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スポーツと競馬「強豪国?と 天皇賞(春)」

おめでとうございます。スケート連盟の選ぶ最優秀選手ということになれば、当然選ばれるべき選手たちである。
ただ、ここ何年かのシーズンはスケート強豪国のロシアが国際大会には出場していないので、ラッキーだった面がなきにしもあらず。
運も実力のうちとは言うけれど・・・

フィギュアスケートでは、ロシアは次から次と強い選手が出てくる、文句なしの強豪国だ。スピードスケートでも、フィギュアほどではないにしても、ロシア勢がかなりのメダルを持っていく。
このように、スポーツの種目には、いわゆる”強豪国”というのがある。
例えば、サッカーと言えば?
ブラジルとかイングランドとかを思い浮かべた人が多いだろう。
柔道と言えば?
日本、フランス・・・その他はどの国を思い浮かべるだろうか?
野球と言えば?
アメリカ、日本、韓国。オランダなんて言えたら通だな。

しかし、近年、この強豪国の地位がグラついている。
ロシアのような自業自得的な後退は別として、例えばサッカーのドイツとか、陸上や水泳のアメリカとか、柔道の日本とか、以前は勝って当たり前だったのに、近年はそうでもない。他の種目でも、かつての強豪国が苦戦する傾向が散見される。

何が原因だろうか?

最も影響が大きいと思われるのは経済だ。
分かりやすいのは中国。1980年代前半まではオリンピックに出てくることさえままならなかったのに、改革開放政策で経済が発展するのと歩みを同じくして、スポーツもどんどん強くなっていった。
2000年代に入るとブラジルが伸してきた。
おそらくこれからは、インドが日の出の勢いで伸びてくるに違いない。続いてインドネシア、サウジアラビアなどなど、経済的に発展してくる国は目覚ましく強くなるだろう。
いわゆる先進国と言われる国々でも、それほどでもなかった種目が強くなったりしているのは、国民が色々なスポーツに目を向ける余裕ができた証でもある。
やっぱり「金(きんメダル)も金(かね)次第」ということなんだよなぁ。

とはいえ、スポーツの発展には文化的、宗教的背景もあって、それを克服できないと強くなれない国もあるだろう。
しかし、経済的に余裕ができれば、誰の神様がどちら様であろうと気にならなくなるだろうし、そんなに厳しい戒律も必要なくなるような気がする。
そうなればスポーツをすることの障壁がなくなり、スポーツ弱小国と呼ばれる国がなくなって、世界中同じレベルで競い合える日が来るのではないだろうか。そう願いたい。

明日は天皇賞(春)

競馬は、かなりの設備投資が必要で、馬を生産し、育成するノウハウの蓄積が必要で、なにより、健全なギャンブルとして運営できる文化的、社会的基盤が必要なので、経済が発展したからと言って一朝一夕に強い馬が出てくるわけではないだろう。
でも、世界中の国から競走馬が集まる競馬の世界大会なんて、見てみたいものだ。

さて、日本のロングディスタンスレースが得意な馬が集まり日本一を決めるこのレース。3分15秒くらいの攻防はやはり見応え充分だ。

昨年の菊花賞馬
12番 ドゥレッツァ
デビュー以来5-1-1-0というほぼパーフェクトの戦績。大阪杯は使わず、金鯱賞2着からここへ狙いを定めてきた。前走は得意の条件だったプログノーシスが強すぎたが、良馬場の京都の3200mなら大丈夫だろう。ルメール騎手から戸崎騎手に替わると言っても、戸崎騎手でも勝っているので心配なさそうだ。

阪神大賞典の勝馬
14番 テーオーロイヤル
骨折で約1年棒に振った馬とは思えない活躍ぶり。生粋のステイヤーだし、好位抜け出しの王道スタイルなのが脚への負担を少なくしているのかもしれない。菱田騎手はG1ジョッキーの仲間入りのチャンスをものにしたいだろう。でも、あまり力まずに、馬名の通り王道スタイルを貫いて欲しい。頑張れ裕ちゃん!

昨年のダービー馬
7番 タスティエーラ
年末の有馬記念、今年の大阪杯と不本意な成績だが、菊花賞(2着)までは良かった。今回は良かったときのモレイラ騎手に戻るのは心強い。馬体重がどんどん増えていくのは、まだ成長中ということなのか? 調教の動きはとっても軽いように見えたが、それを3200mもたせられるのか? このレースで真価が問われるだろう。

阪神大賞典2着
4番 ワープスピード
デビューから8戦目の2400mで初勝利。それからも2400m以上でぽつりぽつりと勝ちあがって来た苦労人。ステイヤーズS4着、ダイヤモンドS3着、阪神大賞典2着と来て、次は1着か? 超晩成型の苦労人は雑草的強さを発揮するんだよなぁ。ただ、川田騎手でもなく、菅原騎手でもなく、三浦騎手ってのはどうなの?

阪神大賞典3着
5番 ブローザホーン
こちらは9戦目で初勝利という世話のかかった馬。ただ、初勝利後は安定した成績で6-1-2-2。選んでいるんじゃないかというくらい重、稍重が多くて、そっちが得意なのかと思ってしまいそうだが、今年はじめの日経新春杯はパンパンの良馬場だ。とにかく京都が合っているらしい。父の子にしては珍しい晩成型。父の株を上げるためにも頑張らないと。

ダイヤモンドS2着
1番 サリエラ
武豊騎手にとっても、この馬にとっても最高の枠なんじゃないだろうか。マテンロウレオに先に行かせて、内ラチにピッタリ沿いながら単独2番手。最後の直線で先頭に立っても内ラチから離れず粘りに粘って・・・という映像が目に浮かぶ。イクノディクタスみたいに(古すぎ!) 6歳にして7レースしかしていないおチビさんがどこまでやれるか。たぶん見せ場は作ってくれるだろう。

ヨコテンがマテンロウレオってことは、逃げてまんまとスローペースというパターンになるのか? となれば、最も有利なのは・・・

今週の一点勝負は、展開が合いそうなサリエラと、京都が得意のブローザホーンの組み合わせ
 ワイド
前日12時のオッズは約11~12倍。 十分です。

2024春のG1シリーズ一点勝負の予想結果
シーズンごとにG1レースのみ、すべて一点勝負で収支トントンを目指しています。
先週までの予想結果
+1430円 (1点100円の馬券を買ったとしての計算です)


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