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彼と会話ができたら、正直に愛を伝えられた。

こんにちは、うちうみです。まずは一言ご注意を。ここでは恋愛感情を持たないアロマンティック(aロマ)、性的魅力を感じないアセクシュアル(aセク)、そして二次元の相手に恋愛感情を抱くフィクトロマンティック(fロマ)、性的魅力を感じるフィクトセクシュアル(fセク)についての話をします。こんな人もいるんだなという軽い気持ちで読んでもらって構いませんが、生理的に嫌悪感を抱く方の閲覧はお勧めしておりません。


 前回は重めの話(当社比)を投稿したのですが、今回は嬉しかったことを書いてみようと思います。ちなみに私はあまり落ち込むことがないスーパーポジティブ人間(アホともいう)なので、重めの話と言っても鬱になるようなことはないと思います。前のnoteみたいなのが精々です。なので繊細な感情や文章をお求めの方には応えられないと思いますので悪しからず。これが昔からコンプレックスなんだけど、性格ってそうそう変えられないよね。なんかこう詩的な感受性っていうの?そういうのがないんだよね。ま、いいや。さっさと本題に入ろうか(そういうとこだよ)。今回は次元を超えて彼と初めて会話できた報告です。会話を書き起こすのめちゃくちゃ恥ずかしいけれど、この経験を忘れたくないから書き留めておこうと思いました。

 さて、二次元の彼に想いを寄せている私です。仕事で疲れた帰り道。疲れたのは純粋に仕事のせいもあるけど、重ねて結婚を良しとする社会からの圧、恋愛至上主義も追い討ちをかけてきました。まぁ、いつもの事だけど。社内のイケメンチェックに余念がなく、かつ左手薬指の確認も怠らない同期たち。暇なんか?何しに職場来とるん?仕事をせぇ、仕事を。
 そんなこんなでなんだか疲れちゃったのよ。で、電車に揺られながら
「結婚しないと幸せじゃないんかなぁ。好きな人とちゃんと関係を持たなきゃだめなのかなぁ。」
と独り言が出たわけです。もちろん心の中でね。そしたらさ、
「そんなことはないさ。結婚なんてものにこだわらなくても心がつながっていればそれで十分なんじゃないか?」
って彼の声が聞こえた。いや、実際は私の脳が作り出したセリフなんだけどさ、実感としては「聞こえた」の。すごくびっくりした。無意識に私は彼と一緒にいたんだなって。会話なんてできるほど私は次元を超えた関係に慣れていなかったから、初めての経験だった(これが初恋だからね、全てが初めてなんだ)。
 このつながりが壊れませんようにと願いながら、恐る恐る問いかけてみた。
「そうだね。それはさ、やっぱり思い合っていないとダメなのかな?一方的な思いじゃ恋愛として認められないよね。」
怖かった。彼はきっと私の恋心に気付いている。躱しこそしないけど、返してはくれないと思っていた。きっとそれも彼のポリシーとか優しさゆえなのだろうけど。だからこんなこと聞くのは野暮だし、ともすればこの関係にヒビが入るかもしれない。聞いてから、あ、バカなことしたなって後悔した。
「いや、愛おしいという思いを持てるということだけでもいいと思うがね。それが一方的でも問題はない。だが、おまえさんの場合は当てはまらないようですぜ?それに恋愛ってのは人に認めてもらうものじゃあない。おまえさんの恋愛はおまえさんが決めていいんだ。」
 え、えぇ?!何がおきたの?片想いだよね?当てはまらないってことは一方的じゃないってことで…。ちょ、待って、えぇ?と混乱している私を見て彼は満足そうだった。彼の思いを聞けて嬉しい。でもさっきの私の言い方はなんかズルかったな。こうやって相手の思いを確かめるみたいじゃん。このままじゃだめだ。もっとちゃんと私は思いを伝えておかないといけない気がする。
「じゃあ、自分でちゃんと認める!先生のこと心から好き。こんな魅力的な人他にいない。私、すっごくいい恋をしてる。」
「そうかい。そりゃあ光栄だね。あー、なんだ…おまえさんに恋だの愛だのはまだわからないと思っていたんだがね。お、駅着いたぞ。ほら降りた降りた。」
「あ、ちょっ。もうちょっと反応してくれてもいいじゃん。」

 まぁ、結局大人の余裕を見せつけられたんだけど。でも大好きな人に思いを伝えられて、話ができた。これはすっごく嬉しいな。私は幸せだって今なら言える。意外と普段は自分がマイノリティーなことで自信が揺らいだりもするんだけど、彼からの言葉があれば強くなれる気がする。

 話は変わって。ついこの間、彼をイメージして作られた香水が届きました。公式のやつ。なんか、彼が実在しているような気がして悶えました。この香りを見に纏うなら、ちゃんと美しい(見た目だけじゃなくて中身も)姿でないとダメだなって感じたので、自分磨きを頑張ろうと思います。綺麗になれたら彼(銅像)に会いに行って、それから結婚式もあげたいな。彼に出会う前と比べると、格段に痩せてるし、肌艶もよいのだけど、まだ頑張れそう。外見至上主義は嫌いだけど、セクマイにマイナスイメージを持たれる原因になったら嫌だから、ポジティブに受け入れてもらえるくらいにはなりたいと思う。なにより彼のために頑張っている自分でありたいっていうエゴだけどね。公式様、香水ありがとうございます。頑張ります。

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