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クラフトビール持ち寄り会に行って来ました

こんばんは。この1週間、米国長期金利の上昇以上の速さでγ-GDP値が高まりつつある私です。FOMCに操られる日も近いと思っております。皆さんは、誰に操られていますか?💹

γ- GDP値がなぜそんなに上がりそうかと言いますと、4/22(日)に主催者のムラカミちゃんにお誘い頂き、クラフトビールの持ち寄り会に参加して来たからなのです。

場所は末広町駅から徒歩3分のBar fly's stomp

コンセプトは実に明快。
「自分の推しのビールを持ち込もう」
「持ち込んだ方は参加費ディスカウント」

これだけです。後はひたすら持ち寄られたビールを飲むだけです。おつまみは各々お店のメニューから別個注文。
そんなわけでこの日集められたビールはおよそ50種類。

なかなか壮観な眺めです。

1人ではこれだけの量と種類、一度に集めるのは不可能に近いです。

そしてなんとbeer barで、ドラフトをグラウラーに詰めて貰って持ち込む猛者も現れました。

興奮のあまり、写真がブレています。
素晴らしい。私もグラウラー買います。これ買って、前回紹介した板橋のクランクブルーイングでドラフト詰めて貰ったら、もう向かうところ敵無しじゃないですか。
このドラフト、すんげえ旨かったです。ただ、興奮のあまり銘柄を覚えていないと言う、いつも通りの事をやらかしています。
確かアメリカ系のブラウンエールだったと思われます。

さて、此処からは当日私が持ち込ませて頂いたものを中心に挙げて行きます。

以前にもご紹介し差し上げた、伊勢角屋麦酒×カルミネーションのNeko nihiki
両社の社長が2人とも猫を飼っている事からこの名前がついたそうです。
スタイルは今流行りのNew england IPA.
かなりの人気で、通販でも売り切れる時があります。
味は言わずもがな、ジューシーでホッピーでありながら苦味0。それでいてアルコール度数は8%と危ないビールです。超旨いです。


MASTRI BIRRAI UMBRIのブロンドエール アルコール度数7.5%
このシリーズ、イオンリカーが日本に初輸入したと言う事で、イオングループ各店で取り扱われております。

高級感漂う外観とは裏腹に、値段は割と安めで1本330〜350円程度。それでいて、クセのない上品なフルーティーさと旨味がしっかり共存しているので、コストパフォーマンスは高いビールです。入手難易度は極めて低めで、かなりオススメできますね。

アメリカはシカゴのブルワリー、GOOSE ISLANDのHONKERS ALE
ここのブルワリーはまだそんなに種類を試せてはいないのですが、全体的に芸風は、アメリカのブルワリーの中でもかなり上品な系統になるかと思います。アメリカンエールの濃い目の香りは残しつつも、後味はさっぱり。
2杯、3杯と飲んでもくどくならない美味しさです。こちらも値段は330〜360円程度と安く、かなりオススメです。


途中で気分が良くなり過ぎて早々に己の隠し球を開栓。
PUNK IPAで有名な、BREWDOGのabstrakt AB:18 度数11.8%。
こちらは、全世界で限定12,100本のスモールバッチシリーズ。シリアルナンバー入りで私の瓶は9010番でした。
ラム樽で2年間寝かせた味わいは樽香と諸々の旨味、甘味、酸味が入り混じって複雑な味わいを醸し出していました。圧倒的に情報量の多い1本。ゆっくり飲まないと、飛びます。

abstraktの前後で立て続けに開栓したのが、サンクトガーレンのUnangel 2017 アルコール度数10%
私が好きな神奈川のブルワリーのウィートワイン。
サンクトガーレンらしい旨味と、後味の鮮やかさでアルコール感を強く感じさせない1杯でした。もう1本自宅にストックがあるので、そちらは3年ほど寝かせてから開栓して、味わいの変化を楽しもうと思います。
ハイアルコールの甘くて口当たりの良いビールは実に危険が危ないです。ワインと同じくらいのペースでじっくり飲んで行きましょう。行きます。次回こそは...

