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なんでもギリギリ人間が朝5分早く家を出ないといけなくなった話

ギリギリ人間・わたし

わたしは、なんでもギリギリになってから取り組むタイプである。
締切があるものには締切が近づいてからでないと向き合えないし、締め切りがないものに至ってはいつまでも取り組むことができない。もちろんMBTI診断ではぶっちぎりのP。
そんな感じで生きているので、毎朝出社する時間もかなりギリギリを攻めていて、始業時間の2分前ぐらいに会社に到着する毎日であった(ちなみに会社の最寄り駅からめちゃくちゃ早足で歩いている)。

無慈悲なダイヤ改正

ところがこの春、通勤に利用している電車のダイヤが改正され、ちょうどいい時間に来る電車がなくなってしまった。家を出る時間を5分ほど早めなくてはいけなくなったのである。

朝の5分はデカい。退勤時間を5分早めるのは超楽勝だが、なんでもギリギリ人間のわたしにとって出勤時間を5分早めることは至難の業である。

なんといってもベッドから出るのがきつすぎる。わたしは毎日の生活の中で朝起きる瞬間が一番苦手と言っても過言ではないくらい朝に弱いのだが、「ついこの前まではあと5分寝れていたのに」という気持ちを振り切りながらベッドから起き上がるのはこの上なくつらい。たかが5分、されど5分である。せめてもの救いはもう春になりベッドの外もそれほど寒くないことだろうか。これが寒い時期のダイヤ改正だったらもう出勤できなくなっていたに違いない。

通勤時間に生まれた余裕

なんとかベッドを這い出て準備を済ませ、家を出さえすれば、あとはゆったりと会社に向かうことができる。
最寄りの駅で電車が遅れていることを知り(ギリギリで出社していると少しの遅延が致命傷になる)、会社に間に合うかどうかやきもきすることもないし、会社の最寄り駅に着いてから必死に急いで歩かなくてもいいし、なんなら会社の近くのコンビニでりんごジュースなんかを買ってから出社することもできる(ダイエット的にはよくないが)。

これまで毎朝起きてから出社するまでの時間、急いだり焦ったり自己嫌悪したり忙しかった心が、5分早く出社しないといけなくなったことで落ち着きを取り戻せるようになった。
傍から見れば大したことではない(というか、ギリギリにならないように出社するのは社会人として当たり前だと思う)が、5分早く起きることでQOLが上がったように感じる。これからもなんとかベッドから起き上がり、時間的にも精神的にも余裕をもって会社に向かいたい。

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