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【東武動物公園】のりものふしぎ探検隊 in レジーナⅡ@レポート

これが東武動物公園の名物企画
「のりものふしぎ探検隊」だ!!

【前書き】
どうも、全国1億2000万人の絶叫ファンの皆さま。
ご無沙汰しております。ゆ-きです。

最近、ジェットコースターには乗りに行っているものの、何かと忙しく約1ヶ月ぶりのnote更新です。

さて...今回は2023年の"9/30"と"10/1"に行われた「東武動物公園」の名物企画"のりものふしぎ探検隊"のレビューだ。

この"のりものふしぎ探検隊"という企画、東武動物公園でアトラクションの整備に携わっている方が直々に仕組みや構造など、口頭で説明を受けながら普段入れない"車庫""バックヤード"に入れてしまうというとんでもないツアー企画だ。

そして、このツアーの今回の対象は、2023年3月18日より復活を果たした「レジーナⅡ-ドゥーエ-」

当然、私は"義務教育かの如く"このイベントには参加せねばと思った次第だ。

さて、前置きはこれくらいにして早速レポートに移っていこう。


【レポート】
9/30、久しぶりに開園時間である9時30分にゲートを抜け受付場所であるカワセミ前の「レインボータウン」へと足を運んだ。

勿論急ぐ必要はないのだが、やはり心のワクワクは抑えきれずに普段よりは少し歩みは早かった

到着後、必要情報を記入し参加費である1000円を渡し受付は完了となる。

そして11時頃から、これまたnoteジェットコースターのレビュー等を行っている特に無し」さんと途中合流するべく、"レジーナ""カワセミ"を乗ったり"ハートフルタウン"を散歩したり"動物園エリア"を見たりと、いつも通りのまったりした時間を過ごした。
(この時間がとても筆者は好きで心地よい)

特に無しさん到着後、無事受付を済ませ開始時間の14時までコースターに乗ったりレストランで食事を食べながら雑談したりと楽しい時間を過ごした。

ちなみに「のりものふしぎ探検隊」の最大定員は20人らしいのだが、9/30は11時半時点で受付登録人数は16人位だったので初日は割と落ち着いていた。

10/1では、10時半には予約が終わっていたので、9/30の初日の感想などがX(Twitter)で出回った効果もあるかもしれない。
(若干数名分、定員オーバー分も参加出来ていた。)

所々に宣伝用のポスターが置かれていた
内容はこんな感じ

14時近くになり、集合場所のレジーナ前へ向かいそこで安全の為に「ヘルメット」を受け取り更に、構造や仕組みなどが書いてある「冊子」を受け取り、冊子にメモする為の「ペン」が渡された。

そして14時になり、レジーナ出口横の点検スタッフ用の出入口に入り、イベントスタートとなった。

いざ、のりものふしぎ探検隊へ!!

イベントスタート後、整備士さんによる解説がスタート。

まず最初に驚いたのは、「ジェットコースターの歴史」についての説明があった事。

以前に私の記事で書いた、「ジェットコースターは和製英語」たる由縁、そして「ローラーコースターは何故ジェットコースターという名前になったのか?」というヒストリーから始まり一同関心してしまった。

そして...
木製のジェットコースターは国内に現在4機、そのうち三重県にあるナガシマスパーランドと言う遊園地で稼働している1機は以前"ホワイトサイクロン"と言う木製のジェットコースターを改良したハイブリッド型、つまり木と鉄を組み合わせたものが存在します。」
と言った感じに他の遊園地の名前を濁さずにしっかりと説明をしていて聞き入ってしまった。

また...
「現在、東武動物公園ではグレートコースターズインターナショナル、GCIと略して呼ばれている会社の車両が使われています。」
といったマニアックな説明もあり驚きが隠せなかった。

そういった素敵な解説を受け、我々は3階の車庫へと足を進めた。

優しさオーラが溢れ出る、素敵な整備士さんの説明
とても分かりやすく聞きやすかった!
いざ車庫へ!!

3階の車庫では、「車輪」や「ハーネス」についての解説があり、3輪付いているホイールのそれぞれの役割やホイールに必要な「グリス(油)」や車で言う「サスペンション」についての話を聞けてとても為になった。

また、実際に手でホイールを回しても良いとの事で回したがコレが結構重い!