日本酒で有名な八海山こと八海醸造(株)が手がける八海山泉 ヴァイツェン。
この蔵元、日本酒同様にビールの旨さも折り紙付きです。日本酒ほど量が出回らないのが難点ではありますが。
ヴァイツェンは、苦味少なめで、バナナのような香りがすると言うのが一般的で、そのバナナ香が好きだと言う方も多いかとは思います。
ところが、この八海山泉ヴァイツェンはバナナ香を控えめにし、舌に残る甘味と旨味の方に重心を置いているのです。
このバランス感の絶妙さが非常に素晴らしく、私の中では、ドラフトであったら迷わず飲むビールとなっております。ラベルからも味からも蔵元の実直さが窺えるナイスビール🍺

こちらは主催者のムラカミちゃんが持って来たBALLAST POINTのFATHOM IPA。
良い意味でBALLAST POINTっぽい苦味を抑えたバランスの良い仕上がりで、かなり技有りな1本でした。IBU50 アルコール度数6%で、同社としてはかなり控え目。西海岸系IPAの入口としてかなりオススメ出来ると思います。同社のSCULPINやBIGEYEで苦味が強過ぎると感じた方は是非一度お試しを。

終盤に差し掛かって登場させたのがオレゴン州のブルワリー、ROGUEのSTRAIGHT OUTTA NEWPORT...
某映画の影響も感じられるデザインからして、西海岸な感じが漂いまくっているIPA。アルコール度数8.7%と結構強め。
とは言えROGUEはやはり後味の上品さと纏まりの良さには盤石なものがあります。
濃厚×ジューシー×上品な後味 と三拍子揃った会心の IPAでした。
ROGUEもドラフトで置いている店をあまり見かけないので、見つけたら即飲みの一杯だと思います。
ちなみにイオンリカー自由が丘店はROGUEのドラフトを1タップ常駐させてくれています。

と、こんな感じでおよそ3時間以上に渡って様々なビールを旨い旨いと言いながら味わっていた次第なのですが、終盤で来られた若さんが持ち込んだのがこちら

“洗練されたクリアな味、辛口”


ェエサヒイィィ スゥパァァァァ ドゥラァァァァァイィィ!!!


もう、爆笑です。大爆笑。
「クラフトビール持ち寄り会」と言う題目がゲシュタルト崩壊した瞬間です。

このタイミングでこのセンス。素晴らしいの一言に尽きます。

せっかくなので仕上げにスーパードライを飲んでみたところ、今まで濃ゆいクラフトビールばかり飲んでいた舌では殆ど味を感じず、かえって水の様にゴクゴクと美味しく飲む事が出来てしまいました。これだけ飲んで、最後はやはりブレずに日本のスタンダードに帰結した訳です。

とは言っても、スーパードライも紛れもなくビール。アルコール度数5%なので、その後かなりじわりじわりと効きました。仕上げのスーパードライはとても危険と言う学びがありましたね。

こうやって一つ一つ学んだ事が血となり肉となりアセトアルデヒドとなり二酸化炭素と水と尿素となり大河の一滴となり大海原へと流れ出るのです。
酩酊時のスーパードライは地球規模の循環にまで思いを馳せる事ができるガイアの雫だったのです💧

皆思い思いに飲んで23時に解散。

いやしかし、これだけの量、良く飲み切りました。空き缶・空き瓶も此処まで揃うと壮観です。

次回開催は未定との事ですが、こう言った持ち寄り会は自分1人では見つけられない発見が多くあるので、今後も機会あれば参加して行きたいと思います。

取り敢えず私はグラウラーを買う所から始めます。グラウラーにピルゼンスキー・プラズドロイを詰めて貰う事ができたとしたら、日本全国津々浦々、何処でも超旨いピルゼンスキー・プラズドロイが飲める事になる訳ですからね。

夢は広がります。

それではまた、次のビールで乾杯しましょう🍻

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