ハイビームを使いましょう
【はじめに】
夜間の事故を減らす切り札として警察庁は捉えています。
自動車対歩行者の事故のうち、夜間自動車直進中でロービーム点灯という分母のなかで、ハイビームにしただけでなんと56%もの事故回避可能性があったと試算しています。
出典:ハイビームの上手な活用で夜間の歩行者事故防止 警察庁
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/highbeam.html
【名称と用途】
ハイビーム→走行用前照灯
ロービーム→すれ違い前照灯
です。
通常はハイビームを使い、すれ違いなどの幻惑の恐れがある場合のみロービームを使うのが想定している用途です。
【一般的な使われ方】
基本的にはロービームで走行し、ハイビームはほとんど使われません。
今年はロードレイジが問題になりましたが、ハイビームでの走行を巡っても交通トラブルに発展する恐れがあります。
前方に車が居ないという交通環境はレアなので、ハイビームの存在を忘れてしまう人は多いです。
【交通教則改正】
基本ハイビームだということを強調するようになりました。
詳しくは上記の警察庁のページを見てください。
【オートマチックハイビーム】
前方の状況をモニタリングして、ハイビームにして問題無い状況で、自動的にハイビームに切り替える装置です。
CMで各メーカーがアピールしているサポカーにも含まれています。
サポカーについてはこちら
ちなみに暗くなると自動でライトを点けるオートライト(ハイ/ロービーム切り替えは手動)は義務化が決定しています。
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オートライト義務化
周囲の明るさが一定以下になった時に自動で点灯する装置の義務化。
2020年4月8日以降の新型車と、2021年10月8日以降に生産される車。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000220.html
そのうちオートマチックハイビームも義務化されると思います。
冒頭の警察庁の公表はその世論づくりを目的にしている節があります。
【あとがき】
歩行者はハイビームで眩しいと思うかもしれませんが、事故るよりはマシです。
前方の視界確保は安全運転の基本なので、ハイビームの存在を忘れないようにしてください。
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