内田S

初老の男。 常に胃の調子が悪い。

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増上寺と東京タワー

もう1ヶ月以上前のことになるが、増上寺~東京タワーの辺りを散歩した。 特に記事にするつもりは無かったのだが、せっかく写真を撮ったので、記念に残しておこうと思いなおした。 とても良い天気で、そこまで寒くもなく、気持ちが良かった。 (この日は「そこまで寒くはない」と感じたのだが、一ヶ月ちょっとしか経っていないのに今日はもう「バカに暑い」・・・気温の変動が激しすぎる) 増上寺宝物展示室、というのがあったのだが、有料(700円)かあ・・・と思いスルー。 増上寺で一番面白かったの

    • 「現在93歳のクリント・イーストウッド監督の引退作と言われている法廷映画『Juror No.2』のポストプロダクション(撮影後作業)が終了したことがわかった」 という記事を見た。 引退は寂しいが、前作「クライ・マッチョ」があまり好きになれなかったので、もう一本見られるのが嬉しい。

      • SOMPO美術館「北欧の神秘」

        4月×日 SOMPO美術館で「北欧の神秘」展 「本邦初、北欧の絵画にフォーカスした本格的な展覧会」とのこと。 北欧の絵、ということでイメージどおり、寒々しい、それほど色鮮やかではない絵が多かった気がする。 嫌いな感じではなかった。 名前を聞いたことがある画家は二人だけ。 エドヴァルド・ムンクの絵が2枚、 アウグスト・ストリンドバリの絵が1枚。 ムンクはもちろん「叫び」で有名な人。 ストリンドバリは(ストリンドベリイとか、ストリンドベルクとかいろいろな表記があってやや

        • 映画三本「コール・ジェーン」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」「パストライブス/再会」

          4月×日 新宿ピカデリーで「コール・ジェーン」(フィリス・ナジー監督) まだ中絶が違法だった時代のアメリカ(とはいっても現在また違法になっている州もあるわけだが)で、非合法だが安全な中絶手術を提供する組織「ジェーン」とかかわりを持っていく女性が主人公。 冒頭のシーン。 パーティーか何かをやっている建物の中を主人公が歩いていて、その建物の中はとても静かなのだが、扉を開けると、わっと外の喧騒(デモを行う人々があげる声)が響いて来る。主人公は警備員に「あれは何に反対しているの?」

        増上寺と東京タワー

        • 「現在93歳のクリント・イーストウッド監督の引退作と言われている法廷映画『Juror No.2』のポストプロダクション(撮影後作業)が終了したことがわかった」 という記事を見た。 引退は寂しいが、前作「クライ・マッチョ」があまり好きになれなかったので、もう一本見られるのが嬉しい。

        • SOMPO美術館「北欧の神秘」

        • 映画三本「コール・ジェーン」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」「パストライブス/再会」

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          映画の上映時間が長すぎる。

          今に始まった事ではないのだが、長く椅子に座っていると尾てい骨の辺りが痛くなってくるし、トイレにも行きたくなる。 もう上映時間が140分を超える映画は見ないことにしよう、と今年の初めあたりに決意した。 上映時間で見るかどうか決める人は少ないかもしれないが、それでも例えば上映時間5時間30分なんていう映画があれば、多くの人はちょっと考えてしまうだろう。 自分にはそのラインが140分あたり、ということだ。 しかし、そう決意したのにもかかわらず、年が明けてもう2本も140分越えの

          映画の上映時間が長すぎる。

          東京国立博物館・東洋館

          3月×日 上野の東京国立博物館(トーハク)へ。 【建立900年 特別展「中尊寺金色堂」】 というのをやっていたが、今日はそっちには行かず東洋館のみ。 東京以外の美術館/博物館にはほとんど行ったことがないし、都内の美術館でもまだ行ったことがないところはたくさんあるのだが、今のところこのトーハクの東洋館が一番好き、というか居心地が良い。 まず何と言っても空いている。 もっとも日曜祝日には行ったことがないので、そういう休みの日は混んでいるのかもしれない。 ともかく平日にはこの東

          東京国立博物館・東洋館

          奇跡を呼ぶ声を聴く・・・「ミツバチのささやき」と「エル・スール」

          映画は映画館で観るものであって、自宅で配信やらDVDやらで観るのは、あれは「映画を観る」とは別の体験なのだ、などと言いたいわけではない。 いや、正直言えばそう思っているけれども、自分が配信やらDVDやらで映画を観ないのはそれが理由ではなく、単純に集中力に欠けているからである。 自宅で観ていると、2時間なら2時間、他のことに気を取られずに小さな画面を見続けることが出来ない。 高い金を払って、暗闇の中で、見知らぬ他人が周りにいる状況に放り込まれてなんとか集中力を保つことが出来るの

          奇跡を呼ぶ声を聴く・・・「ミツバチのささやき」と「エル・スール」

          「高齢親と同居の独身息子はガチでヤバい。もう何がって言うかヤバい。本当にヤバい。 社会的にもいい印象ではないが、医療者になるとそのヤバさに容易に触れることが出来る。 真剣にヤバい」 というつぶやきをTwitter上で見て、 「俺ってそんなにヤバいんだ・・・」 と思ったりなどした。

