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声優・海乃るりは止まらない

この記事を書いているのは2021年11月7日。1週間後にはアニーバーサリーライブがある。ライブで22/7(ナナニジ)としての海乃るりを見れる最後のチャンスだ。デジタル声優アイドルの海乃るりを見れる時間は限られている。

noteを始めたのはナナニジがどんなに素晴らしいグループで、どんなに魅力的なメンバーがいるかを言葉にしておきたかったからだ。でも、メンバーについて書いたのは帆風千春と西條和だけ。他のメンバーも書こう書こうと思っているうちに推しの海乃るりと倉岡水巴、武田愛奈が卒業を発表してしまった。

書きたいことが多すぎて、どんな内容にしようか考えていたらこの有様だ。

タイトルはだけはずっと前から考えていた。それは「海乃るりは止まらない」だ。彼女はこれから人気が出るぞ…!という予感があったし、努力を怠らない人という印象があったから「止まらない」というタイトルを考えた。

海乃るりは声優の道へ進むために卒業する。

これからも変わらず応援し続けるつもり気持ちを込め「声優・海乃るりは止まらない」と改題し、私の思う海乃るりの魅力と応援する気持ちを思いのまま、ひいき目たっぷりに書き綴ろうと思う。すごい長文なので、何回かに分けて読んでくれたら嬉しい。

親しみを込めてるーりーと呼ぶ

私はメンバーの名前をフルネームで書いているが、それは単純に文章が書きやすいとか、自分の文体(というほど大袈裟なものでもないけど)に合っていると思っているからだが、そのまま彼女のことを書くのは何となく違うと思う。なので、この記事では海乃るりのことを「るーりー」と書いていこうと思う。

この記事ではあくまでも応援と親しみの気持ちを込めて書きたいし、たまたまこの記事を読んでくれた方にも、その方が親しみを込めているように感じて頂けるかと思う。逆に馴れ馴れしい!と思う方は少しだけガマンをお願いします…。

愛されキャラの海乃るり

るーりーはアイドルとしての才能を持っているのは間違いないだろう。特にメンバーからもファンからも愛すべきキャラクターとして見られているような気がする。私なりに愛されキャラの理由は何だろうかと考えて書き出してみたのがこれだ。

・圧倒的な透明感
・天然ドジっ子キャラ
・自然体の振る舞い

圧倒的な透明感

ナナニジのことを知ったばかりのころから、ものすごく自然で作っている感じが全くしない美少女がいるな…と思うメンバーがいた。それがるーりーだった。自然な可愛らしさがあって、正統派のきれいな顔をしている。嫌味が全くない爽やかな人だなって思っていた。

るーりーの爽やかな魅力は唯一無二ではないかと思う。ナナニジでも他のアイドルや女優でもかわいい人やきれいな人は沢山いる。もともとドルオタではない私からすると、所謂「かわいい」人たちは正直なところ甘すぎるというか、ちょっと重たい感じがしてしまう。フラペチーノみたいな感じと言えば分かってもらえるだろうか。おいしいけど、ゴクゴク飲めない感じなのだ。

でも、るーりーは長時間SHOWROOMを見ていても飽きないし、甘すぎたり重すぎたりしないのだ。甘すぎない爽やかな微炭酸というか、ゴクゴクいくらでも飲める感じ。とてもかわいらしいのだが、その透明感のある爽やかさのおかげで全く飽きない魅力がある。その透明感が一番感じられると思っている写真がこれ↓

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あいなっちがTwitterにアップした写真だ。初めてこの写真を見たときにはあまりの美しさに息を吞んでしまった。化粧品のポスターでもいいかもしれないし、芸術作品として飾ってもいいかもしれない。この透明感は貴重だ。朝ドラの主人公もやれるんじゃないかって思う。

天然ドジっ子キャラ

るーりーと言えば天然ドジっ子という印象がすごく強いと思う。すました顔でスンとしていたら、完全に正統派美少女になるのだが、ドジっ子なところがあって親しみやすいのが大きな魅力だ。メンバーからもファンからもいじられキャラのようになっている。

