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合田佐和子展・帰る途(みち)もつもりもない

三鷹市美術ギャラリーで「合田佐和子展・帰る途(みち)もつもりもない」
知らない人なのだが展覧会のタイトルがカッコよかったので。

すごく惹かれる作品もあれば、それほどでもない作品、そしてあまり好きになれない作品もあったが、ほぼ半世紀におよぶ多岐にわたる創作活動から生まれた作品群に圧倒された。

思ってたのと違ったことが二つ。

1) 全然知らない人だと思っていたのだが、雑誌「ロックマガジン」の表紙とか、寺山修司とか唐十郎とかの芝居のポスターとか、ちょっと見覚えがあるものもあった。
ただその辺りは、自分が音楽とか映画とかに興味を持った頃よりちょっと前なので、そこまでなじみが有るわけではない。 

2) 美術館ではなくギャラリーということなので、全部観るのにそんなに時間はかからないだろう、と思っていたのだが、思いのほか充実した内容で、その後に予定があったのでちょっと急ぎ足の鑑賞になってしまって残念だった。
ギャラリーの大きさ自体はそんなに広くは無いと思うのだけれど、けっこうギュウギュウに詰めて展示されている感じ。
別に三鷹市美術ギャラリーが悪いと言うわけではないのだが、もっと大きな美術館でやった方が良かったんじゃないだろうか。
そのくらい質量ともに充実していたと思う。

一番惹かれたのは初期のちょっと不気味なオブジェ群。
それから晩年の色鉛筆画も印象に残った。
館内撮影禁止だったのは残念。

気持ち的にあわただしい感じになってしまい、ロビーで流れていた映像もまったく見る時間がなかったので、もう一度行くかどうか考えている。

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