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ワーホリ体験記・その②。アラブの兄ちゃんに付き合ってくれなきゃ死ぬと言われる。

パリの république そばのユースホステルで出会った和食料理人のO氏。
彼は18歳からフランスに来てビザを取り、仕事をしてきたそうだ。もう仕事は引退していて、フィリピン人の奥さんとは離婚し、息子が一人いるそう。新しい住まいを探し中だ。

初め、少し話しかけてみたら、ちょっとぶっきらぼうだったけど、徐々に打ち解けてくれて、可愛がってもらった。


パリに着いてから2日目、さっそくO氏が電話買うならここがいいぞと安い携帯電話を買えるお店に連れて行ってくれた。
ありがたすぎる。
そのお店で、通話とテキストだけできるシンプルなケータイを 20€ で購入できた。とりあえずプリペイドのシムカードも買う。

すぐにシムカードをプリペイドから、月 2 €で 2 時間の通話とテキストが送り放題の free という会社に変えた。
ネットは当時使えなかったけど、現在は同じ料金で、制限あるけどネットが使える。このプラン最高すぎる。

しかし、このケータイ電話がきっかけで私は変なアラブ人と関わってしまう・・・


その話の前に、
宿泊していたユースホステルを日本で事前にネット上で予約していた。
とりあえず、3日間予約しておいて、パリについてからそれ以降の宿を決めようと思った。
なぜかというと、ネットだけの情報でパリのどこに住むかが決められなかったからだ。
仮住まいといえども、やっぱり自分の目で見て決めたい。

3日間予約したので、退去は明日だと思っていたのだけど、
携帯電話を買ってユースホステルに帰ってみると、
私のベッドが綺麗に掃除されていて、荷物が端に置いてある。

ががーん!
急いで受付に確認しにいったら、
私は 2 泊 3 日で予約していた。3泊じゃなかったのだ・・・

私、おバカすぎるゼ。

慌ててネットで今晩泊まれる宿を調べた。
やっとの思いでパリの北の方に50€で泊まれるホテルを見つけた。

ちょっと高いけど仕方がない。

同時に違う問題が勃発した。

私のクレジットカードが、海外引き落としに対応していなかったのだ!!!

O氏に相談して、一緒に引き出しに付き合ってもらったのだが、
どうしても引き出せない・・
確か、日本で銀行に海外で使えますか?と確認したのけど・・

銀行にスカイプで電話したりと、色々苦労して、
ようやく海外での現金の引き出しは、ちゃんと手続きがいることが判明して諦めがついた。
私のクレジットカードは海外で使えるが、現金引き出しはまた別なのだ。

事前の調べが甘すぎた・・・。
ショックが重なる。

私は現金は 5 万円分しか持ってきてなかったにも関わらず、
簡単に銀行から引き出せるとばかり思っていたので、普通に現金をユースホステルや交通費にどんどん使っていた。

こうして、
パリで仕事が決まるまで、クレジットカード生活で行くことになった。

幸運なことに、フランスは日本よりもカード社会なので、
スーパーでもどこでもクレジットカードがあれば不便はない。

ただ、パン屋さんやマルシェなどで、小さい金額の買い物はカードではできない。

ホテル問題と、お金の問題で色々パ二クってしまったけど、
O氏がいてくれて、精神的にめちゃくちゃ助けられた。

元気出しな。と、
O氏はおいしいフォーが食べられるお店に連れて行ってくれた。
地元の人しか来ないフォーが食べられるレストランと、食後のコーヒーを私一人じゃ行けないような穴場なおっさんが溜まるカフェでご馳走になった。
親切な気持ちが本当にありがたかった。

気を取り直して、ケータイ電話を買ったお店に電話の使い方を聞きに向かった。
お店のアラブ系の兄ちゃんが、ケータイ電話の使い方わからなかったら僕に聞きに来いって言ってくれたので、
さっそく行ってみたのだ。

これが私の後悔した行動その②だ。(その①は知らないおっさんのキス)

2回目のお店訪問は、O氏とではなく私一人だったので、アラブ人の兄ちゃんは使い方を教えてくれたけど、そのあとで猛烈にスキスキアピールをしてきた。

ががーん

そんなつもりじゃなかったから、
ごめんねと言ってお店を出ようとしたら、
ケータイ電話を買ったときに私のパスポートのコピーを渡していたから、
それを出して嫌ならこれを悪用してやる。みたいなことを言ってきた!

がががーん!!!

よく考えれば、ただの苦し紛れの脅し文句だっただけなのに、
次回デートをするって約束してしまった。

今考えると、なぜそんな誘いに乗ってしまったのかというと、
そのお兄ちゃんがどうしても悪い人には見えず、
可哀そうな人だなと同情してしまったからだ。

同情は本当に良くない。
そのアラブの兄ちゃんが指定してきた中華レストランに行くと、
兄ちゃんは、私と付き合ってくれないと死ぬ。まで言い出した。
そしてナイフで腕に私の名前を刻んでやる!と言い出して泣き出した。

本当にヤバい奴だなって気づいた私は、本当にごめん。と謝って外に出た。

彼は私の電話番号を知っていたから、その後も毎日メッセージと電話が入ってくる。

オーマイガー・・・

自分の浅はかな行動を激しく後悔した。

そんな中、同時進行でワーホリ期間お世話になる家を探していた。

パリ14区にアメリカ系のフランス人が住んでいる一軒家の一部屋を貸してくれるアナウンスが出ていた。
見学に行ってみると、マダム1人とその息子(当時32歳くらい)が住んでいた。
その息子のナタナエルさんは日本に留学経験があり、日本語が少し話せた。

そのお家もめちゃくちゃ素敵で、庭付きだし、ピアノもあるし、綺麗だし、なによりナタナエルさんが優しくて信頼できそうだったので、ここに決めた。
家賃は確か、月580€だった。

家を決めるまでは、一泊20€程の女性限定のドミトリーに泊まっていた。
そのドミトリーではいろんな日本人の旅行者と出会って、すごく楽しかった。

4月2日にパリに着いて、ナタナエルさんの家に引っ越したのは16日だった。
それまでにいろんなことがありすぎた。

アラブの兄ちゃんのことはずっと無視していたが、
電話やメッセージが頻繁に来ていて、それをナタナエルさんに相談したら、
君はもう28歳にもなるのにそんなことも対処できないのか!と怒り心頭で、アラブ兄ちゃんにビシッともうかけてくるなと言ってくれた。
ナタナエルさんは厳しくて優しいのだ。

電話番号もしっかり変えて、
アラブの兄ちゃんとはきれいさっぱりお別れした。

良い学びになったな・・(遠い目)

同じころに、胸キュンな出会いもあった。
次回は、胸キュンな出会いをしたお話。

つづく

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