては、HPL創業当初から大切にしている「人生が変わるような体験」を提供するポテンシャル開発プログラムに関するリトリート・プログラムのラインナップを展開していきます。

チェンジメーカー向けプログラム全体像


HPLは、自己探究を通じて叡智(Wisdom)につながり、その叡智から社会共創を実験する研究機関 〜ウィズダム・コモンズ・ラボ〜

HPLは株主、講師陣、HPLメンバー、運営コアメンバーが中心となって、様々な外部パートナーとともに、価値の共創を行っています。

その中心にあるのは第一に、それぞれが「1人称の自己探究を通じて叡智(Wisdom)を実践的に研究し、共有する」ことがあります。

このあり方は、情報(Information)、知識(Knowlage)を、本や動画などから3人称として論理的や科学的に勉強したり研究して獲得するあり方とは根本的に異なります。

「自分自身の心身を実験台にして叡智を探究する」この態度こそ、ブッタはいうにも及ばずですが、「東洋哲学」の探究そのものであると言えます。

東洋思想哲学研究家で30以上の言語を使いこなす言語学者・語学の天才にして知の巨人、井筒俊彦いわく

東洋哲学の本質とは、「真の自己の主体的探究」である。

井筒俊彦 「意識と本質」より

これからのAIやその他のテクノロジーが飛躍的に進化する時代において、ますます東洋哲学からの叡智へのアプローチは世界から求められるものになってくるでしょう。そして東洋哲学は、本や動画のみで体得できるものではなく、体験から探究されるものであります。

「答えがない時代」から「問いの時代」をへて、問いそのものになる、問いが生まれる以前になる「1人称体験」の時代へ。
「自分の中にある答えそのものを生きることにしか答えがないことに気づく時代に」
なってくるのではないかと感じています。

そういう意味では「実験」というあり方と生き方自体が正解(一人一人で正解が違うから全体での正解はない、それは時間が経つと必ず変化するもの)となる時代と言えるのかもしれません。

HPLは、叡智を自分がまなび体得することにとどまらず、人間関係、組織、コミュニティ、地球、環境をよりよくしていく社会実装の共創・実験まで行っていくところに特徴があると思っています。

2024年も、HPLラボ(メンバーシップ)は、個人の内面(自己探究/叡智/本質)へのベクトルから、以下の取り組みを行なっていきます。

HPLとは何か?

◆ まなび
・HPLオンラインコンテンツにオールアクセスして探究し放題
・それぞれが探究したいテーマでラボ(イベントやチャンネル)をひらいてそれぞれが実践

◆ つながり
・時空間地図地球暦を導入し、季節の叡智でつながるシンク・セッション
・予期せぬ人と人との出会いをもたらす、シンク・バディー制度
・スナックやオフ会、祭りなどを開催

◆ らぼる
・研究員それぞれが探究・研究したいことはなんでもありなので、例示としては・・・
・NVC、占術、アート、メンタルモデル、読書会などによる実践探究活動
・テクノロジー(AI、DAO、メタバース)を使ったOpen WIsdomの取り組み
・全国リトリートアイランド化ー各地のネットワークによる共創でコンテンツ開発や、場(リトリートセンター、ゲストハウス、寺子屋等)を共創する
・Wisdomのカタログやデータベースづくり
・プログラムの共同開発や企業研修の共同実施
・「変容通貨」を基軸とした新しい経済圏(HPL Store)の共創
etc・・・

コミュニティの限界を含み、超えるラボのあり方を実験中

このあり方は、
「まなぶ」 as ラーニングプラットフォーム(オレンジ)
「つながる」 as コミュニティ(グリーン)を含んだ
「らぼる」 as ラボ(ティール)を含んでいます。

コミュニティからラボへ
  • フラットからダイナミックへ

  • 内部に閉じず内外のグラデーションのある開放性を

  • まなんでつながって終わらず社会実装まで

  • 退会から卒業の概念へ

コミュニティを含んだ「ラボ」のあり方を実験中です。


Personal Transformation → Social Change

冒頭に戻りますが、自分が「社会のため」と声高々にうたっている時は、疑う余地があると思っています。その原動力の真因の多くは「自分のため」だからです。でも、それでいいんだと思います。まずは、自分が豊かで満たされていることに気づくこと。その豊さの余剰が自他のウェルビーイングを確定させます。そして社会的には余剰がコモンズとなります。結果として社会はより豊になっている(と感じられるようになる)。

Personal Transformation → Social Change
このに込めた想いは、決して「〜のため」、「〜しなければならない」ことではなく、自己変容の結果としてあるもの、あるいは自己変容と社会変革は同時に起こるもの、あるいは両輪である、しかしその起点としてまずは自分から始めよう、そのような想いです。

自己探究を通じて、深く内面を探究していくと同時に、広く外面へ、社会変革を共創していく、この真逆と言ってもいい両極へのベクトルを両輪として動的平衡し、揺れながら、ダンスしながら共鳴・共振してくことで、結果として大きなムーブメントになっていくといいなと思っています。

HPL5年に渡る叡智の探究と実践を一つの方法論としてまとめ、皆で実践するためのオンボーディング講座、「ポテンシャル共同開発プログラム」の第1期を5月より募集します。自己探究を一緒に深めたい方は、ぜひこのタイミングでラボメンバーに応募ください。(詳細はこちら

HPLに関わる全ての方々へ。本年も様々な形でつながり、自己変容を通じた魂の振動から共感・共鳴・共振・共創できれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

※ ヒューマンポテンシャルラボは多様な関係者によるラボ(実験)でありその捉え方は一人一人異なる多面的な存在です。ここに述べた見解は、HPLファウンダー/ソース/個人としての一つの見方の提示になります。様々な異なる意見、違和感、フィードバックはラボが進化する上で、重要なインプットとなります。ぜひいつでもご意見いただけると幸いです。

ヒューマンポテンシャルラボ 山下 悠一

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