2024.01.01

あけましておめでとうございます、とも簡単に言えない状態に、今日はなりました。

どうかご安全に。

テレビやネットを見ていると、画面内の情報と現実が、自分の中で上手く紐づかないのを感じます。

たしかに現実に起こっていることです。
それは分かるのですが、なかなか実際自分の周辺でそうした事が起こった場合、どうなるのか想像がつきにくい。

暗闇に沈む黒い画面の中で、橙色の炎が立ち上っている様子など、全く現実味がない。自分の中で落とし込めないのです。
炎が上がって、爆ぜて、また燃える。

ネットでも色んな動画を観ました。

まるで人がバケツの水を揺らしているかのように、川の水が揺らめいていて溢れ出しそうな画。

割れた地面が心臓の鼓動のように一定のリズムで隆盛と沈降を繰り返している画。

神社の石灯籠が倒れて粉砕する様子とそれを見て立ちすくむ人々の画。

どうなるのでしょう、と思うしかない。
私も立ちすくむしかない。
何か出来ることは、あるのでしょうか。

あるのでしょうか。

こんな中でも普通におせちを食べ、普通に風呂に入り、普通に寝て、普通に笑っている。

それは別に悪いことではないのですが、自分の中の、そのちぐはぐさを見つめています。
見つめているだけ。

それだけ。

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