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【ubisum by ubies】ファイナリストインタビュー:Rumpaporn Vorasiha(タイ)

アジアを舞台とした「越境」と「共創」のクリエイティブ・トーナメント「ubisum by ubies」。660名のクリエイターがエントリーした予選から、100名が選出された本選を経て、ついに決勝進出を果たした8名のファイナリストたち。彼らに作品の見どころ、メンターとの共創の様子などを語っていただきました!

Q1. 経歴や活動内容について教えてください。
Rumpaporn Voraisha(ルンパポーン・ヴォライシャ)です。タイのバンコクに住んでいます。フリーランスのフォトグラファーであり、バンコク大学でも写真と映像について教えています。代表的な出展の経歴としてはUNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka (2018)、WONDER FOTO DAY (台湾, 2019)、SEE SAW SEEN (バンコク、2019)です。

Q2. ubisumの仕組みについてどう思いましたか?
実験的でとてもクリエイティブな挑戦だと思いました。メンターとのコミュニケーションについては連絡するタイミングなどが少し難しかったです。


Q3. メンターとの共創についてはいかがでしたか?
私のメンターは、創作アイディアに対してとても率直に接してくれて作品をしっかり見てくれました。

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メンター:Miguel Nacianceno 🇵🇭
Photographer
https://www.mignac.com/

Profile
2001年アテネオ・デ・マニラ大学卒業後に、Newsbreak Magazineでスタッフフォトグラファーとして勤務した後、2度にわたりフィリピンの国内選挙とEDSA革命を撮影する機会を得ました。2004年にニューヨーク映画アカデミーに映画制作ワークショップに出席するために渡米。マニラ帰国後はMignac Photographyを設立。現在では、Mignac Productionsは出版と広告業界で多様な顧客と仕事をしています。 Yummy Magazine、Town&Country、Esquire、Rogue、Nohern、S outhern Livingなどのメディアに定期的に写真を提供しています。また、フィリピンの銀行、Globe Telecom、SM Supermalls、Nestle、Procter&Gamble、およびUnileverなどのクライアントを撮影してきました。 


Q4. 本選ラウンドの作品ついて解説をお願いします。

本選に引き続き決勝ラウンドでも”A Piece of Trash”(ゴミのカケラ)というプロジェクトタイトルで臨んでいます。ubisumトーナメントにエントリーした頃、自分が住む地域が深刻なpm2.5の大気汚染に見舞われ息をするのも大変でした。この現状を作品に投影して何かメッセージを発したい、そんな気持ちから制作を始めました。

プロジェクトのメッセージは下記でご覧ください。

「黒いゴミ袋に頭を入れ、全力で走れ。そして息絶えよ。もはや新鮮な空気やクリーンな水は無い。このゴミの掃き溜めの街はゆっくりと自己破滅していく。そして私たちは『ゴミのカケラ』となり彷徨い、やがて死んでいく」

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Q5. 本選ラウンドでの印象的なレビューを教えてください。
ノーコメント

Q6. 決勝ラウンドでは作品のどんなところを見て欲しいですか?
現代の私たちが抱えている問題を表現しています。私たちが呼吸するその空気は、ゴミ袋の内側でも外側でも違いはありません。同じだということです。

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Q7. 作品を制作する時に聴く音楽は?
制作中に音楽を聴くことはまず無いのですが、このプロジェクトのことを思案している時にジャズを聴いていました。


Q8. 優勝したらアジアのどこに何をしにいきたいですか?

是非とも日本で様々な地域で異なる文化を楽しみたい。もし優勝できたらこのプロジェクトを引き続き進化させるか、あるいは新たなプロジェクトの挑戦して自分にチャレンジしてみたいです。


Q9. 一般レビュアーにメッセージをお願いします。

ステイ・セーフ!

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