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『ナナメの夕暮れ』共感ポイント

若林さんのエッセイが好きだ。
『ナナメの夕暮れ』を読了した。

読んでみて、似てるなぁと共感する部分が
たくさんあったのだ。
だからこそ、若林さんの文章が響いたし、
考えさせられることもたくさんあった。

今回は、私の『ナナメの夕暮れ』共感ポイントを
紹介したいと思う。

『ナナメの夕暮れ』もおすすめできるし、
自分の自己紹介にもなるな、と綴りながら
思った。

①社会をナナメに見ていたところから
変わったところ


私も、社会をナナメに見て、
自己防衛のために自分が正しいと思い込み、
社会を批判して生きてきた。

けれど、ボランティアを通して
人と共に、熱く生きる楽しさを知って
人生が180度変わったと思う。

様々なことを受容できるようになり、
世界が明るくなり、生きるのが楽しくなった。

②何事にも、理由を理解しないと
納得できないところ

共感ポイントは、それだけじゃない。
なにごとにも「なんで?」と疑問に思うところ。

私は小学生の頃から、
よく「なんで?」「どうして?」と聞いていた。

ある時は、「母から何でもかんでも聞くな!」
「話を聞いて、自分で考えて行動しろ!」
と怒られた。
(若林さんも、話聞いてるの?とよく言われる
と書いていたな。私は、話は聞くタイプだと思うけど。)
今でも覚えている、確か、小学校でカブトムシとクワガタの育て方を教えてくれた時のことだ。

その時は、なんでそんな風に言われるのか
全然理解できなかった。
たぶん、母が言う感じでは恥ずかしかったのだと思う。
でも今でも、なぜわからないことを聞くのが
ダメなことなのか、私はわからない。
わからないまま勝手に考えて行動して失敗するより、質問した方が、質問された側も理解しようとしてくれていることを感じて、嬉しいんじゃないんだろうか?
私は、興味を持ってもらえたら嬉しいんだけどなぁ。

おしゃれクリップで、丸ちゃんも
理由を知ってから理解しようとする。
といったことを紹介されていて、好きー!となった。

なぜそうなるのか?なんでなのか?
自分の中で理解しないと、納得して行動できない。
たぶん、こだわりが強くて頑固なんだと思う。

でも、私はそんな自分が好きだ。
探究心の強いところ、
こだわりが強くて自分の中で納得しないと
進めないところが好きだ。

③同時にいろんなことを考えるところ

本やミュージカルを見ていて、同時にいろんな
ことを考えるので、気づいたら話しに追いつけなくなるところとか、すごく共感した。

自分の中で対話するところも、これまで気づかなかったけれど、嫌なことがあって、自分の気持ちを因数分解するとき、あれって自分と対話しているんだなぁと思う。

④自分の内面を見つめるのが好きなところ

中高生の頃から、自分の過去や未来を考えたり、
自己分析することが好きだった。
自分が大切にしている価値観や、
自分のことを知れるのがすごく楽しい。

これを、内向的というんだろうな。
たぶんこの性格は、ずっと変わらないと思う。

⑤モノよりコト、コトより人を大切にするところ

私は、断捨離にハマるとどんどん物を捨ててしまうタイプだ。
(ある意味問題なくらいで、人にはよく驚かれる。
カーディガン、スカート、ワンピースは1つずつ、
トップスは2つしか持っていない。)

食も、味が想像できない、一度も食べたことのないような、感動できるものだけを食べたいと思ってしまい、一人暮らしではなかなかご飯を食べたいと思えない。
訪れる場所も然りだ。
でも、誰かと一緒であれば、その人との思い出
として換算されるので、なんでも食べるし、
どこでも訪れる。

これまで上手く言語化することが難しかったけれど、こういうことか!と腑に落ちた。


ここまで振り返って、改めて
「自分ってこだわりが強い人間だなぁ」と思う。
『ナナメの夕暮れ』を読んで、これからも
わからないことは気軽に聞ける人間でありたいし、
大切な人を、大切な人との時間を大切にできる人
でありたいなと思った。

きっと、社会人になって新たな世界に飛び込むと
また新たな自分に出会えるんだろうな。

〈1625文字〉

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