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誤診が多いパーソナルカラー診断

パーソナルカラー診断の資格をとることになったきかけは、誤診である。

ライターの友人が「パーソナルカラーで服を選ぶようになって、出会う人が変わった。いい仕事がもらえるようになった。」といって、猛烈に進めるので、そのオススメの診断士のところに行って、パーソナルカラー診断をしてもらった。

結果は「オータム」。オータムに似合うのは、イエローベースで、明度と彩度が両方低い色群。秋の実りの色群(↓)。

パーソナルカラーの4色群

その後ブルーベースの服は処分し、「オータム」色群の服を買って着ていた。

ところがである。フェイスラインがもたつく、清潔感がない(今思うと黄ぐすんでいた)と思うようになり、妹にも「ウィンターじゃない?」といわれるので、別の診断士に診断してもらおうかと思ったけど、別の診断士に今度は「ウィンター」だなんていわれたら、「どっちなんだー、多数決をとろう!」となって、さらに別の人に診てもらおう、ということになる。

いくたびに4万前後払うなんて、ありえないので、いっそ、自分で診断できるようになりたいと思い、カラーアナリスト養成講座に行った。

その学校の3人の講師にパーソナルカラー診断をしてもらって、結果は3人すべて「ウィンター」だった。

ちなみに、一番苦手な色が「オータム」だった。

一番苦手な色群をパーソナルカラーだといわれたから、おかしいと気づき、色の勉強をすることになったので、今となっては感謝すらしているが、それにしても、「オータム」仕様の、つや消しゴールド色の、アクセサリ、時計、かばんを買って、随分、お金をつかったので、ものすごくショックだったし、くやしかった。

もちろん、診断士には言ったが、逆キレされ、お金は返って来なかった。

誤診された話は、多数きく。そこで、何がいいたいかというと、素人だからなどということは気にせず、自分自身の「なんかおかしい」という感覚を、スルーせずに、大事にしてほしいのです。また、私の場合、妹が「ウィンターじゃないの?」と言っていたので、何十年も見ている家族の目は、あなどれないということも、いいたいのです。

パーソナルカラー診断士の中には、3日間の講座をうけて、すぐに開業している人もいます。それより、自分が何十年も、毎日鏡で見てきた、その感覚に自信をもって、「なんかおかしい」と思ったら、「ちがうんじゃないの?」と、診断士にぶつけてみてください。

ちなみに、私がいった学校は、補講制度があって、講座終了後も、4時間2000円で何度でも補講が受けられるので、開業しながら100%になるまで、もう何年も補講に通っている人もいた。それだけ、100%は難しいともいえるのかもしれないが、誤診の原因は、おそらく、その人がもってる雰囲気に引きずられることによるものだと思われる。

ドレープをあてて、じーっとみてると、ドレープの色がその人の雰囲気とあっている場合、なんとなく、似あっているように見えてくる。スクールで受講生同士お互いに診断しあっているときに、髪を明るい茶色に染めて、ふわっとした雰囲気の人は、「スプリング」とよく誤診されていた。

雰囲気、髪の色、メイクに引きずられないように、バシバシドレープをめくって、どんどん診ていかないと、ドレープをあててじーっと見ていると、まちがってしまう。

パーソナルカラー診断は、ドレープをバシバシめくって、「ドレープを変えた瞬間」の具体的な、明らかな変化を見て、判断するものだと思う。

・顔色は明るくなったか
・肌につやがでたか
・健康的な肌色か
・黄ぐすみしていないか
・影ができてないか
・シミ・そばかすは目立つか
・ほうれい線は目立つか
・ほおぼねの位置が上がったか
・顔は立体的に見えるか
・フェイスラインがもたついてないか
・鼻筋は通ったか
・首とドレープに分断感がないか
・ドレープだけ前に出てないか

4つの色群の中で、どれが似合うか、「相対的」に判断するものなんじゃないだろうか。じーっとみていると、他の色群と相対的に診て判断するということができなくなる。だから、手をとめないで、ドレープはバシバシ!めくっていかなくちゃいけない。

ブルーベースの人に、イエローベースの色をあてると、フェイルラインがもたつき、大顔になるし、黄ぐすみして、清潔感がないという、明らかな現象として、現れるのである。

ブルベースの人に、ブルーベースの色に変えた瞬間、フェイスラインがすっきりして、小顔になり、鼻すじが通る。黄ぐすみが失せて、透明感や清潔感も出てくる。黒目がきらんと光る現象も見られます。

だから、「似合う」とは、なんとなく似合うではなく、具体的に、はっきりした形で現れるものだと思うのです。

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