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うつ株式会社#7 休みの重要さ

オルゴールの音は、休憩時間である。
あくまでも目安で、個人の自由が認められる会社であるが、お昼休憩は半ば強制的にとらされる。
というのも、うつ病患者さんと呼ばれる方々は、真面目で成果達成のために自分の身体を削ってまで実行するタイプの人が多いこと、そして休憩時間に事故研鑽やまだビジネスになっていない別のアイディアの準備時間にあててしまうことなどが多いからである。一般の企業では、推奨すべき行動であるが、うつ株式会社の目的はうつ病患者さんと関係者の幸せのために存在するために、その仕事ぶりの優先度はさげられる。どうしても、昼休みに仕事をしたい人は申告しなければならないというぐらい厳密である。しかし、お昼ご飯を同僚と食べながらアイディアのブラッシュアップやブレインストーミングまでは取り締まることはできないし、そこまで取り締まると本末転倒というところでいいバランスいや、いい案配をとっている。

休む難しさ

休憩時間になったし、ちょっと真剣に休もう。

この休む難しさは、この会社に関係するまで知らなかった。だって、休みの日ときいたら、友達と遊びにいくとか、旅行にいくとか、部活の合宿とかが今までの普通だったから
でも、うつ株式会社では、同じ休日や休憩でも、【休むこと】と【気晴らし】は違うものとしてとらえられている。そして、優先度まで決まっていて、【休むこと】が一番、次に【気晴らし】とされている。解説されてやっとわかったことであるが、確かに休日にスキーに行って次の日に筋肉痛なんかあった。あれは、気晴らしになったけれども、身体の休みになっていないこと。納得させられた。そして、うつ株式会社は、もう一歩踏み込んでいる【身体】と【心】だ。身体が疲れていても心の気晴らしになる。逆に身体が休まっても心が休まらないことがある。それをしっかりと考えるようにさせられている。正直な話、最初は面倒くさい会社だと思っていたが、長期的にみると生産性をあげるためには必要な考え方であることが分かるし、自分の生活にもメリハリがついて助かっている。
オーバーワークでうつ病になった方々の現役時代の話をきくと、ここらへんの管理手法がなかったために病気になってしまったのだろうと思う。実際に海外異動を命じられたら昼休みや死語とおわりや休みは、は全て語学学習、文化学習、そして引越しの準備とか休まっていないでしょ!と突っ込みたくなる。が、先輩たちの話をよくよく聞いていると語学の勉強していなかったのは大学時代に怠けていたからだとか、引っ越し等の家の事情は仕事じゃない家のことだとか、休ませるにも一苦労な考え方にとらわれていることはすごい分かった。学生時代、容量がよくて休むのが上手だった先輩も数年たたずに似た考えになっていたので、これが日本のビジネスのスタンダードだと分かった。

市川さんから情報を得たので秋葉さんまでの間に考えたいことはたくさんあるけれど、この休み方というものにだけはかなり厳しいうつ株式会社なので、素直に休む
日本語として休むことに関しておかしい気もするけど、それぐらいしないと休まないのが日本なのかもしれない
最近のアジアと比べると日本は怠けていると言われているのも事実だし、グローバル社会これでいいのかな?という気持ちはぬぐえないけれども、その理論を論破するかのように、うつ株式会社は、人間の集中力と生産性に関する休みの重要性を訴えている。実際に弊社のミッションの社会変革の一つでチームがひとつあり、その仕事でもあるから素直に従う。
私は、ご飯の時間をすくなめにとって、というかシリコンバレー式ダイエット、バターコーヒーを超戦中でギーコーヒーをゆっくりのんだら、アイマスクをつけてシエスタと瞑想の合間の時間を過ごす。

突然、携帯がなる!

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