本人はいたって真面目に頑張っているように思う。頑張っているのだけど、ちょっと天然なところが顔を覗かして、微笑ましい結果になってしまう。意図せず笑いが起きてしまったときに、一緒に笑ってしまえるのがるーりーのいいところだ。おおらかで優しい性格が垣間見える。

天然ドジっ子だけど、真面目に頑張っているからメンバーやファンから愛されるのではないかなと思う。作ったキャラクターは意外とバレるもので鼻についてしまうことがあるが、真面目な人は応援せずにはいられない。笑いながらも、褒められている姿が見たくなるのだ。

そんな私にとって計算中のアドバンテージクイズは神回と言っていい回だった。褒めらているのは戸田ジュンだけど、得意な分野で大活躍して大喜びいる姿は番組としての面白さと、活躍してくれた嬉しさで最高だった。当たりが強い時がある相田さんも一緒になって喜んでくれているのも嬉しかった。

自然体の振る舞い

るーりーは程よく肩の力が抜けていて、いつも自然体だ。真面目に頑張っているけど、変にキャラクターを作っているところもなく、どこかリラックスもしている。

肩の力の抜けた自然体の振る舞いが魅力となるのは、やるべきことをしっかりとやっていることが大前提だ。その事実がないと肩の力が抜けていることを褒めることは出来ない。プロとしてのしっかりとした仕事があったうえで、肩の力が抜けた自然体であるから見ていてとても好感が持てる。

向さんの「1時間空きました」で向さんが言っていて「なるほど」と思ったのは、賑やかしや裏回しができてスタッフからの信頼が厚いから司会者から一番遠い席に座っているということ。さっき天然ドジっ子と書いたばかりだが、バラエティーではツッコミを入れたり相槌を打ったり、その時々で最適な反応をすることが出来る。何か突拍子もないことを言って笑いを取るわけではないが、進行を妨げずに場を盛り上げて面白くすることが出来ている。きっとMCにとっては嬉しい存在だろう。

計算中や検算中では三四郎さんから当たりが強めのいじられ方をされることがあるが、それも信頼の証だろう。いじってもちゃんと受けて反応してくれるから、そこから笑いに繋げられる。プロとしての仕事をちゃんとやっているのだ。

ライブパフォーマンスでもプロの働きをしていると思う。ライブの話はもう少し後にまた書くが、細かく見ていくと素晴らしいところがたくさんだ。でも「頑張ってます!」感をあまり表には出さない。その力みのなさが、見ていてちょうどいい。

声優としての海乃るり

ここはすごく過小評価をされている気がするのだが、声優としても魅力的でいいものを持っていると思っている。海乃るりの声優としての魅力も書き出してみた。

・個性的な声
・幅広い声の表現
・意外性の井草昴と信頼性のパメラ

個性的な声

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本人は特徴のない声と思っているようだが、個性のある声と思っている人の方が多いだろう。戸田ジュンの声は本当に個性的な声だ。何がどう違うのか…と説明しようとすると難しいけど、少なくとも似ている声の声優を知らない。

歌っている時の声はさらに個性的だ。歌っている時の発声法は演技の時とはかなり違うが、実に面白い声をしているなと思う。ナナニジはデジタル声優アイドルユニットだけあって、個性がありながらいい声のメンバーが多い。その中でもるーりーは特に個性的で聴いていてすぐにわかる。

ナナニジはきれいな声が武器のグループだ。この声の良さがなければ私はナナニジにハマっていなかった。声のいいグループの中に、スパイスとなる声を入れているのがるーりーだと思う。るーりーの声がナナニジらしさ、ナナニジっぽさを演出している。また、その個性的な声から、大きな場面展開があるパートを歌うことが多い印象だ。これについては時間があるときにちゃんと数えてみようと思う。