          「高齢親と同居の独身息子はガチでヤバい。もう何がって言うかヤバい。本当にヤバい。 社会的にもいい印象ではないが、医療者になるとそのヤバさに容易に触れることが出来る。 真剣にヤバい」 というつぶやきをTwitter上で見て、 「俺ってそんなにヤバいんだ・・・」 と思ったりなどした。

          五島勉の「ノストラダムスの大予言」を読んで、 「1999年7の月」という未来の日付に恐れおののいた子供だった者として言わせてもらえば、今年が2024年だというのは悪い冗談のように思える。 2024年? ちょっと未来過ぎるのでは? 体感だと今年は2007年くらいなのだが・・・。

          五島勉の「ノストラダムスの大予言」を読んで、 「1999年7の月」という未来の日付に恐れおののいた子供だった者として言わせてもらえば、今年が2024年だというのは悪い冗談のように思える。 2024年? ちょっと未来過ぎるのでは? 体感だと今年は2007年くらいなのだが・・・。

          国立西洋美術館「ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」

          けっこう長い間開催していた「キュビズム展」が終わり、常設展のみになった国立西洋美術館へ。 大規模な企画展が終わって常設展のみになった美術館/博物館はそこまで混雑することもなく居心地が良い。 (もっともこの日はおそろいの帽子をかぶった小学生の集団や修学旅行らしい学生たちもいてそんなに空いてはいなかったが) 単純に常設展を観に行くつもりで行ったのだが、小企画展として 「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」 というのをやっていた。 「連作全点と連作外の2点を合

          国立西洋美術館「ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」

          有無を言わせない「リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング」

          3月×日 角川シネマ有楽町で「リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング」(リサ・コルテス監督) むかしむかし、ぼくが洋楽を聞き始めた頃のこと。 それはパンクロックの波がひと段落して「ニューウェーブ」と言われるジャンルに変化/発展していった時期だったのだけれど、 そういう音楽を聴きつつ、少しさかのぼってビートルズ(解散してからもう10年ほど経っていた)とかローリングストーンズとかも聴き、 さらにその辺りのバンドに影響を与えた1950年代のロックンロールのオリジネーターたち

          有無を言わせない「リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング」

          ビクトル・エリセ監督「瞳をとじて」

          3月×日 ヒューマントラストシネマ渋谷で「瞳をとじて」(ビクトル・エリセ監督)2回目。 同じ監督の「ミツバチのささやき」と「エル・スール」という映画が好きだったこと、そしてこの監督の31年ぶりの新作長編映画、ということもあって、観る前に期待を膨らませすぎてしまったように思う。 最初の鑑賞では、正直少々退屈したのだが、自分がこの映画をどう捉えればいいのか上手くつかめないうちに終わってしまった、という気もした。 と同時に、SNSなどで絶賛の声を見ると「ホントかね?」という気持ち

          ビクトル・エリセ監督「瞳をとじて」

          「リトル・リチャード アイ・アム・エブリシング」観た。 圧倒的! 今まで観た音楽ドキュメンタリーの中でも出色の出来。

          「リトル・リチャード アイ・アム・エブリシング」観た。 圧倒的! 今まで観た音楽ドキュメンタリーの中でも出色の出来。

          映画三本「夜明けのすべて」「マダム・ウェブ」「ジャン・リュック・ゴダール/遺言」のこと、

          2月×日 新宿バルト9で「夜明けのすべて」(三宅唱監督) PMS(月経前症候群)の若い女性と、パニック障害の若い男性。 同じ職場で働く二人とその周りの人々の交流を描いた作品。 作品のすみずみまで心配りのされた、非常に丁寧に作られた映画、という印象。 あまりに丁寧すぎて逆に物足りなさを感じるほど。 しかし丁寧なのはもちろん悪いことではない。 特に音の使い方、それから脇役の描き方が良かった。 そんなに出番の多くない脇役でも、その人が主役の映画が撮れるくらい・・・その映画を容易

          映画三本「夜明けのすべて」「マダム・ウェブ」「ジャン・リュック・ゴダール/遺言」のこと、

          「坂本龍一トリビュート展」

          新宿の東京オペラシティにあるNTT ICC(インターコミュニケーションセンター)で 「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」 それほど大きくない三つの部屋に展示されるこぢんまりした展覧会だった。 手前に二部屋、奥に一部屋。 手前の二部屋はどちらも目が慣れるまでは動くのが怖いくらいの暗さ。 左の部屋には左側の壁に、右の部屋には右側の壁に、映像作品が映写されている。 奥の一部屋は明るい。 部屋の中央にピアノが置いてあり、周りの壁に作品が並ぶ。 × × × × ×

          「坂本龍一トリビュート展」

          小学生の頃、子供向けの雑誌に出ていた「ラジオを作ろう」みたいのに興味を持って、母親に秋葉原に連れて行ってもらった。 ラジオデパートという所で「抵抗」やら「コンデンサ」やらを買って、帰りに「肉の万世」でハンバーグを食べた。 「肉の万世」秋葉原本店は3月末で閉店とのこと。

          小学生の頃、子供向けの雑誌に出ていた「ラジオを作ろう」みたいのに興味を持って、母親に秋葉原に連れて行ってもらった。 ラジオデパートという所で「抵抗」やら「コンデンサ」やらを買って、帰りに「肉の万世」でハンバーグを食べた。 「肉の万世」秋葉原本店は3月末で閉店とのこと。