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機械が苦手な人のためのはずが、ほぼ自分のためになった話


もともと、やりたかったことは

機械が苦手という人のためのデジタルツールを作りたい、だけだった

わたしは小さな小売店の店長をしています。
小さい店舗なので働く人の数も限られており、一人二役~三役をこなしてくれている従業員を見ていて、何とか作業軽減できないかな、と思ったのが、機械が苦手という人のためのデジタルツールを作りたいをはじめるきっかけでした。

猫の手も借りたい現場です

何ができる?こんなこともできるの⁈

わたしはこれまでエクセルしか使ったことがなく、プログラミングやアプリ開発なんて、専門の人がやることだと思っていました。
自分とは全然別の世界の話だと思っていたんです。
しかし、デジタル関連の勉強(デジタル千本ノックのようなハードな研修…)を受ける機会があり、いろいろなノーコードツールを知って考えが改まりました。

お~も~い こんだ~ら~♪

自分でチャットボットも作れるし、生成AIにコードを書いてもらえれば、それを活用することもできる。スマホアプリだって作れてしまう。
店で働く人のために、と思って始めたことが、最終的には自分の知見を増やすことにつながり、結局は自分が得したような複雑な気持ちになりました。

実際に作ったのは、画像判別ツール

残念ながら、実用化ならず…

最終的に、作成したツールはTeachableMachineとCodePenを連携させた画像判別ツールです。
店で調理した商品のパックに値段や原材料が表示されたラベルシールを貼るときに、間違いがないようチェックしてくれるツールです。
いろいろと苦心したのですが、判別できる数に限界があり、現場で使うには不十分なツールしか出来上がりませんでした。
現場の苦労を軽減するためのツールを、この三か月では作り上げられなかったのが、とても残念です。
ですが、実用化に向けて改善できることはまだまだあるので、これを軸にブラッシュアップしていきます。

共有体験って人と人をつなげてくれる

苦境(?)を乗り越えた仲間です

デジタル千本ノックを受けて、同じ体験をした仲間に出会えたことも大きな財産でした。わたしはデジタル研修に参加し、他の参加者とノーコードツールの使い方や作品のアイデアを共有したり、フィードバックをしたりしました。(ハードな研修の辛さもちょっぴり言い合いました)
わたしは仲間からたくさんのことを学びましたし、仲間は応援してくれたり、アドバイスしてくれたりしました。
いつもの生活のままだったら、出会えないような人たちと知り合えたのは、とても幸運なことだったと思います。

猫が二足歩行できたような衝撃があった

知らないことはもったいない

飾らない言葉で表現すると、いろいろなデジタルツールを今まで知らなくて損をしていたな、としみじみ思ってしまいます。
知らないって、本当にもったいないことでした。
二足歩行したら前足が自由に使えるんだ!みたいな驚きがありました。
油断するといつの間にか四足歩行に戻ってしまいそうなので、今後も自由になった前足を活用していきたいです。もちろん、一緒に働く人たちのための役立ちツール作成も継続して取り組んでいきます。

今後も二足歩行を忘れないように

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