るーりーの魅力を味わうのに個人的におススメの曲は「空のエメラルド」と「ヒヤシンス」だ。特に空のエメラルドはおススメだ。空のエメラルドはソロパートの素晴らしさからちはるんのイメージが強い曲だと思うが、サビ前からサビ終わりまで、るーりーの声が非常にいいスパイスになっていてボーカルの力強さが増している。ちょっと聴き取りにくいかもしれないがじっくりと聴いてみてほしい。

ヒヤシンスはセリフパートのアプローチが抜群だと思っている。特に声を作らずに等身大の自分の声でセリフを言っている。それが曲の世界感にマッチしているし、ストレートに心に響いてくる。曲に対するアプローチの勘の良さも表れていて、初めて聴いた時にすごいな!と普通に感心してしまった。曲に対する声のアプローチ、セリフの言い方などはさすが声優!と言ったところだ。

幅広い声の表現

声の表現の幅広さはファンでない方にも是非知ってほしい。もうすぐ消されてしまうだろうが、ナナニジのアーティストページにあるサンプルボイスだけでも大人の女性から少年漫画の主人公のようなショタボまで表現している。どうしても戸田ジュンのイメージが付いて回るが、それだけではないぞとしっかりとアピールしてくれている。おそらく収録したのはかなり前であろうから、今ではもっと色んな声で表現ができるのではないかと思う。

ナナオンのエイプリルフール企画で佐藤麗華の声をやっていたが、当時Twitterで反応を見ていたらるーりーと気づいていない人が多くいた。アニメ22/7の7話の戸田ジュンのお当番回では戸田ジュンとしてメンバーのモノマネをしている。しかも、それが結構似ているのがすごい。

モノマネは単純に声質だけを真似ても似ているとは感じないものである。声の抑揚のつけ方や話すテンポなど様々な要因を総合的に判断して、人は声が似ていると思うのだ。要は、るーりーは声質をコントロールするだけではなく、話し方などの演技ができるからモノマネが似ていると感じるし、佐藤麗華に声を当てたときには気づかれなかったのだ。

声質のコントロールだけでなく、演技もできる!この点は強調しておきたい。

そもそも、戸田ジュン自体が難しい役だ。天真爛漫で子供っぽいところがあるから、感情の変動が他のメンバーよりも圧倒的に大きい。その上、コメディっぽい演技を求められる。それこそ、アニメの7話で感情の振れ幅の大きさは証明されている。

色々と批判されがちなアニメではあったが、7話はとても評価の高い回だ。この回に関しては、ナナニジのファンよりも単純にアニメが好きな人たちの方が絶賛している気がする。私は色々は人の感想をSNSやブログで見るのが好きなのだが、感動した視聴者がとても多かった。

感動をさせるためには、すべてが高いレベルにないと難しいだろう。7話はストーリーも作画も良かったし、るーりーの演技も良かったからこそ評判のいい回なのだ。コメディーな演技も感動的な演技も本当に素晴らしかった。るーりーはこういう演技ができる人なのだ。

意外性の井草昴と信頼性のパメラ

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今年に入ってからアサルトリリィとABSO-METALの二つの舞台に出演した。高身長モデル体型の正統派美少女(こうやって書くとルックスがチート!)だからか、どちらも凛とした女性の役柄だ。でも、二つの役柄で全く違う化学反応を見せてくれた。

井草昴は厳格で厳しさがありながらも後輩思いでとても良い役だった。戦術オタクで作戦会議を好むようなのだが、作戦会議が行われずに地団駄を踏むシーンがある。これが何とも微笑ましくかわいい。原作者や共演者にも度々いじられるシーンである。るーりーは井草昴に今までなかったような魅力を与え、さらにいいキャラクターに育てることができた。これは演出の影響もあるかもしれないが、るーりー自身のキャラクターが役に影響を与えたものだ。これは誰も想像できなかった事ではないか。単純な演技力とは違うかもしれないが、演じる人によって役柄が魅力的に育つのは、役者としての大きな魅力と言える。

