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歩く事について


最近読んだ本

サバイバルボディー


この本に影響を受けて本日徒歩で鳥屋野潟公園を限界まで歩くというのに挑戦してみた。

結果として途中で雨が降ったので限界まで歩くというような感じではなかったのだが、合計3時間と少し歩き続けることができたので時間別の気持ちと体の様子を思い出し、レポートする事にした。

■午前9時半 新潟駅周辺出発
気温はおそらく5度を切っていた。率直にクソ寒い。この挑戦をしようと言った昨日の自分を殴りたい。しかし、外に出てみると空は快晴。とりあえず足を前に進める事にした。

サバイバルボディーの内容をかいつまんで見るとこうだ。人間は原子時代から身体の構造は殆ど変わっていない。しかし、現代人はその能力を自らの手で作ったテクノロジーに押さえつけられているというものだ。
具体的には現代人には「環境の変化」というものから不自然に隔絶されており、免疫力の低下や生命力の低下を強いられている。本来の人間の「普通」の能力を呼び覚ます為には「寒さ」に身を晒す事が効果的だ。
本書では超人的な寒さへの強さを持つアイスマンと呼ばれるオランダの元気なオッサン。ヴィム・ホフとその謎を解明しようとするジャーナリストの奮闘を通して、人間の生命的な限界を解説し、その限界を越える為のトレーニングを紹介している。

■午前10時 弁天橋付近
最初は感覚が無かった手も、30分も歩くと暖まってくる。しかし顔と足が冷たい。前夜の構想では、Tシャツ一枚でここまでくる予定だったがノースフェイスのマウンテンパーカーのジップをMAXまで上げ外気をシャットアウトしていた。


この本を見て感じた事は。単純にもっと外に出て、環境の変化に身を晒すべきだと思った。
そして、最も地味で、最も体力を使う運動とは、歩く事だと思った。スクワットでは完全には追い込みきれない。どれだけ疲れていても歩く事はできると思う。その歩く事で体を追い込む事は限界を知る事になると思った。単純に人間力の指標なのかもしれない。


■午前10時半
足も暖まり、頭に吹き付ける風は気持ちいい、全身に血が周り頭も回転し始める。ただ歩く事に集中していて、それ以外の時間も、かなり建設的で前向きな思考が回る。
結局俺は飛び込み営業が仕事的にも必要だし、俺自身も新しい変化を起こしたいと思っているという事を理解した。

この時点で友人のトムと合流。かつやに行き弁当を買い歩き疲れたタイミングで飯を食う事にした。

この歩きでで得た気づきとして

・今に集中するとか今を見ろとか言うけど極限まで今を認識しようとすると間に合わない。だから考え方としては「今になる」という方がより今に集中できる可能性が高いという事。

・上を向いて歩こうと言うのは、自分の小ささを確認する為ではなかろうかと言う事。
上を向いて歩くと必然的に空を見続ける事になるが、そうすると空に対しての畏敬の念が生まれてくる。この天候の気まぐれにどれだけ地球上の生物が惑わされるか。人間だけがこの天候の変化に対しバリアを張れるが、それをしてしまうとこの世の法則的なものを忘れてしまう気がする。変化する事、諸行無常である。変わらない物はない。しかし、人間が作ったものは目に見える所あまり変化を感じる事はない。
TVは毎日形が変わる事は無いし、家のドアが急に無くなったりもしない。
だが、そんな事は無いのだ普通は。全てが変化するのだ、上を見て空を見るとそれがわかる。そんな解釈もできる。

・ジョギングとは身体にとって喜びである。
自分に合ったペースで走る、一定のリズムで小走り。このくらいのスピードの走りは何故か気持ちいい。勝手に笑顔になる。この感覚に気づいてあげられるべきだ。


■まとめ

相変わらず自分の身体で実験するのがやめられない。この癖は生まれてから変わっていないらしい。小4の時どこから仕入れたのかは不明だが古武術の「なんば走り」で走ると長く走れると言う情報を入手し、休み時間になんば走りの練習をしていたのを思い出す。
 
今現在新しく取り入れた習慣として、朝外に出て半袖で歩くと言うのを実施しているがシャキッとしてかなり良い。今後どうなっていくのかを見ていきたい。


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