何トンもの車体を受け止める部分なので、当たり前と言ったら当たり前だが想像以上にカッチリとしていた。

プロだからこそ出来る、ジェットコースターに興味が無い人も理解出来る素晴らしい解説だった
"ロードホイール"の写真
コレがかなり重たい....!!
中にグリスが入っているのが分かる
見えにくいかもしれないが
"ガイドホイール"の写真
これで横向きの動きにも対応するようだ
続けて
"アップストップホイール"の写真

読んで字のごとく、下でもガッチリとしたホイールがある事でキャメルバックなどのマイナスGが生み出されるエレメントでも車両をレールから離さない様にしている
普段は撮れない、こんな写真も

続けて我々は2階へ移動し、車両下部の解説を受けた。
そこでは主に「ブレーキ」部分の解説、「チェーンドック」と呼ばれる巻き上げに必要な装置、「アンチロールバック」と呼ばれる巻き上げ中にワイヤーが切れても逆走しない為の装置の解説をして頂けた。

車両も下から覗く感じで見ると、やはり精密機械なんだなと言うことが分かり、日々安全に運行する為にメンテナンスをしている整備士さんには本当に頭が上がらない。

手元の冊子を使い解説をしている写真
アンチロールバックの仕組みを模型を使い解説してくれた
コチラが本物

左右の金具が逆走しても上記のようなノコギリ状の器具に引っかかり逆走を防止する

また、ジェットコースターが巻き上げをする時のカタカタと言う音は、このノコギリ状の器具を通過する時に左右の器具と触れ合い発生する音だ
続けて「ブレーキ」や「チェーンドック」について解説している写真
車両下部写真
肉眼で見ると大迫力だ!!
車庫から走路に送り出す時は、この「移送モーター」と呼ばれる青色の機械を使って「ブレーキフィン」に動力を加えることで車両を移動している

次に我々は、一番最初に集合した1階部分へ移り「走路」の解説と「走路メンテナンス体験」、「ブレーキフィンにどのくらいの力が掛かるか体験出来る装置」を楽しむ事が出来た。

走路でのメンテナンスで折れているボルトを想定して作られた模型で、実際にボルト交換を体験する事も出来た。

なかなか日曜大工的な面白さがあったので、是非今回来れなかった方にも次回の開催で体験して欲しい。

また、ブレーキは磁力を使って止める仕組みなのだが、この仕組みを再現した装置を体験したのだがコレもかなり面白い体験なので、またイベントをする際には是非来れなかった方に体験してもらいたい。

走路の解説中の写真
個人的に"職人感"ある写真が撮れて気に入ってます
走路に繋がれている部位を解説している写真
この鉄板の繋ぎ目が、木製コースター独特のカタカタの正体らしい
ボルト交換体験中の写真
ブレーキの仕組みを体験出来る装置
一気に引き抜こうとすると滅茶苦茶重いです

続けて"メインディッシュ"とばかりに、駅舎横の茂みを抜け「巻き上げ装置のモーター室」へと足を踏み入れ見学する事が出来た。

道中に普段入れない場所へ入れる事でテンションが上がったのだが、更にモーターを目の前に実際にモーターが回り始め車両を巻き上げると、周りからは「おーーー!」と歓声が上がった。

また、普段は決して入れない場所での光景の数々に私は感動してしまった。
これで1000円は安すぎだろ...(圧倒的感謝)

駅舎横の茂みを抜けていく
いざモーター室へ!!
巻き上げ装置のモーターはこんな感じ
写真だと伝わりにくいが、実際に動いている姿は迫力満点だ!!
普段見れないこんな景色や...
こんな景色までも...!!

最後に、最初の集合場所へと戻り最後の〆の挨拶を終え「のりものふしぎ探検隊」の体験は終了となる。

〆の挨拶で
皆さんが楽しんで乗っているのを見ると、とてもモチベーションに繋がります。
と言った素敵な言葉を聞けて更にこの"東武動物公園"という遊園地が好きになった。

最後にGCIのコースターレジーナⅡのマスクノベルティを貰い最後にまた一同歓声。
もう本当...参加費1万円でも喜んで払いますよ(歓喜)

また、イベント終了後にも整備士さんに個人的な質問撮影会などがあり十分すぎるほどの内容だった。

ノベルティの数々と冊子
家宝にさせて頂きます!
普段見れない右からのレジーナお嬢様
本日もお綺麗でございます
3階の車庫より
今年一のレジーナⅡのベストショットを撮ることが出来た

【最後に】
今回、この様な素晴らしい企画に参加出来て更にジェットコースターというコンテンツが好きになった。

名前は「のりものふしぎ探検隊」と何ら子供向けかなと思われがちだが、内容はマニアでも十二分に楽しめる内容のクオリティだ。

次回、もし「カワセミ」での企画があった場合は必ず参加したいと感じた。

そしてまた、このレジーナⅡへ乗車し「楽しむ事」が整備士さんへのお礼にも繋がるので、今後とも末永くこのレジーナⅡを楽しみたい。

そんな感想を後に、私はイベント後そっとレジーナⅡの駅舎へと足を運んだのは言うまでもない。

Thankyou Tobu zoo.


【追記】

追記①
上記の私の記事で書いたレジーナの旧車両はPTCであると書いたのだが、正しくはインタミンの純正車両であった。

あー恥ずかしい(照)
後日に訂正します!

追記②
イベント後に整備士さんに個人的な質問をしていたのだが、整備士さんもRCDB(ローラーコースターデータベース)を知っていてビックリした。

整備士さんもマニアです!
(仕事なのだからそりゃそうだ(ツッコミ))

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