一方でパメラではイメージ通りの演技だった。パメラも凛々しい女性ではあるが、人間らしい弱さも見せる難しい役どころだったのではないかと思う。ABSO-METALはきっちりと求められたとおりに演じきった舞台だった。求められたことを求められたとおりに演じる。これも大事な素養のはずだ。

求められた演技をきっちりと行うことが出来る信頼性と、役に意外な魅力を与える演者としての魅力。この二つを持っていることは非常に大きいだろう。

全身を使う舞台と、声だけで演じる声優ではかなり違うように感じるが、似ている部分もある。ドラマや映画のようなリアリティのある演技ではなく、少し大きめの演技が求められる点である。実際、舞台に出演される声優も多い。これも向さんの「1時間空きました」で話していた内容だが、るーりーも舞台に出演されているからこそできる演技があるとして、小山百代さんを憧れの声優として名前を挙げていた。私は素人だが、るーりーはもっと深く舞台と声優の共通点と違いを理解しているはずだ。そのるーりーが舞台でしっかりと成果を上げつつ経験できたことは、声優としての魅力を出しつつ実力を上げることにつながるのではないかと思う。

私としてはナナニジ卒業後も舞台に出演してほしいと願っている。

ライブでの海乃るり

最近の声優はキャラソンなどでライブをしたりするが、るーりーもキャラソンを歌う声優になりたいという夢があるとデビュー当時から語っている。今の時代は声優もライブをする時代なので、ライブでのるーりーの魅力も書いていこうと思う。この項目でも、私が思うるーりーのライブでの魅力を書き出してみた。

・抜けのいい声
・優雅で華麗なステップ
・さりげない盛り上げ上手

抜けのいい声

声優のところで声について書いたが、ライブでもるーりーの声は素晴らしい武器になっている。それは抜けの良さだ。

バッキングやメンバーの歌声があっても、るーりーの声はしっかりと聴こえてくる。ある程度トレーニングできるものだが、声の性質によるもので、才能が占める割合は大きい。声に高音成分がしっかりと入っているから聴こえやすい。

声の抜けの良さが良く表れていたのは2021年のTIFだ。メンバーが少ない状態とは言え、ひたすらるーりーの声が目立っていた。るーりーのマイクの音量が…とツイートしてた人が見受けられたが、おそらくそうではない。ナナニジは(見ていると他のアイドルグループも)イヤモニをしていないので、モニターのためにステージ上に音を返している。マイクの音量を上げ過ぎるといくら指向性のマイクを使っていてもハウリングを起こしてしまう。そのため、るーりーのマイクの音量だけを上げるのは難しいはずだ。むしろ、他のメンバーのマイクの音量を上げても、声がるーりーの声に負けてしまっていた可能性の方が高い。

それくらい、るーりーの声は抜けが良く、しかも声量がある。これは大きな武器になるだろう。学生の頃はプロを目指してバンドをやっていた身としては、一番将来性を感じるのはるーりーだ。

ちなみに、れったんも頑張っていたと思う。

華麗で優雅なステップ

ダンスの部分ではナナニジではサリーちゃんとなごみんが飛び抜けていると思う。また、れいにゃんの小柄さを感じさせないダイナミックで全身全霊のダンスもライブで見ると目を惹きつけるものがある。どうしても目立たないがるーりーのダンスでの魅力は細かい表現が丁寧なところだ。表情の繊細な表現は誰しも認めるところだろう。私も大好きなところだ。

だが、違う部分にも注目してほしい。私はるーりーのステップが好きだ。るーりーが細かなステップをきれいに踏むということに気が付いたのは2/28の僕が持っているものなら発売記念ライブだ。私がナナニジのライブを初めて現地で見たライブだったのだが、少し遠めの席から軽やかできれいなステップを踏む姿が見えたのだ。はじめはなごみんかと思ったのだが、顔を見るとるーりーだったのだ。

