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『アメトーーク!』の「こち亀芸人!!」を語る

 私は10年間ほぼ毎週『アメトーーク!』を見続けています。なので、ちょっとここらで感想を書いてみてもいいんじゃないかな。そんなことをふと思い立ち、感想や気づきを書いてみました。「『アメトーーク!』視聴 10周年記念特別寄稿」ということにしておきましょう。

 今回取り上げるのは「こち亀芸人!!」です。この放送を見て改めて、お笑い芸人のもつプレゼン能力の高さに驚きました。「好きなこと」の魅力をこれほどまで相手に伝えることができるのは本当にすごい技術であるなあと感心したほどです。

   彼らの人を惹きつける話術は、自分がなにか文章を書くときに応用できるのではないか。そう思い、今回じっくりと観察してみることにしたのです。それでは、『アメトーーク!』の魅力をたっぷり語らせてもらいますね。

『アメトーーク!』「こち亀芸人!!」放送日:2019.9.6

●出演者
蛍原徹(雨上がり決死隊)、ひるちゃん(インポッシブル)、小宮浩信(三四郎)、
仲嶺巧(三日月マンハッタン)、ケンドーコバヤシ、塙宣之(ナイツ)、バカリズム、川島明(麒麟)、山内健司(かまいたち)、(仮)バラシ→濱家隆一(かまいたち)


●ゲスト
ベッキー、東野幸治

概要

 40年間にわたって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。通称『こち亀』。この『こち亀』を愛して止まない8人の芸人たちが、『アメトーーク!』の場を借りて、『こち亀』の魅力を熱く語り尽くす番組である。

感想

 ぜひとも続編をやってほしいと思ったほど面白かった。時間がすぐに経ったように感じたなあ。さすが200巻というボリューム。話すネタに困ることなど一切なかった。だからずっと面白い。

 これはもう「こち亀芸人」を定期的にやっていってもクオリティは下がらないんじゃないかって思ったほどだ。わがままを言うと、もっと作者である秋本先生の裏話やこち亀制作秘話などを喋って欲しかったなあって。なので、その話は続編でしてくれることに期待して待っておこう。この放送を観た人は、『こち亀』を読みたい欲が急上昇すること間違いなしだ。

芸人の巧みな喋りから学んだこと

 芸人が好きな漫画の魅力を面白おかしく視聴者に伝える。この芸人の話術や着眼点がとんでもなく上手いので、めちゃくちゃ参考になる。今回で言えば、バカリズムと麒麟の川島の喋りの上手さは群を抜いて素晴らしかった。

 バカリズムは、芸人の仕事に置き換えて秋本さんの仕事ぶりの凄さを面白く説明し、笑いを取った。そして麒麟の川島は『こち亀』の中でも個人的に好きだという回をみんなにプレゼンし、あのいい声を上手く用いて『こち亀』の世界へと没入させることに成功していた。いや、ほんとこの2人のトーク力は素晴らしい。彼らの話を聞くと、その話読んでみようかなと思ってしまう。そんな力があるのだ。

 私も彼らを見習おう。感想を書くときに私もあそこまで人を惹きつけられたらいいなあと憧れる。もっと頑張ってみよう。芸人から学べることはいっぱいある。たまには、こうして『アメトーーク!』を見て芸人を観察した感想を書いてみることにしようか。


おすすめの場面

 三日月マンハッタン仲嶺による「こち亀でやってます。」のギャグ?はめちゃくちゃ面白かった。麒麟の川島も言っていたけど、「渡部の明太マヨ」のシステムとまんま一緒じゃん!笑 


 これぐらいなんでもネタにできる『こち亀』の話の幅広さが凄すぎて驚きを通り越して笑いしかでてこない。まるで検索したかのように的確にエピソードの内容を要約して面白く返すことができる三日月マンハッタンの仲嶺にもびっくりだ。あの芸は今後も使っていけるんじゃないかな。かなり貴重な才能だ。ケンコバが言っていた通り「明太マヨより難易度がかなり高い」ネタである。

 本気でこち亀のことを好きなんだなということが彼から伝わってくるのもなんかいい。三日月マンハッタンの仲嶺には、ぜひ「こち亀芸人」としてブレイクしていってほしいな。

 また、インポッシブルのひるちゃんによる「全200巻の表紙全ての両さんの顔マネができる」という特技も凄かった。「1~200の中から好きな数字を言ってくれたら」とゲストに振り、全てに成功するひるちゃん。めっちゃすごい特技じゃないか!

   顔も1番両津勘吉に似ており、モノマネのクオリティも高いのでそのままネタにできるんじゃないかと思ってしまった。これはきっと努力で勝ち取った才能だな。ここまでできたら、めちゃくちゃ面白くなるものなのだな。

おわりに

 「スラムダンク芸人」や「ジョジョの奇妙な冒険」などの回が収録されているDVDを借りてきて、感想を書いてみようかな。『アメトーーク!』のマンガ回に特化して感想を書いていくのは面白いなと思っている。自分がマンガの魅力を誰かに伝えるときに参考になると思うし、ちょっとチャレンジしてみようかな。
 

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