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小さなノートのはなし

 ノートといえば私は高校卒業までは勉強をするためのものであり、それ以外の使用は単なる無駄遣いであるというイメージだった。しかし、私は自身の世界観を記録したいがために勉強以外でもノートを必要としていた。

 成人式を迎えた日に私は地元の自治体からカレンダー形式でない、自由に使える手帳サイズのノートをもらった。そこには、目標や夢、記録など、何でも書いてよいという説明書きが書かれていた。

 ノートをもらって以降、私はとある映画監督や詩人の影響を受けて、日々を思いのままに書き綴った。思いだけでない。学修の記録だって書きとどめた。ついこの前だって、本屋で好きなアニメのキャラクターがデザインされた小さなノートを見つけたので余計に買ってしまった。

 ノートは少し大きく、単色や単色の類似色で構成されたデザインが多いけれど、時々本屋やホビーショップなどで魅了的なノートを見つけると特に何も目的がなくても、つい買ってしまう。最近のノートは若い人や子どもをターゲットにしているのだ。

 また、デザインのほかに、手触りや書き心地も重大な要素である。デザインが良かったり、紙の手触りもよければ、書くモチベーションも上がるのでは?と私は思う。

 最近は文章をSNSで済ましてしまう人が多いけれど、ノートや手帳に記録する機会を絶対に絶やしてほしくない。今回は小さなノートの魅力について記事を書いたが、手書きはタイピングと違って、その人の人格が表れていることに気が付いてほしい。

 例え職場でも手書きで記録をする仕事は少なくはないが、もう少し「書く文化」を多くの人に伝えていきたい。また、この記事も正直手書きで伝えられれば良いと思うのだ。

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