見出し画像

ツートン家具、納戸からよみがえる

家にあるのは知っていたけどいつしか忘れられかけていた家具。そんな家具ありませんか?

こちらはお客様の納戸にしまってあった、途中まで修復仕掛けたけどいつしか忘れられていた家具です。無垢材で重さもあってしっかりと作られた立派なものですが中途な状態なので使えないまま。
乾き切って落ちかけたダークな仕上げがますます悲しげです。

幸運にも持ち主が我が工房のシンボルであるツインカラーのビッグキャビネットを見て💡‼️ヒラメキ‼️
同じように生き返らせたいと言うことで
作業スタート。

まずは古いニスを落とし、サンダーをかけると若々しいブナ材が出て来ました。
若返り‼️
なるべくこの自然なトーンをキープして、
お客様のお気に入りだと言うライトグリーンのペイントでツインカラーに。
こちらのお客様、なかなかのこだわりアーティストでもあって、大好きなギターもいろいろ手作りリメイクしたりカスタムオーダーしたり、
最近は紙漉きにハマってランプを作ったり
水彩画を描いたり。
なので自宅の窓枠を塗ってみたり
別荘の壁を塗ってみたりも日常茶飯事。

気に入ったペンキが手元にあるよ、と言うことでペンキも持ち込み。
こういうお客様は話が早くて助かります。笑

陶器の取っ手も、気になるアイテムを日頃から買いためてあるので、その中から使えそうなものを持ってきてくれました。
同じグリーンが入っているのでおしゃれ!
家具のどこを塗って、どこを塗らないか細かく全部指定してくれて、出来上がりのフロントはロボットの顔みたいで愛嬌が湧く出立ちです。

収納先は自宅最上階の趣味部屋。
自分でエイジングした木材を張った壁にギターがズラリと掛けられていて
水彩画や子供の頃遊んだブリキのアンティークミニカーが並んでいました。
う〜ん、趣味の人‼️

家具はこれにて新しい居場所を得て使われていきます。
機能性があるからこその再利用だけど
「見た目は大事」って事実かも。

内部はニス塗り+ ジュート布地で明るめに

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?