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ビジネスサイドがSQLを習得して見えるようになった世界と勉強方法

こんにちは!
スタートアップにてBizdev(事業開発) を行っている、かに🦀です。
現職では、3年ほど勤めているのですが、気づけば非エンジニアの僕がバリバリとSQLを書けるようになっていたので、その経験からビジネスサイドの人間がSQLを学ぶメリットと具体的な方法について備忘録も兼ねてご紹介します!あわよくば、どなたかのご参考になれば大変嬉しく思います!✌

注)本記事では、エンジニアさんのやられている実際の開発案件に関するSQLではなく、Redash、TableauなどのBIツールを用いたデータ分析についてのSQLについて言及します。

SQLを習得して見えるようになった世界

結論から申し上げますと、SQLを習得するとめちゃくちゃ世界が広がります!
今まで、参加するだけだった社内会議に登場するKPI指標についての解像度が上がりますし、データという客観的事実を元に議論することができるので、役職や年次等関係なく若手であっても自分がデータ分析した結果を元に課題を投げかけることも出来ます。

とはいえ、当時の私は、SQLという良く分からん文字の羅列に対して抵抗があったので、
(恐らく多くのビジネスサイドの方も共感いただけると思います笑)
以下に私の実例を踏まえたSQLを学ぶことで見えるようになる世界というものをご紹介したいと思います!

  • 数値的調査→問題提起→問題を解決するための仮説→現場での業務 といったようなサイクルを一人で回せるようになる

    • →正直、これが一番のメリットだと感じてます!

  • データという客観的事実は、若手でも唯一と言って良いほど、発言力を持てる

  • 様々な社内KPI数値に対しての解像度が上がる

  • 普段、自分が行っている業務がどのKPIを追うためなのかクリアになりモチベーションが上がる

    • →一つ一つのタスクの意味を理解できると、ジブンゴト化しやすくなりますよね!

  • 「〇〇の内容に関してデータ出して欲しい〜」などのように社内の人から頼られる

  • Redashなど(BIツール)とスプレッドシートをAPI連携すれば、誰もが慣れ親しんだスプシで簡単にデータにアクセスできるので、更に社内の人に頼られる存在になる

ざっくりとまとめると、SQLを習得するだけで、できることが増えて、活躍できます!笑

ということで、実際に私が経験した、SQLの具体的な勉強方法をご紹介します!

SQLの勉強/学習方法のロードマップ

最初から難しいテキストを用いて勉強するとSQLの嫌悪感が出てしまうと思いますので、習熟度に合わせた教材を利用するのがベストです。
ある程度、知識が付いてきたらとにかく手を動かしながら、実際にSQLを書くことが最も効率の良い勉強方法です!

具体的なおすすめ教材と一緒にご紹介していきます。

1.SQL とは何か理解する (Youtube)

まずは、SQLとは何なのか?何のために必要なのか?について知るために費用をかけずに Youtube にて勉強をするのが良いかと思います!

勉強になる動画は沢山あるのですが、以下の動画が分かりやすくて基本をしっかりと説明してくださっているのでオススメです!
初めての方は、一回で理解することは難しいので、「まずは、SQLに関する用語をなんとなく頭に入れる!」ぐらいの目標でOKです!


2.Progate でSQLのコースを学ぶ

SQLの概要について理解したあとは、講義に沿って実際にSQLを書いてみるのが良いです。
そこで、オススメなのが Progateという 月額制のプログラミング学習サービスです。

他のサービスに比べて、利用者数も多く環境構築などの難しいことは必要が無いかつ、料金も安いので大変おすすめです!

最初のうちは、理解できない箇所も多いので、一回で完全に理解しようとするのではなく、
「一周目は知識を浴びるつもりでなんとなく進める」
「二周目はできるだけ答えを見ずに自分で考えて問題を解いていく」
のようなイメージで進めるのがオススメです。

SQLは、文系科目のような暗記で勉強していくのではなく、書いた回数に比例して知識が定着していくので、とにかく手を動かしながら学びましょう〜!

Progate をある程度こなすと 「whereってなんだっけ?」、「fromってどこに書くんだっけ?」みたいなことが分かってくると思うので、この時点で簡単なSQLを読むことはできるようになっていると思います!!✌

3.とりあえず、SQLを書いてみる!

Progate で簡単なSQLを読めるようになったら、自分でゼロから書いてみることが大事です!

とはいえ、いきなり業務でSQLを書くことは大変だと思うので、面倒な環境構築不要で、演習問題をこなせるテキストに沿って学習することがオススメです。
特に、以下の本では、基本的な説明はもちろんのこと、初心者が躓きやすい INNER JOIN(内部結合)や、サブクエリについても演習を解きながら学ぶことができます!

ここまでこなすと、社内に転がっているSQLの殆どは読める(意味が理解できる)ようになっていると思いますー!
自分でも、簡単なSQLであれば書けちゃうはずです!

4.社内のSQLを参考にどんどん書いてみる!

自分でもSQL書けるかも!と自信がついてきたら、どんどん書いてみましょう!
ここまで来たら、基本構文は理解できています!

いざ、社内のSQLを読んでみると、DB(データベース)ごとに、テーブル名やカラム名が存在するかと思います。
最初のうちは、自分の調べたいカラムが どのテーブルに存在するのか分からず時間がかかるかもしれないので、実際に社内のSQLを読みながら、なんとなーく社内DBを理解していくのがオススメです!

なんとなーく社内DBが分かってきたら、どんどん書いてクエリを動かしてみましょう!最初のうちは、エラーが発生する度にネガティブな気持ちになるかもしれませんが、「エラーが出る度に自分は成長できる!」と思って進めていくのが良いかと思います!💪💪

慣れてくると、「商品別売り上げランキングを取ってみよう!」とか、「以前の商品別売り上げランキングの期間を先週に絞って出してみよう!」など、どんどん自分で進めることができるようになるかと思います!

また、そういった形で学習を進めていると、少しずつ社内の人に
「〇〇のデータを出してくれるかな?」
といった具合に社内の方々から頼まれるようになっていきます。
このような依頼をこなす度に、社内の方々から頼られ、自身のスキルも上がっていくので良い循環が生まれていくかと思いますー!

5.SQLが書けるようになったら!

例えばBIツールのRedash では、簡単にGoogleスプレッドシートと連携することもできるので、普段SQLを触らない人も簡単にデータにアクセスすることができるようになります。
更には、「前日の売上分を毎朝8時にスプレッドシートに書き出す」みたいな一見難しそうな設定も簡単にできるので、BIツールを使い倒していくとやれることも広がります!


まとめ

非エンジニアにとっては、なかなか取っつきにくい分野ではありますが、毎日1時間でも学習を進めていくことで確実に習得できます!

更に、SQLを用いたデータ分析ができるようになると、データ出しを依頼されたり、社内会議にてデータを下に意見出来たりと、簡単にバリューを発揮できるようになります!
特に若手はオススメです!!ほんとに!!🔥

最後までお読みいただきましてありがとうございました!^^
拙い文章でしたが、この記事が誰かのためになれば大変嬉しく思います!

また、この記事以外にもRedash を用いたクエリパラメータの設定方法などに関しての記事も書こうと思っているので、ぜひ「いいね」を押して応援頂けますと嬉しいです!m(__)m

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