ナナニジに加入する前から剣舞を習っていたようだが、まさしく舞うような優雅な演技だと思う。その経験からか、ダイナミックな力強さというよりは優雅でスムーズにダンスをするように見える。そして、足元に注目するとステップの踏み方はすごくきれいなのだ。

それを見るのは現地でライブに参加するのが一番だが、その魅力の一端を見れるのが循環バスのダンスビデオだと思う。表情での表現も素晴らしいが、るーりーの足元にも注目して見てみてほしい。

さりげない盛り上げ上手

これもライブに行かないと気が付けないことだった。意外とお客さんを煽るのだ。みんなで一緒に楽しみましょう!というメッセージが伝わる煽り方で、煽るのだがちょっと優しい。そんなところにもるーりーのキャラクターが出ている気がする。

11という名の永遠の素数リリース記念ライブは残念ながら萌ちゃんが不参加だった。ヒアシンスのセリフパートはるーりーが代役だったのだが、さらっと鳥のポーズをして萌ちゃんに対する思いを見せてくれた。

るーりーは恥ずかしがり屋で照れ屋なところがあるが、ファンやメンバーに対する思いが溢れている。それを見せてくれたとき、ファンは嬉しいし盛り上がる。この場面場面でチラ見せしてくる盛り上げ方が、るーりーらしくて魅力的だ。

来週のアニバーサリーライブではキャラソンをやるのだろうか。11やミッションパラダイスで見せた人生はワルツのパフォーマンスは戸田ジュンが見えてくるような、いいパフォーマンスだった。お客さんを目の前にしたとき、どんなパフォーマンスになるのかすごく見て見たい。どんな風にお客さんを楽しませてくれるのか、ものすごく興味がある。

最後のチャンス。祈るばかりだ。

魅力的な人柄

るーりーのファンはそのかわいらしさや、おもしろさが好きという人が多いかもしれない。私もそこからるーりーが気になるようになったのだが、知れば知るほど人物像も魅力的だ。真面目でいい人なのだ。ここも私が良いなって思うポイントを書いてみた。

・誰にでも優しい
・ファンとの距離感
・正直で誠実

誰にでも優しい

優しさについては幾つもエピソードがある人だ。ちはるんは一番寄り添ってくれたのはるーりーと言っていたし、サリーちゃんも本気で好きになりそうになったメンバーという話の中でるーりーのさりげない優しさ(しかもちょっとクールでかっこいい)を話してくれていた。あいなっちは荷物をトランクに積んでくれているタクシードライバーが雨に濡れないように傘をさしてあげた話をツイートしていた。他にも検算中の運動企画でなごみんがスタートラインまで行くのを付き添った話とか、探せばもっとありそうな気がする。

驚くようなエピソードはそれほどなくても、こういうちょっとしたエピソードが幾つもあるのは普段から優しい人だからなのだろう。

メンバー同士で話している時にも、その優しい人柄がよく出ていると思う。メンバーのノリに合わせて話をしているのがよくわかる。サリーちゃんのようによくしゃべるメンバーにはテンション高く少しきつめのツッコミを入れつつ話をするし、なごみんのように口数が少ないメンバーには話のペースを少し落として優しく話をする。るーりーにとっては当たり前のことで気遣いとすら思ってなさそうだが、私は優しさだなと思う。

そして、先日に合ったれったんの契約解除の日。一番初めにれったんに優しい言葉をツイートしたのはるーりーだった。いつツイートするかは問題ではないし、ツイートしなくても優しさがない訳ではないと思う。それでも初めにツイートするのは、契約解除の理由からもそれなりの勇気も必要だろう。

あのツイートがあったことで、救われたファンも沢山いるはずだ。

ファンとの距離感

るーりーはファンと近すぎず、遠すぎずの距離を保っているなと感じる。確実に一線を引いている。一線を引いているが、壁はない。

私はオトク会は参加したことがないが、オトク会があった日はファンの感想ツイートを見ている。そこに書かれているのはファンに対して喜んでもらおうとするアイドルとしての姿だ。フレンドリーでファンにとっては嬉しいのだろうな…と感じる対応だ。人相が悪くてコミュ障の自分も参加したいなと思わせてくれるような、素敵な対応だ。

