なんか書く2

夜を歩いた。寒い。半袖じゃ寒い。長袖をくれ。
満たされた。寒い。裸じゃ寒い。毛布をくれ。
冗談を言った。寒い。薄ら寒い。隠れさせてくれ。

昨日今日と寝て過ごした。本当にベッドの上で40時間くらい過ごした。寝て過ごしたと言っても40時間のうち20時間くらいは目を開けているわけで、何かをしなくてはならない。その間中、ゲームの画面上でサッカーボールを蹴り散らかした。こんなにずっと同じことをしているのに全然相手に勝てない。前回のワールドカップの年から始めたから気付けば5年近く経っている。5年やっても一向に上手くならない。ボールを蹴り繋げる快感だけのために指を動かしている。乗り換え前のスマホを未だにゲームのためだけに使っていて、30分もゲームをすると充電0になる。酷使してたまに腹が立って放り投げたりするのによく持ち堪えてくれている。
部屋をゴミで散らかして、喉が渇いたらファンタオレンジを飲む。飯も食わず、腹が減ったら土産物のクッキーとかそんなものをつまむ。ブルーライトに眼が侵されてあまり眠りの質が良くない。時間が湯水のようにじゃぶじゃぶと流れていく。でも、こうしていないと生きていけない。世間に見せる自分の皮と、自分の中身とをチューニングして重ね合わせるために必要な時間。という言い訳をしてひたすらにダラつく。時間なんていくらあっても足りないし、いくらあっても同じ。会社の同僚の人が「1日48時間ほしい、足りない」と言っていたけど、おれは1日48時間あれば48時間のあいだずっと球を蹴っているだろう。そして旧いスマホの画面はひたすらに熱くなって、寿命を急速に縮めるだろう。

Netflixで「LIGHT HOUSE」という番組を観た。二人でひたすら話すだけの番組なのだけど、とても暗くてとても面白い。暗いって結構面白いんだと思ったけど、暗いから面白いんじゃなくて、「本当のこと」を言っているから面白いんでしょうな。本心で何かを言うってリスクだから、そんなリスクを取って話してくれているわけだから、自分の身を削り出して言葉にしてくれているわけだから、血と肉が流れているわけでそれは面白い。おれもその様子を観ていて血と肉が溢れ出した。

明日は早く起きなきゃいけない。なのに、今は夜中1時56分だ。昼間寝てたから多分寝られない。さっきカフェインの入っためちゃくちゃ美味いジュースも飲んじまった。

こんなことばかりしている。学生時代からこんな生活ばかり送っている。

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