でも、ファンのツイートにリプライすることはない。特定のファンを特別扱いすることがなく、むしろ全てのファンに平等に近しい距離で接してくれているように感じる。ここが線を引いている部分だ。

ABSO-METALを見に行った時、びっくりしたことがある。カーテンコールの時にるーりーはファンの方をしっかりと見てくれると感じた。私はやや後ろの方にいたのだが、私でも目が合ったように感じるほどだ。しかも何回も。これはお客さん全員をしっかりと見ているからだと思う。会場に来てくれた全ての人に感謝の気持ちを送っているのだろう。ファンになって良かったと思ったし、さらにファンになってしまった。

アイドルとしてのファンとの距離感は近い方かもしれない。でも、ここまでと線を引くことで、いい関係を築いている気がする。今の関係がちょうどいいのだ。

正直で誠実

卒業の発表以来、私はるーりーが正直で誠実な人だと感じている。ブログの中で「ここでやるべき事は全てやり切ったのではないか」「今後22/7に居る自分の姿を思い描けなくなっていきまいた。」と綴っている。ファンとしてはショッキングな文章だが、包み隠さず正直に書いてくれていることが私は嬉しかった。

オブラートに包んで書いた方がファンは傷つかないかもしれない。私も寂しく感じる部分はあった。でも、「声のお仕事を中心とした活動が出来るよう精進したい」という言葉の意味もよく理解できた。

るーりーは「全力で駆け抜けたと胸を張って言える」とも書いている。まだまだ若いるーりーがやり切ったと言えるのは、全力で駆け抜けた証拠だ。本当に凄いことだと思う。それほど頑張っていたから、私は魅せられてファンになったのだろう。

SHOWROOMではもっと細かくしっかりと話をしてくれた。ちはるんのときもしっかりと語ってくれていたが、るーりーはさらに詳細に語ってくれたと思う。去年の8月か9月ごろから卒業についてスタッフと相談を重ねていたこと、ナナニジでアニメやゲームの夢が達成できたこと、辞めたいと思ったことはなかったこと。ゆっくりと丁寧にとても穏やかな口調で話してくれた。

自分もアイドルが好きだったから、おめでとうも、寂しいも、何で?っていう気持ち理解できる、そのままでいてくれると嬉しいと話してくれたのも印象的だった。すべてのファンの気持ちを否定せずに受け止めてくれることに人柄が表れている。

とても優しくて、正直で、誠実だ。

初めから声優だった

ナナニジの「デジタル声優アイドル」というコンセプトを一番理解して体現できるのはるーりーだと思っていた。声優とアイドルのどちらも好きだという言葉に偽りはなく、どちらの仕事も全力だった。でも、現実は少し違っていて、るーりーはずっと声優の道に進みたいと思っていた。過去のインタビュー記事を見てみると、全くぶれていないことが分かる。夢に向かって真っすぐに進もうとしていた。

ナナニジの活動も全力でやり切って、自分の夢もしっかりと見えている。今考えると、卒業は必然だったのかもしれない。色々なオーディションを受ける中で、ナナニジに合格したが、その時から既に、それよりも前から声優だったのだと思う。そんな人がナナニジに入ってくれたおかげで、私や多くの人がるーりーを見つけることが出来た。

ナナニジに入ってくれなかったら、るーりーの存在に気が付けなかったと思う。でも、ナナニジにいてくれたから、声優に専念してもきっと見つけて応援することが出来る。このことには感謝しかない。

声優に専念してもるーりーなら大丈夫だと思っている。才能もあるし、人柄も魅力的だ。何より真面目だし、強い意志もある。声優としてやっていけるだろう。

アイドルとしての才能も併せ持った、魅力的な人柄の声優だ。こんな素敵な声優は応援せずにはいられない。

これからも止まらずに夢を追いかけ続けてほしい。

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